上西小百合議員のツイッターが今度はサッカーファンで炎上しています。
僕は上西小百合にはあまり興味がないのですが、時々入ってくる挑発的な言葉についつられそうになります。
この方の性格なのか、いわゆる炎上商法なのか、それもどちらでも構いませんが、こんなことで炎上しているのもどうかと思ってしまいます。
今回の問題の発端は、7月15日に行われたサッカーの試合で、浦和レッズvsドルトムントの国際親善試合についてのつぶやきです。
浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな。
— うえにし小百合(上西小百合) (@uenishi_sayuri) 2017年7月15日
まあ、これだけでもファンにとっては許せないのですが、追い打ちをかけたのが以下のツイートです。
サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ。
— うえにし小百合(上西小百合) (@uenishi_sayuri) 2017年7月16日
これは、まるで酔っ払いが絡み合って、売り言葉に買い言葉を同じレベルです。
そして、上西小百合さんの狙いが炎上であることは、その後の以下のツイートからも明らかです。
220万人ってテレビの視聴率なら2%ぐらいか。ちょっとは引きつけたかな。全然足りないけど。 pic.twitter.com/Ws3xr6hab3
— うえにし小百合(上西小百合) (@uenishi_sayuri) 2017年7月17日
なんと、「220万人はテレビの視聴率なら2%ぐらいか」だと!上西小百合さんは、ベンチマークでテレビの視聴率を出していました。
ツイッターで集客するのは、いろんな世界で可能ですが、あの維新の橋下徹さんが、そもそもツイッターでの炎上狙いをやっていましたから、そのあたりから手法を学んだのかも知れません。
ツイッターを愛する政治家としては、ドナルド・トランプ氏が有名ですが、それも意識しているのかもしれません。
現在の政治家では、小池百合子氏のツイッターについては、どちらかというと地味な活動内容の紹介が多く、非常に落ち着いた印象です。
しかし、上西小百合さんにとっては、次の選挙が最重要課題でしょうし、党派に属さなければ自力で知名度を上げて「なんかいろいろ問題発言が多いけど、正直なところが好きだ」とか「美人でかわいいし」とか浮動票を集めることに集中しているのかもしれません。
【最大の報復は無視すること】
以上から、上西小百合さんのツイッター発言は、明確に注目されること、つまり炎上を狙っています。
これに対抗するベストな手段は無視すること、そもそも見ない事であることはいうまでもありません。
しかし見てしまったものはファンとして仕方がないですね。乗り掛かった舟、抗議するしかないでしょう。
でもそれが上西小百合さんの狙い通りに動くことであることは、どこかで覚えておいて欲しいと思います。
その証拠に彼女は浦和で講演会をやると言っているし、まあ、ここまでは彼女の思うつぼですが、さすがに殺人予告とか物騒なことを言われるまでは予測しなかったのではないでしょうか。
いずれにしても、ツイッターで世の中の出来事について、ちょっと刺激的なことを数多くいってみたうちの一つが、浦和レッズの試合についてのツイートだったにすぎないので、上西小百合さんの狙いというより、数打った中でヒットしたものというふうに、彼女はとらえていると思いますよ。
こうしたアクションの動機は、現状への不満とか欲求不満が原因だと僕は思っています。
【他人に自分の人生乗っけることは悪いことか】
ところで、僕もつられてしまったのですが、この「他人に自分の人生を乗せる」ということは、そんなに悪いことでしょうか?
世の中でスターになれるのは、どんな世界でもごくわずかです。
自分のかなわなかった夢を他人に託すことが悪いこととはどうしても思えません。
もしそれを否定すれば、世の中の恋愛小説や映画はすべて他人に自分の人生を乗せているわけですから、悪いことという事になります。
それに、上西小百合さんは、国会議員として、上西さんという他人に、たくさんの支持者の人生を託されていないのでしょうか?
もし、そのような自覚がないのであれば、政治家として重要な欠格事由となると思うし、これは、ツイッターとはいえ、軽率すぎる発言と言わざるを得ません。
この発言によって、上西小百合さんは自分自身の政治家としての活動も否定しているわけです。
【蓮舫さんの戸籍謄本のこと】
最後に蓮舫さんの戸籍謄本のことにちょっと触れます。
上西小百合さんは、かなりツイッターを愛していらっしゃるようで、実は、 蓮舫さんの戸籍謄本を開示することについては、強く反対しています。
おまけに、何をおもったか、わざわざ自分の戸籍謄本までツイッターで開示しています。
とにかくトレンディーな話題が大好きなんだなと思いますが、 蓮舫さんについては、「政治家として」も重要だと感じたのかも知れません。
【重要な問題をそらしてしまう上西小百合さんと 蓮舫さん】
これは、結果から言っていることになるのかも知れませんが、この二人の活動は重要な問題から目をそらしてしまうように作用しています。
今、政治的に重要なことは、安倍政権とか自民党とかは本当に信頼に足るのか、もしそれらを否定した場合、他に受け皿がないという問題をどう解決するのか、ということではないでしょうか。
どのような政治を行いたいのか、そのために何が必要で、何を行っていけばいいのか、国民の本当の声とは何なのか、こうしたことを深く考えて行動していくことが今ほど求められている時はありません。
国籍とかサッカーとか、問題となるような行為は雑音にしからならず力を弱めるから、すべきでないし、もし問題が起きたとしたら即座に解決すべきことばかりです。
それなのに、このお二人は、関係ないことで注目されて自己満足しているかのように見えてしまいます。
蓮舫さんのケースは多少事情を感じるのですが、すみやかに解決すべきだったことは同じだし、批判も重要ですが、理想を示すのはさらに重要だと思うので、民進党からすぐれた指導者が出て欲しいと考えているし、それができなければ、他の党でも構わないと考えています。
だから、良識ある方は、くだらないツイートに反応すべきでないと思います。
「喧嘩両成敗」、こんな言葉すら思い浮かんでしまいます。
20170718 by okkochaan