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北朝鮮をめぐっての動きが急ですね。

 

本日(2018年5月10日)北朝鮮に拘束されていた米国人3人が解放され、対照的に拉致問題に関しては金正恩委員長が「なぜ、日本は直接言ってこないのか」韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に語っていたことが明らかになりました。

 

金委員長については、南北会談で初めて直接的にその人柄に触れた印象もあり、好感度があがっていますし、中国に2度目の電撃訪問をするなど、意外な外交手腕を見せています。

 

金委員長の35歳という年齢を考えると、批判覚悟でいえば、よく頑張っていると思わざるを得ません。

 

対して、日本政府は日中韓の3国首脳会議を東京で開催しながらも、全く精彩がなく、用心深くてあけっぴろげ外交のふりすらできないもどかしさを国民として感じてしまいます。

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閉鎖性が吉とも凶とも映る日本

一体に、日本はどうしても島国根性があると僕は思ってしまうのですが、海を隔てているため、国境を不法に破って入国する人は海という要塞でかなり制限されるし、日本人同士は「話さなくてもわかる」という海外からみれば実に不思議な文化を持っています。

 

これはいい悪いの問題ではないと思いますが、個人的な好き嫌いでいえば、くそ真面目であまり好きではありません。

 

でもそのくそ真面目のおかげで安全に暮らせている面があることを否定できないことも確かにあると思っています。

 

改めてこれが僕の生まれて育って死んでいく国なんだなと思い、それは親が選べないことと同義です。

 

これは与野党どちらにも言えることだと思うし、日本の政治について言えば、いくら対立していても、どこかにわかりあえるという感覚をもっているのではないでしょうか。

 

相当に努力しても、相手が善か悪か全くわからない不気味な第三者としてとらえられることは非常に少ないと思います。

 

このため、トランプ大統領も国内向けの演説で、「安倍晋三は薄ら笑いをして、アメリカから大きな利益を得たとほくそえんでいた」という意味の発言をしています。

 

おそらく、安倍首相が嫌いな日本人であっても、安倍首相の笑いの意味はわかるのではないでしょうか。

 

それは節度をもった友好的な意思を表しているのですが、大事なことは、これは海外には通じないということです。

 

ラフカディオハーンのような日本と日本文化を心から愛する人ですら、あのアルカイックスマイルは理解できなかったのです。

 

その話は、以下のようなものでした。

 

ある日、ハーンのところへ近くにすむ夫人が訪ねてきて、夫が亡くなったことを笑いながら告げました。

 

夫人は「自分は大丈夫だから心配しないでください」と告げる相手の心中をおもんぱかって笑っているのですが、ハーンは「自分の主人が死んだというのにそれを喜んでいる夫人」と取り、当初全く理解できなかったといいます。

 

日本文化はかくも奥ゆかしいのですが、そのような習慣のない海外では、理解されないでしょう。






 

「拉致被害者を返してくれ」と直接言ってこなかった安倍政権

前項の考えから、僕は、こと海外のかたとの交渉とか話とかでは、自分が考える必要以上に細かく明確に、繰り返し伝えるようにしています。

 

しかし、よく思うのですが、それでもまだまだ遠慮しているレベルなのです。

 

海外との契約書などをご覧になった方はわかると思いますが、雇用契約書ひとつをとってみても、日本ではA4一枚であるのに対し、外資企業では数十ページはあるのが普通です。

 

文化の違いといえばそれまでですが、少なくとも海外での契約書は性悪説に基づいており、日本では性善説に基づいているとも言えます。

 

また、ある共同体(国家なり会社なり)を離れては生きづらい日本社会と実力があればどこでも生きられる海外との違いかもしれません。

 

安倍政権は拉致問題に対し何もしてこなかったという批判は多く、僕もそう考えるのですが、安倍政権からすれば何度も交渉し、「拉致問題は解決済み」という回答しかこなかったということになるのでしょう。

 

ですが、拉致問題解決という外交問題に関しては、僕は間違っていたと考えます。

 

これは、直接、何度でも、また毎日何らかのツールで「拉致家族を返してくれ」と問題解決まで言い続けるべきことだったのです。

 

そして金委員長の発言のように、「一度も直接言ってこなかった」と言われてしまえば、もしそれが事実と異なっていたとしても、何も言わなかったことになるのです。

 

政治が結果で判断されるのであれば、なおさらだし、国民は言っていることではなくやったことで評価します。

 

また安倍首相が良い人かどうかとか拉致家族にどのような思いをもっているとかとも関係ありません。

 

首相就任以来、60か国を昭恵夫人と回りながら、どうして北朝鮮にいかないのか。

 

1か月に一回ペースで安倍首相の悪口は絶対に言わない取り巻きとか、加計孝太郎氏とかを同行しての海外主張で、その経費だけでも大きいですが、「好きな外交」に逃げているようにみえる安倍首相と昭恵夫人は絶対に北朝鮮には行こうとしませんでした。

 

なぜなら、「今は対話は無意味で圧力をかけることが大事」だからです。

 

それは、学校でのいじめにも似ていて、トランプ君、文君、一緒に金を仲間外れにしようと言っているのと同じレベルです。

 

そんな小学生でも出来るレベルのことを外交とか交渉とかいっているのは笑止です。

 

およそ人や国との関係構築とか関係改善とかを考えない政治のしかたに僕はずっと不信感を覚えていました。

 

そして金委員長の発言は、まさに安倍首相の痛いところを突いていると思うし、当たっていると思います。

 

仮に小声で「拉致被害者を返してね」と言ったり、トランプ大統領とか文大統領を経由して「お願い」したとしても、直接いっていないのですから。

 

そして、僕は拉致被害者の家族の方たちのことを思います。

 

他に頼るところもなく安倍晋三を信じていた人たちも、今はだれも信じていません。

 

拉致被害者の家族がトランプ氏にお願いにアメリカに行くなど、本当に恥ずかしいことだと思っています。

 

 

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20180510 by okkochaan