生ゴミ処理を手作りの処理機でベランダに設置する方法
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僕が、生ゴミ処理を手作りの処理機でベランダに設置した方法をご紹介します。

 

これを設置してから、生ゴミ処理がすごく楽になりました。

 

かなり具体的かつオリジナルな方法だと自負しています。

 

生ゴミを自宅で処理する意味

 

僕は基本、生ゴミは捨てずに自宅のベランダで処理し肥料として利用しています。

 

なぜそうしているか?

 

単純にもったいないと感じているからだし、生ゴミの成分は、ほとんどは水分なので、そのまま捨てると重くなります。

 

しかし、わざわざ水きりするためのバケツにいれるのもバカバカしいし、そうするともう一度その生ゴミを回収する作業があって、匂いもするだろうしあまり愉快な状態ではないからです。

 

これは、極力手間を省いて一回で終わらすという僕の方針に相いれないのです。

 

ちょっと話がそれますが、僕は伐採した樹木や落葉をわざわざゴミ袋に入れて捨てることも理解できません。

 

樹木であれば、樹の根本に寄せておけばいいし、落葉であれば積み上げて置くだけで良いたい肥ができるからです。

 

それをわざわざゴミ袋に入れて、ゴミ回収車に持っていかせるのは、無駄というか損失だと考えています。

 

近頃は、男性でも家事をやる方が増えていると思いますが、僕なりに考え実践している方法を紹介しますので、そのままやってみてもいいし、改良の余地も多々ありそうなので、この記事から発展させた処理をするのもいいかなと思います。

 

もう一点、生ゴミを家で処理する利点をあげます。

 

それは、生ゴミの処理にかかる行政の費用も結構な額になっていることです。

 

つまり税金が生ゴミ処理に使われているわけで、各自治体は何とか生ごみ生ゴミ処理機に助成金を出したりしています。

 

生ゴミ処理を可燃ごみに出さず、自宅で処理することは、自分のためでもあり、行政のためでもあるのです。

 

さて、グーグルなどで生ゴミ処理を調べると、
生ゴミ処理の機械とかバイオ処理とかいろいろ出てきます。

 

僕の方法はこんなものは一切使いません。
お金もほとんど使いません。

 

僕の生ゴミ処理方法

前置きが長くなり、失礼いたしました。

 

では、僕が生ゴミをベランダで処理している方法をご紹介します。

 

先ず当初、最低用意したいものですが、なるべく頑丈な大きな容器を用意してください。

 

ちなみに僕の場合ですが、

一つは、ネコ用トイレで使わなくなったもの、
二つ目は大きな魚がはいっていた深い発泡スチロールの容器、
三つ目は、風呂用の大きな椅子を使いました。

 

三つ目のふろ用の大きな椅子は、逆さにしてよく見ると大きな植木鉢みたいになることに気づいて使っています。

 

ご覧の通り、生ゴミ処理のために購入したものは一つもありません。

 

始めは、一つだけでいいので、家の中を探してみてください。

 

衣装ケースなど大きさは最高ですが、土を入れると重いし、ある程度の期間使うには、ちょっと弱いかもしれません。

 

魚の水槽なんかもいいかもしれないです。

 

強度は問題ないですが、水はけの為に、下に穴をうまく開けなければならないのが難点かもしれません。

 

どうしてもなければ、大きくて深いプランターなどを購入するといいと思います。

 

次に、三角コーナーを三つ用意します。

 

ほとんどの家では三角コーナーを一つしか使ってませんが、これは時間と手間の大きなロスです。

 

三角コーナーは毎回必ず取り換えるようにし、直前に使ったものは軽く水洗いして、日光の当たるところに逆さにしておくだけで、信じられないぐらいきれいで衛生的なものになります。

 

100円ショップでいいので、中ぐらいの大きさで、
なるべく丈夫なものを選んでください。

 

それから、生ゴミ処理剤を購入します。これは、米ぬかでも構いませんが、500円ぐらいで生ゴミ処理剤といえばDIYの店とかで売っています。

 

生ゴミ処理剤はなくても処理はできるのですが、処理スピードの問題でベランダという限られた場所で生ゴミ処理をするにはぜひ使って欲しいものです。

 

一袋で結構もちます。

 

以上で準備完了です。

 

実際の処理作業

コーナの生ゴミを持ってベランダに向かいましょう。

 

この時、水が垂れるので、肉などを買ったときの発砲スチロールの入れ物をしいていくといいです。

 

処理容器は、下に水はけ用の穴をあけておきます。

 

そこに土を少し敷いて、三角コーナーのゴミを空けます。

 

なるべく左右どちらかに偏って捨てるといいです。

 

そこに、生ゴミ処理剤を振りかけをかけるようにかけて、その上に土をかぶせて完了です。

 

さらに処理を早めるために、板とかビニールとかいらない座布団とか、なんでもいいので、上に蓋をします。

 

そして三角コーナーは、逆さにして日光にあたるように干し、2番目の三角コーナーを台所に設置します。

 

次回はもちろん3番目、そして1番目に戻るので、使っていない三角コーナー2つは常に天日で干していることになります。

 

同様に処理容器もローテーションしていきます。

 

