こんにちは、おっこちゃんです。

 

今日は、「自民党大敗の原因と安倍内閣の支持率回復への提言」ということで本質的な問題は何かということで書こうと思います。

 

特に安倍内閣の支持率回復への提言は、誰も書いていないことだと思うし内容は素人考えと思われるでしょう。

 

しかし、現在の安倍内閣はそうしたコペルニクス的な転回を必要とするほどの重症で、病人であれば集中治療が必要な事態だと考えています。

 

 

一部には、今回は都議選であって国政には影響ないとか、「元気だせよルパン」的に、まだ40%あると考えるメンタルアドバイザー的発想とかあるようですが、それは事態を軽視しているのでなければ、味方のふりをして安倍内閣が倒れることを願っている方の発言でしょう。

 

 

それにしても、投票前日の秋葉原での、「安倍やめろ」は象徴的な事件でした。そして、そこで安倍首相が「こんな人たちに負けるわけにはいかない」という発言とそれに後ろで同調する人たち、僕は、歴史の証言者として立ち会ったかのような感動すら覚えました。

 

 

万一、安倍首相が、秋葉原で「安倍辞めろ」の大合唱に至った理由について本当に理解できるのであれば、その対策をすることが安倍内閣の支持率回復への唯一の道であるし、それが出来なければ、秋の日のつるべ落としと一緒で、これからさらに支持率は下がるだけでしょう。

 

 

【自民党大敗の原因】

 

今日初めて聞いたのですが、突然「THIS IS 敗因」というキーワードが出現しました。

 

 

自民党の閣僚経験者が「THIS IS 敗因」という言葉で自民党大敗の原因としているそうです。

 

 

T=豊田真由子衆院議員

H=萩生田光一官房副長官

I=稲田朋美防衛相

S=下村博文都連会長

 

 

それぞれがどんな発言をしたかとかどんな疑惑があるかは割愛しますが、これらが次々とあらわれ、自民党に極めて悪い印象を与えたことが、1票1票レベルになったときに、複合した原因となったことは間違いないと思います。

 

 

しかし、同時にそれぞれのボスになっている、ボスキャラが安倍晋三その人であることも、当然自覚されたわけで、この4人が端役であることもわかっていました。

 

 

そうした都民というより国民の不満が、秋葉原での「安倍辞めろ」の大合唱に直接的につながり、安倍首相の「こんな人たち」発言が、とどめを刺しました。

 

 

 

 

安倍内閣の支持率回復への提言

 

多くの方が、安倍一強の奢りを指摘されています。

 

そして、「猛省」とか「真摯に受けとめ」とか実態のない言い訳が虚しく飛び交う中で、あたかもお通夜のような自民党の緊急集会が開かれました。

 

 

まあ、政治家といっても、人間、正直で感情を隠せないのだと改めて思いました。

 

しかし、ここでの最大の問題は、安倍首相自身に何が問題であるかの自覚がないと思われることです。

 

 

そして、忖度する人たちが木偶の坊のように周囲を囲んでいて、結局対策といっても内閣改造をしてから臨時国会を開くぐらいしか出てきそうもありません。

 

 

もちろん、自民党内にも反安倍を表明する骨のある方もでてきているのは救いですが、僕にとっては、ちらっと見た「自民党の反省会」がすべてを語っていると考えています。

 

 

繰り返しますが、現在の自民党は、その党名のように「自由民主」などどこにもなく、初心に帰れといっても、内閣発足時点ぐらいがせいぜいで、歴代党首の骨のある方々とかまでさかのぼることもないでしょう。

 

 

そして、今回の自民党大敗の原因が、安倍晋三首相そのものにあることは誰もいいそうもないです。

 

 

それというのも、安倍首相は反対意見を唱える人を近くに寄せ付けないという、きわめて度量の狭い政治しかしてこなかったからです。

 

 

そしていつの時代でもそんな人たちは、主君の旗色が悪くなれば、手のひらを返したように離れていくので、またたく間に政権は実質的につぶれるでしょう。

 

 

主君のためを思えば、主君を諫めることだって必要なわけですが、その度量がないことも見抜かれているので、だれも何もいいません。

 

 

そして、安倍首相にとって、「こんな人たち」は国民ではなく、従って守るべき対象ですらないわけです。

 

 

 

【安倍首相の起死回生の手】

 

加計文書問題についての追加審議に応じる姿勢をだしているようですが、野党の追及に対してこれまでのような、ただ何も関係ないと言っているだけでは、無駄なばかりか逆効果です。

 

安倍首相の起死回生の手として、僕が考えるのは基本的には、国民の6割7割が望んでいることを叶えることです。

 

具体的には、以下のようなことになります。

 

 

・ 安倍昭恵夫人の国会証人喚問

・ 前川元文部事務次官の国会証人喚問 

・ 加計孝太郎氏の国会証人喚問

・ 萩生田光一官房副長官の国会証人喚問

・ 稲田防衛大臣の即刻の罷免

 

 

そして、安倍首相が主張なさるように、森友学園も加計問題にも全く関与していないこと、プロセスに一点の曇りもないのであったとしても、かくまで誤解を招きかねないことを放置してしまった責任、忖度の文化について、どう考えているのかを明確に国民に対して示す必要があると思います。

 

 

特に、加計問題については、加計ありきとまで言われています。

 

 

仮に全くの事実無根であったとしても、利益相反行為としての誤解を招きかねないことを知り、少なくとも改革の議長から外れるべきだったと僕は考えます。

 

 

 

【最後に】

 

ここまで書きながら考えていましたが、これまで報道された内容から推測すると、僕の考えた起死回生案など全く実行されないと実は思っています。

 

そうであれば、無駄な税金と時間の無駄でしかないので、国民の為に、総辞職なさることがベストではないでしょうか。

 

憲法改正案にしても、そもそも自民党内でコンセンサスを得ていない案ですし、閉塞した社会を作ってしまったことには政府としての責任もあると思うのですが、その閉そく感を利用して若い世代を狙ったポピュリズム的な政治はもう通じないと考えます。

 

もし憲法改正案を出されるのであれば、堂々と9条二項の削除を言わなければ卑怯だと僕は思います。

 

 

以上、しがない、一国民の意見です。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

20170704 by okkochaan