山尾志桜里氏が昨夜、民進党を離党したという。

 

原因は7日の文春の倉持弁護士とのW不倫疑惑報道にある。

 

この山尾氏の判断が正しかったのかどうか、それは今判断すべきことではなく、今後の山尾氏が政治家として何をしていくかということを見ていきたいと思う。

 

ただ、この一連の事件や最近多い不倫疑惑とか議員の不祥事については、政策など本筋でないことであるにしても、国民の不信をあおることは間違いないので、出来れば避けたいところだろう。

 

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【いさぎよすぎないか?】

 

報道によると山尾氏は、7日午後8時過ぎに国会内で大島幹事長に離党届を提出し、会見を行ったとのことである。

 

ただ会見といっても、用意した原稿を読み上げただけで、記者からの質問には一切答えず、党内からは早速、「誠実でない。男女の関係はないと全面否定するのならば、なぜ質問を受けつけて説明をしないのか」だとか、「最悪の対応だ。今後どうやって安倍政権に説明責任を求めるのか」といった強い批判の声が続々とあがっている。-ヤフーニュース- とのことである。

 

 

離党届は大島幹事長に提出したので前原代表と、しっかりした話はなかったように思われる。

 

 

それは、7日の夕方に党本部を出る際には「私が今申し上げることは、全て大島敦幹事長に対応は任せた。以上だ」と語るだけだったということからも明らかである。

 

 

報道は衆院補欠選挙への悪影響を懸念してとも伝えているが、議員辞職については一切コメントしていない。

 

 

【エリート故の打たれ弱さ】

 

山尾氏はガソリン代など会計報告上の問題が指摘された時の対応もそうだが、自分が攻撃されたときに打たれ弱すぎるのではないだろうか。

 

今回のコメント拒否については、「今何を話してもしかたがない」という判断はあったにせよ、出来れば記者をちょっとうならせるようなコメントがあればという思いが僕にはある。

 

これだけをとれば、【他人の非をたたく時だけ威勢が良くて、逆の立場になるともろい】という事にならないだろうか。

 

これは、あの豊田議員が暴言をスクープされたあと、精神状態がおかしくなり入院していたことと符合する。

 

山尾氏も豊田議員もともにエリートで挫折した経験がないことが、最大の問題ではないだろうか。

 

 

挫折したことがなければ、人間の弱さもわからない。それは国民の痛みもわからないのと同義である。

 

だが、美人で勉強や劇団活動などでいつも周囲の注目を集め、ちやほやされ、それが国会での質問までずっと一直線だった順風満帆の人生が、初めて挫折した。

 

皮肉なことに、「保育園落ちた、日本死ね」の追求も週刊誌の記事から安倍首相を国会で追及したわけだが、同じく週刊誌でスクープされてしまった。

 

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【二大政党は絶望か】

 

山尾氏は政治家になり、二大政党制を目指していたと言われている。

 

しかし安倍一強となり、いまやかつての民主党の影もない状態に落ち込んでいる。

 

さらに悪いことに、内部がまとまらず、あたかも烏合の衆のように外からは見えてしまう。

 

はっきり言って、民進党を立て直すよりも、新たな政党を立ち上げた方が政権に近いかもしれないというレベルであり、現に日本ファーストの会が目指している。

 

代表選の時から、民進党は解体するのではという意見もあったけれども、過去の栄光や歴史を背負い込んでも、一円にもならないし、むしろ断捨離で捨て去った方がいいのかも知れないと思う。

 

山尾氏は、2大政党として民進党を伸ばし現政権の暴走を止めるという使命感をどれほどもっているのだろうか。

 

幹事長になったのならば民進党で頑張り、不倫疑惑で外されたから民進党を見切ったのだとしれば、山尾氏の政治信念は薄っぺらいものだとされても仕方がないのではないだろうか。

 

僕が思うに、たとえ100歩譲って不倫があったとしても、日本を生まれてよかったとか、子供を育てやすい国にするとかに比べれば、小さな問題としか思えないのである。

 

 

【最後に】

 

今回の山尾氏の報道に際し、前原氏は「そんな人ではないと思う」と発言されている。

 

僕は民進党員でもないし、代表選ではむしろ枝野氏になって欲しいと考えていた。

 

その違いは、枝野氏の方が政策が明確で野党としての骨が一本入っているからである。

 

つまり与党に対抗する政策を国民に対し、クリアに提示できるからである。

 

だから前原氏も党内をまとめるのが第一義であるための妥協もあるのだとは思うけれども、その点でのテクニシャンに落ちてしまわないように願うばかりである。

 

山尾氏の政治信条は共感するものが多いために、今回の事件は残念でならない。

 

しかし、民進党を見切ったのであれば、しっかりと与党と対立する主張ができる形を一日も早く作って欲しいと願っている。

 

 

20170908 by okkochaan