金正恩 トランプ大統領 親書
トランプ大統領のツイッターより引用

 

トランプ大統領のツイッターは、毎度お騒がせの面が
ありますが、今回は、なんと北朝鮮の金正恩氏の
親書をツイッター上で英訳をつけて公開しています。

 

 

ある人が、海外のレーサーとの比較で、
西洋文明が生んだ自動車を自分の手足として
使い慣れているかどうかの歴然とした差と
書いたのを読んでことがありますが、
それと同じようなことがツイッターでも
言えるような気がしてなりません。


日本のユーザーは政治関係だけとっても、
どちらに与するかをまずは識別して、
単調で同じようなツイートしかしません。


しかし欧米のユーザーは、トランプ大統領に
限らず、個人の意思が感じられるツイートが
多く、かつ自然なツイートをします。


アカウント名に圧倒的に個人名が多いし、
本人の写真を載せることも多いです。


批判されることも含めてあえて言いますが、
トランプ氏は、傑出したツイッターユーザー
であると僕は思っています。


トランプ大統領の英語力が中学生レベルだという
悪口も聞きますが、よく言えば平易な英語を
使っているとも言え、それはストレートで
伝わりやすいとも言えるのです。


それにしても、米朝首脳会談が行われたのは、
6月12日で、正恩氏の手紙には、
「24日前の会談と共同宣言は、大きな
意味のある旅立ちでした」
とあるので、トランプ大統領に親書が
届いたのは、7月7日か8日あたりに
なるのでしょうか。


トランプ大統領は、親書が届いてから
数日以内で、しかもツイッター上で
全世界に公開したことになります。


もっともトランプ大統領が、
ティラーソン国務長官を解任した時も、
本人が知るより前にそのことを
ツイートしていますから、
これはさすがにどうなのかと
僕も思うのですが。


いずれにしても、自分に注目を集めるを
交渉の重要なファクターだと
トランプ大統領は考えているだろうし、
全世界がトランプ大統領のツイートに
注目しているわけですから、
その部分は、成功していると言えると
思います。


今回のツイートの狙いと親書の内容

僕はハングルはわからないので、
ツイートされた英訳に頼るしかないのですが、
正恩氏の親書の内容は、米朝首脳会談の
すばらしい意義とトランプ大統領への
感謝の言葉で埋められており、
具体的なアクションについては、
全く触れられていません。

 

親書なので、これでいいのかもしれません。

 

僕の感想としては、2人とも人間の心理について、
よく理解しているということです。

 

僕たち人間の悲しい性ですが、
どのように信頼したり愛し合ったり
していると思っても、離れた瞬間から
時間の2乗に比例するぐらいのスピード
「疑心暗鬼」の念が生じるように
出来ています。

 

宇宙を見ても、遠い銀河ほど、
早く離れていくことが観測されています。

 

また、僕の知る限りでは、三国志演義上での
呉の魯粛の話が典型的な疑心暗鬼の
人間心理を描いていると思います。

 

魯粛がはたして、そのような「いい人」
「温厚な人」だったかというのは、
異論があり、正史では真逆の人として
記されているので、創作だとは
思いますが、孔明に会えばなるほどと
思い、周瑜に会えばこれまたなるほどと
思ってしまう、魯粛の人物像は、
愛すべき人間の姿を映しています。

 

話を戻します。

 

今回のツイートですが、米国には
完全非核化を力を使っても実現したいと
いう強い国民感情が一方であり、
米朝首脳会談は失敗だという論調も
強い中で、トランプ大統領が親書を
出したと言われています。

 

対して金書記長からすれば、そのような
状況とトランプ大統領にかすかでも
疑念が生じることを見越し、懸念しての
親書と読めます。

日本政府は何をしているのか

それにしても、僕は北朝鮮に対する
日本政府の対応には失望しています。

 

日本政府は北朝鮮と首脳会談をやる気が
あるのでしょうか。

 

そもそも圧力しかないと言い続けたことを
考えると、
米朝首脳会談後に、急に金書記長と
会談したいなどと上から目線で言っても、
これは誰が見ても無理に映るし、
北朝鮮には完全に見透かされていると
思います。

 

北朝鮮を仮想敵としてミサイルの脅威を
あれだけ国民に植え付けた現内閣の
責任は重大ではないでしょうか。

 

しかし、僕は決して政治的な主張を
しているのではありません。

 

一般論として、隣国とか近所の家とかに対して
不安や脅威があるのであれば、まずは
実態を把握しなければなりません。

 

その為には、一旦、これまでのことは
意識せずに、まずは対話から入るべきだと
思っています。

 

相手が不幸にして、悪しき意図を持っていたとしても
対話により緊張を緩和させる必要はあります。

 

相手に悪しき意図がなければ、言うまでもありません。

 

一方的な決めつけは、何も生みません。

 

日本の首相が一度も拉致問題について直接言わなかったと
言われれば、何度でも言うべきです。

 

誰が見ても、直接言っていると判断できる形で、
そして何度でも言うべきなのです。

 

それをあえてやらない現政権を僕は信頼できません。

 

北朝鮮も韓国も中国も、日本にとっては、
選択権があることではなく、否応なく
かかわらなければならない隣国です。

 

無用な敵愾心をあおるような行為は
厳につつしむべきと考えています。

 

トランプ大統領の場合

トランプ大統領は現在、中国との貿易摩擦が
非常にまずい領域まで言っています。

 

もちろん意図的に行っているのでしょうが、
これを受けて株価とか円高とか冗談でない
変動をしています。

 

でも、逆に言えば、これがトランプ大統領の
常套手段とも言えます。

 

冷静に考えると、関税をかけることは
アメリカの利益にならないぐらいは、
トランプ大統領もわかっています。

 

ただ、誰も予想もつかない方法でやらなければ、
何も変わらないと考えているのではないかと
僕は思っています。

 

中国は、大人の対応をしていて、喧嘩には
なりそうもないですが、まずは思い切った
強い出方をしてみて、相手の反応を見ながら、
コミュニケーション」をとるのが
トランプ氏の実業家のころからの、
沁みついたといっていいレベルの手法なのです。

 

それに対して、慎重論とか韓国や中国を
嫌って対話しない日本政府の状態であれば、
失うものは多く、何も得るものはないでしょう。

 

だから個人の意見としては、安倍政権では、
この問題を解決できないと考えています。

 

20180713 by okkochaan