安倍首相の帰国後に衆議院があるかどうかは最終決定される見込みらしい。

 

しかし、「伝家の宝刀」と言われる内閣総理大臣の「解散権」については、憲法上には明記されておらず慣習によるところが多い。

 

これをめぐって、以下3点が気になったので、書きました。

 

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【またしても垣間見える忖度のシステム】

 

今日(9月20日)の時事通信社のニュースによると、複数の自民党関係者が衆議院の解散は28日の開催冒頭に行い安倍首相の所信表明演説も行わないというプランらしい。

 

支持率の推移については、森友・加計問題のために、国会を開催すると支持率が落ち、閉会中は北朝鮮のミサイルとJアラートもあり、支持率があがるという見方をしている。

 

大義なき解散との批判もあるなかで、やはり森友・加計問題を追及されると支持率がさがることを最も懸念していると思える。

 

 

こうして、所信表明演説も行わない理由もあきらかに思える。

 

所信表明演説を行えば、先の国会で支持率が30%まで落ち込んだ時と同じ状況になりかねないからだ。

 

 

国民から見れば姑息とも思える知恵を「忖度」して出すのは、内閣官房なのだろうか?

 

 

また安倍首相が矢面に立ってしまい、何かの間違いで「こんな人たちに負けるわけにはいかない」という発言が出てしまったりでもすれば、せっかくの解散総選挙の時局の追い風も無駄になりかねないと考えたのだろうか。

 

 

 

【二階氏の森友・加計は「小さな問題」発言は、東日本大震災が東北でよかったという発言と同じではないか】

 

 

自民党の二階幹事長は会見で、主要野党からの「森友・加計の疑惑隠しだ」と批判していることについて会見で見解を問われ、「野党がおっしゃるのは自由だ。われわれはそんな小さなというか、そういう問題を隠したりすることは考えていない」と反論している。

 

 

しかし、この発言は一歩間違えば「東日本大震災が東北でよかった」と発言し辞任に追い込まれた今村元復興大臣の発言と同質の発言ととられかねないレベルのものである。

 

 

どうして、マスコミはもっとこの点をたたかないのか不思議である。

 

 

国民は税金が正しく使われているか、不正がなかったかと知りたいので森友・加計問題に関心があるのである。

 

 

そして安倍首相の「丁寧な説明」がなされていないと大多数の国民が感じている。

 

 

つまり「森友・加計の疑惑隠し」は厳として今も存在するし、安倍首相の「丁寧な説明」が今度こそ国会で聞けるだろうと期待した支持者をも裏切るものなのである。

 

 

二階氏はつい本音が出てしまったのだろうか。森友・加計問題を「小さな」ととらえ、一方でミサイルに目映りした忘れっぽい国民が国会を開くことで思い出さないように、安倍首相には話もさせず解散という猿知恵なのだ。

 

 

ただ、そんな中で自民党内でも石破茂氏や河野洋平氏などが衆議院の冒頭解散について批判されているところに救いがあるかもしれない。

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【菅野完氏のツイッター凍結前のツイート内容】

 

そんな中で森友問題のスクープから有名になった菅野完氏のツイッターがこのタイミングで凍結された。

 

ツイッターの凍結には段階がある場合とない場合があるが、菅野完氏のツイッターについては、いきなりの一発永久凍結である。

 

菅野氏の最後のころと思われるツイートは、いかであるが、「野党は臨時国会冒頭に、内閣不信任案を提出すればよいのではないか。」と盲点を突いたと思える内容である。

 


 

 

なお、菅野氏のツイッターアカウントについては、正論をいっても凍結解除は難しいのではないかと思える。

 

10年間このアカウントだけでツイートしていたそうで、フォロアーが6万人を超えているが、ツイッター社のこうした動きはそこだけをとると別に不思議ではない。

 

特定の個人を誹謗・中傷することは、ほとんどのSNSで禁じているが、表現として度を越したものがあるのかないのか、詳しくはわからないが、菅野氏が主張するように、よりひどいツイートをしているアカウントは無数にあるだろう。

 

個人的には、先日話題になった慶応大学の金子教授のツイートのほうがヤバいと思えるのだが、金子教授も丁寧な表現を心掛けたほうがいいかもしれない。

 

ツイッターには違反報告をする機能があるので、多数の人が結託して違反報告をすると凍結されるリスクは高まる。

 

僕はそうしたことがあったのではないかと考えているのだが、タイミングとしてはたまたまというには、あまりにも絶妙である。

 

 

 

【最後に】

 

お読みいただいた通り、僕は今の政権に対しては失望しています。

 

安倍首相の丁寧な説明はなされず、籠池氏も国策逮捕とも思え、昭恵夫人と加計理事長は証人喚問されず、内閣官房の方たちの答弁も納得できるものではありませんでした。

 

したがって、僕は現政権を支持する方にとっても、そうでない方にとっても、やっと開かれる国会に注目していたので、解散なさると聞いて失望なさったに違いないと考えています。

 

選挙で国民の審判を得るにしても、国会で可能な議論を尽くしてからでなければ判断材料が少ない状態となります。

 

北朝鮮のミサイルの脅威を考えただけでも解散はあり得ないのに、トランプ大統領の来日とか小池ファーストがどうだとか、民進党が弱いところを突けるとか、あまりにあからさまな政治上の打算を見せつけられると、気持ちも離れてしまうと思います。

 

 

20170920 by okkochaan