Mount Yari from Mount Noguchigoro 1995-08-13
野口五郎さんの意外な副業が話題になっています。

 

それは野口さんの特許なんですが、誰しも思いつく可能性があるような気がするものですね。

 

すぐれた発想が必ずしも収益とはつながらない場合もありますし、野口五郎さんの副業からアイデア発想法とか副業の知恵袋的に心得ておきたいことを書きました。

 

【野口五郎さんの副業とは】

 

野口五郎さんは歌手が本業なので、それ以外が副業ということなのでしょうが、それを言えば弁護士が法律に関係ないバラエティ番組に出たり、クイズ番組などはタレントでなければ副業ということになると思います。

 

というより、これから副業という概念がもしかすると希薄になっていくようにも思うのですが、そうなるめには障害もあります。

 

野口五郎さんの副業とは、DREAMS COME TRUEの全国ツアーで販売中の「テイクアウトライブカード」というものが関わってきます。

 

このサービスの発案者が野口さんだということです。

 

これはライブに来た方を対象に有料ライブのQRコードを販売するというもので、ライブによって配信内容も違うこととか、開演前の映像とか360度のステージ映像が入ったものだそうです。

 

ファンの方であれば絶対に欲しくなるものだと思いますし、値段も1500円と手ごろです。

 

野口さんがこれを考えた背景には、CDの売り上げが低迷したり著作権を守るのにも費用が掛かる世の中になり、どうやってアーチストの収入を支えていけばいいかという、差し迫った問題があったと思われます。

 

ただ、これまでの野口五郎さんのイメージとこの話が結びつきづらいためにニュースになっています。

 

ほかの方だと、例えばGACKTさんについて最近かいたのですが、わりとすんなり納得というところもあるし、GACKTさんが大ヒットを飛ばさないでもリッチになれるのも理解できます。

 

ただ、こうした発想は突発的な思い付きでは決して出てこないと思いますので、その秘密とかヒントとか何か参考になることがありそうです。

 

 

【もともと多才な野口五郎さん】

 

冒頭の写真は、野口五郎さんが芸名を貰った野口五郎岳です。

 

野口さんは小さいころから歌手を目指して英才教育を受けてきたし、「武蔵野詩人」とか「私鉄沿線」で歌われている内容と実生活とは全く無縁だったようです。

 

またギターの才能と能力がずば抜けていながら、あくまで歌手としているところも特異な存在です。

 

そして、今回、野口さんが素晴らしいアイデアとそれを展開していく能力があることが実証されたわけです。

 

 

【アイデアを思いつくのは地道な努力から】

 

よくアイデアの発想で勘違いされるのは、アイデアというものが才能によって突然、天からの啓示のように思いつくと思われる点です。

 

例えばリンゴが落ちるのを見て万有引力の法則を発見したニュートンとか、アルキメデスが風呂にはいってアルキメデスの原理を発見したとかいうのは、まず課題があり、その課題についてあれこれと推論し試作し実験しを繰り返して、ふと力を抜いた時に真実があらわれたと考えるべきもので、努力なしに突然変異的にあらわれるものではないからです。

 

思考は意識的のみならず無意識の領域でも働いているということでもあります。

 

こうしたアイデアや発見にいたるためには、どうすればよいかということですが、目的にあわせた行動を常にとっていくということではないでしょうか。

 

たとえば、僕のようにブログのテーマでいつも悩んでいる人は、常にテーマの蓄積とか組み合わせとかを習慣として行う必要があります。

 

見るべきニュースソースとか思いついたことをメモしておくことは当然だし、悩んだ時はことなる種類のものを組み合わせてみるということが、かなり効果があります。

 

野口さんの「テイクアウトライブカード」も名前はあとからかもしれませんが、「テイクアウト」と「ライブ」と「カード」の3つをあわせた発想であることは容易にわかります。

 

にもかかわらず、これを発想し、さらに実現させ、収益をあげるのは、決して簡単ではないと思います。

 

野口さんの場合には、まずはCDがいずれは売れなくなるので、どうすればよいかという課題を常に考えていたというものがあり、どうして収益が得られるのかという事を考えたのだと思います。

 

また歌手ではどうだかわからないのですが、芸人はお金のことなど考えず芸のことだけ考えればいいという考え方があります。

 

それは、細かなつまらないことをとか目先のことなどを考えていたら芸が小さくなる、あるいは器が小さな人間になり大成しないという意味では正しいかもしれません。

 

でも、そのような型というものが、現代でどれほど生きていけるのかと考えると、疑問に思わざるを得ません。

 

野口五郎さんはシニアの希望という意味でも、ますます活躍して欲しいです。

 

ただ僕は、シニアというくくりに余り意味を感じなくなっていますので、これは余計なお世話かもしれません。

 

 

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お読みいただき、ありがとうございました。

 

20180115 by okkochaan