一つの容器で処理できるだけ処理するために、
例えば、左で処理→右で処理→真ん中で処理→左で処理、
といった感じで、処理できるまで処理します。

 

これ以上の処理は難しいとなれば、2番目の容器、3番目の処理容器とローテーションし、また1番目の容器に戻します。

 

なお、ある生ゴミの分解がむとたい肥になりますので、そのまま野菜を作ったり、花壇にしたりすることもできます。

 

土についてですが、なるべく栄養価の低い土の方ほうがいいです。

 

もし枯れた植物をそのままにした植木があれば、その土を使ってください。

 

この処理は一年中できますが、処理能力は微生物が活発に活動する夏が一番高く、冬が低いです。

 

生ゴミがたい肥になるための時間としては、夏が一カ月、冬場が三カ月といわれていますが、ベランダ処理の場合はもう少しかかるかもしれません。

 

あと、心配なのは、こうした生ゴミの処理は、あまり神経質な方には向いていないかもしれないという事です。

 

虫が苦手な人もだめかもしれません。

 

というのは、僕がやった時には、ゴキブリも出てくるし、尾っぽにハサミがあるような虫もうろつくし、夏だと、ウジが大量に発生して、土がモコモコ動いたりするからです。

 

ダンゴムシやゾウリムシは僕にはすごくかわいい虫ですが、嫌な人もいると思います。

 

でも家庭菜園をやってミミズと付き合ったり、芋虫と付き合ったりしている人は平気だと思います。

 

ミミズは生ゴミが大好きなので、ベランダだと普通はいないと思うので、どこかから取ってくるとさらにいいです。

 

実際に土を作る主役はミミズなのです。

 

ただ、いなくても、ダンゴムシとかゾウリムシがいればOKです。

 

あの屋久島の杉をつくったのは、ダンゴ虫であることはよく知られていますし、森を作るのは、昆虫や微生物なのです。

 

その事を思えば、苦手な虫を違った眼で見ることが出来るかもしれませんね。

 

虫がどうしてもの人は、一時休止もあり

とはいえ、実際ウジ虫で挫折する方もいるかもしれませんね。

 

ウジ虫が出ても排除することなく、そのまま継続でいいのですが、
どうしても苦手ならその時期だけ処理をしなくていいと思います。

 

この生ゴミ処理は完璧を目指す必要はありません。

 

虫がいやとか、処理機が追いつかないという場合も出てきます。

 

このあたりがベランダ処理の限界でもあるのです。

 

その場合は、無理にやることはありません。

 

処理した分だけでも、すでに成果はあるわけだし、たい肥になれば深い森にいるかのような良い香りがしてくるはずです。

 

ゴキブリについては、家の中で発見した場合はホウ酸が入ったエサで退治しているのですが、不思議なことに、この生ゴミ処理機が防波堤になっているのか、ゴキブリを家のなかで見ることが少なくなりました。

 

ゴキブリは外で生活する種のほうが多いし、家にくるゴキブリにしても、家は四階ですが、隣とかあるいは空中を飛んできたリするので、家でいくら退治しても完全に排除するのは難しいと考えています。

 

また、三角コーナーにゴミを入れたまま天日に干して小鳥に食べさせる処理も考えたのですが、そのままでは無理だし、臭いもでるので断念しました。

 

この方法は全くお勧めできません。

 

カラスだと散らかして近所から苦情がくるので、乾燥してから砕いてエサにするなど家庭向けの研究が必要だと思います。

 

こうして出来た土ですが、黒く栄養価の高い土、ナイル川の氾濫で運ばれてきた栄養価の高い黒土のような、さらさらときめ細かい、森の匂いがする土になります。

 

以上ですが、やってみると本当に簡単で楽しいので、特に家庭菜園とかガーデニングとかをやっている方は、是非、取り入れてみてください。

 

とにかく実践と行動をしながらの工夫が大事です。

 

また骨とか捨ててはいけないものはあるかとか疑問があると思います。

 

僕の結論は、土になるものはすべてOK、ということです。

 

鳥の骨とか土にならずに残ったりしますが、邪魔であれば骨になってから捨てればいいだけの話だと思うし、僕はとにかく生ゴミを分別したりする作業は絶対に避けたいし、簡単にできなければならないと考えています。

 

新巻鮭の大きな頭をそのまま埋めていたら完全に土になったことも確認しています。

 

また骨は植物の植え替えをする時にゴロ土の代わりに、植木鉢の一番下に入れておいてもいいですね。

 

こうして、資源の無駄を省き、高いゴミ処理機やゴミ袋を買うこともなく、重いゴミを運んだり、嫌な生ゴミの匂いを嗅いだりすることもない快適な生活を送ることが出来ます。

 

電気のゴミ処理機もいいかなと思うのですが、少し匂いがでるらしいし、そのため家の外に置くのですが、そうすると外にコンセントがなければ、窓を少し開けておかねばならないので、あきらめました。

 

僕のこの方法は、埋めたときに少しぐらい匂うことはありますが、
土が臭いを消してくれるので、近所から苦情が来たりすることもありません。

 

また生ゴミを埋めたあとは、すぐに忘れてしまうので、一回で完結します。この一回で完結するということは、重要だと思います。

 

是非、試しにやってみて、合理的なエコ生活をゲットしてくださいね。

 

20170128 by okkochaan
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