受動喫煙防止法案
チャッチャラチャ、チャーラー!

 

ヤフーニュースによりますと、外食大手「すかいらーくグループ」は12月から、東京都武蔵野市の本社オフィスを全面禁煙にすると同時に、社員に通勤途中の喫煙を禁じるそうです。

 

本社内は、あたかも病院のように敷地内は全面禁煙だが、通勤途中もあえて禁煙としたのは、抜け道をふさぐのが目的らしいです。

 

また勤務時間中にコンビニ前までいって煙草を吸うのも受動喫煙対策の見地からNGだそうです。

 

すかいらーくの社員には、朝、喫煙可能な喫茶店にいって、出勤前のまったりとした時間とコーヒーの香りを楽しみながら煙草を吸うという喫煙者にとっては何ものにも変え難い至福の時はもう存在しないのです。

 

【喫煙の問題は憲法改正の問題と似た面がある】

 

喫煙の問題を論じる時に、あなたは喫煙者なのかというチェックは入りそうなので、僕のことを先にいっておきます。

 

僕はうん十年間、1日30本以上は吸うというヘビースモーカーですが、今は禁煙中です。

 

喫煙については、あらゆる誓いも約束も意味がないと思いますが、今回の禁煙で本当に吸わなくなるかもしれません。

 

吸いたいとも思わないし、ニコチン脳になっているはずなのに、気味が悪いぐらい楽に禁煙が出来ているからです。

 

今は禁煙のおかげで健康も取り戻しつつあるのを実感し、いやー禁煙って本当にいいですねー(^-^)という状態です。

 

そして、今までの反動で、この頃とくに厳しい受動喫煙対策についても、うるさい人間になってやろうかなと思ったりもしますが、それも大人げないなとか、いろいろ思っているところなのです。

 

このように、喫煙に関しては、非喫煙者との関係があまりよろしくなくて、どちら側の人間かという事だけが重要事のようにおもえなくもありません。

 

ですが、僕はこの点では、マジになることを拒否します。

 

つまり、喫煙者の擁護も非喫煙者の立場から話をしたりも、どちらもしたくありません。

 

長く喫煙者であったために、正直に申しますと、受動喫煙の害については、一般の喫煙者と同レベルで理解が低いと感じています。

 

ただ、僕は喫煙者であった時も、周囲には非常に気を付けていました。

 

喫煙可能な場所で吸っているのに、時々、露骨に嫌な顔をなさる方がいらしたりして、僕自身が嫌な気持ちになりたくなかったからだし、非喫煙者が誤解なさっていると思いますが、喫煙者も他人のタバコの煙はほとんどの場合、嫌だと思います。

 

受動喫煙については、WHOはじめ、その害についてかなり指摘を受けています。

 

それは正しいのだと思いますが、僕にはどこかに、なぜ煙草はここまでいじめられなければならないのかという気持ちがあるようです。

 

例えば、焼き魚の焦げた皮は発がん物質を含むらしいですが、食べたからと言ってまず害はないそうです。

 

つまり、がんを発症させるには発がん物質が少なすぎるかららしいです。

 

これと同様のことが煙草にも言えるのではないかという疑いが払拭できないですし、もしそれほど猛毒であれば、なぜ販売禁止にしないのか合点がいかないのです。

 

そして、僕は煙草の話で、いつも関連づけて考えてしまうのは、改憲か護憲かというお互い相いれない、話がかみあっていない喧嘩です。

 

どちらも両極端で、その極端の端っこ同士というのは、実は非常に似た性質を持っていると僕は観ているのです。

 

国会議員も、こと煙草の問題になると、日頃の政治主張が相いれない人同士でも党派を超えて結びつくという、面白い現象が起きています。

 

それについては、少し前ですが下記で書いています。

 

禁煙法案の提出は延期?たばこの深い問題と可能性

 




【今では信じられないかつての喫煙環境】

ということで、ここからはちょっとバカバカしい話をしますので、煙草を心底軽蔑なさっている方はお読みいただかないほうがいいかもしれません。

 

僕が働き始めたころですが、会社では全く普通にデスクに灰皿があって、全く誰も気にせず、まさに堂々と煙草を吸えたのです。

 

今は喫煙の度に10分から15分ぐらい席を外すことが問題になっていますが、当時は離席する必要がなかったのです。

 

ただ、オフィスは乾燥していて紙とか燃えやすいものばかりなので、よくボヤが起こったりしていました。

 

また会議とかになると、これはもう部屋中が煙突のなかのような状態というか雀荘のなかの状態になります。

 

そのうえ、目立ちたがりの気持ちが高じて、パイプ煙草までオフィスで吸うしまつでした。

 

これは香りもいいのですが、とにかく強烈だし偉そうにしているように見られてしまうのでした。

 

事実はパイプ煙草の方が、ずっと安く吸えるのですが。

 

それに今思えば、マスクをしている人も風邪でもなければいませんでしたが、花粉症などもあまりなかったのでしょうか。

 

電車のなかでも、電車が込んでいて、目の前に人がたっていても、煙草は問題なく吸えたのは、今思うと信じられないことです。

 

思うに、シニアの喫煙者がどうしても煙草を嫌がる人のこととか、受動喫煙に理解がないのは、こうした環境で煙草を吸っていた思いがぬけきれないからではないでしょうか。

 

それが、駅のホームの2か所だけが喫煙可能となり、それがだんだんと遠いところに追いやられ、ついには灰皿が撤去され、あたかも壇ノ浦まで追い詰められた平氏のような状況になっても、絶対にやめず煙草と殉死するかのように吸い続けているのは、こうした事情に違いありません。

 

僕が煙草をやめたのは、とにかく金がかかること、二番目に健康の問題二つの理由からです。

 

煙草は日本はまだまだ安いらしいですが、他のものに比べると圧倒的に高いです。

 

それにT-ポイントとかは煙草ではつきません。

 

世の中で、習慣以上に強いものは、あまりありませんが、コンスタントに煙草を消費することで、本当にお金がかかります。

 

煙草代だけでなく、喫茶店に入ったり缶コーヒーをやたら飲んだりという副次的な費用がかかります。

 

そして時間もロスします。

 

よく煙草のコミュニケーションが話題になりますが、あんなのは嘘です。

 

むしろ、ミカンでも買って、差し上げればいいのです。

 

ということで、僕も結局、喫煙者を悪く言わないように気を付けていたのですが、どうも無理なようです。

 

煙草はあまりにも旗色が悪いので、さっさとやめてしまうのがベストですね。

 

関連記事:

たばこ議員連盟が「喫煙は憲法の権利」と宣言!

なぜ喫煙を禁止できないのか

 

20171127 by okkochaan