中国 新型ICBM

時事通信社によれば、中国の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風41」が近く実戦配備されるという見方が強まっているらしい。

 

世間は米朝首脳会談を受けて、北朝鮮の非核化やその費用負担を日本がだすべきかなどの議論がされているが、考えてみると、北朝鮮と同じ隣国の中国は、北朝鮮より大がかりなICBMの開発をしているのだ。

 

ICBMに限らず、核については、世界の現状をしっかり把握し、本質を見極めないと、まさに人類の存亡にかかる問題ではないだろうか。

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中国の新型ICBMの仕様

 

名称: 東風41

最大射程: 1万2000キロ以上 (北米全域をカバー)

特徴: 移動式の多弾頭型 (北朝鮮も最後に開発した移動式は、事前探知が困難。多弾頭型は迎撃が困難。最大で10発の弾頭を搭載可能と推定される)

燃料: 固体燃料 (これにより従来の液体燃料に比べて発射までの時間が大幅に短縮される。また燃料の保存期間も長い。)

中国の狙い

報道によれば、東風41の発射実験には、米国に外交的な圧力をかける意図がうかがえるという。

 

その根拠として、10回目の実験が行われたとされる日は、ロス米商務長官が貿易協議のため北京入りする6日前だったことを挙げている。

 

しかし、中国のミサイル開発は、昨日今日に始まったことではない。

 

外交上のカードとしてICBMをもつとすれば、北朝鮮と何ら変わらない。

 

同じくICBMを持っているロシアもそうだが、大国だから安心できるとか大国だからICBMを持つことが許されるというのは、何の根拠もない話である。

 

また北朝鮮も、中国がICBMを持つのが容認されて、自分たちは許されないということに納得は出来ないだろう。

 

恐ろしいICBM

日本はアメリカに守られているというのも、今では全く信用できないことは明らかになった。

 

大国が力の均衡を保ち、人類というより地球を滅亡から守るための良心があるからICBMは単なる交渉の手段で、使われることはないなどと信じることはできないだろう。

 

仮にそうした性善説に立って考えたとしても、ICBMは誤って発射される危険があり、それ以上に、コンピューターが誤って発射を認識し、10分ないし15分ぐらいの非常に限られた時間で、アメリカであれば大統領が反撃のためICBMを発射してしまう危険がある。

 

分野は違うが、暗号技術から発達した仮想通貨(実は本名は暗号通貨)にしても、これまでに経験したことがない金額があっさりと盗難にあっている。

 

ICBMの到達時間はたった30分である。

 

すぐれた理性と判断力を持った人間であっても、短い時間で正しい認識と判断が出来るかどうかは、はなはだ疑わしい。

 

アメリカでは、大統領がICBMのボタンを押せる権限を持っていることも問題になっている。

 

まして感情で動くとみられているトランプ大統領である。

 

ICBMが発射されないのは、相互に発射台の状況を監視しているために、発射するということは、報復でICBMが相手国から発射されることを知っているからにすぎないという事実を僕たちは、しっかり認識しなければならないだろう。

 

単純に考えても、ICBMがそれぞれの大国で狙いを定めている狭間に日本がいるというのは、恐ろしいことなのだから。






答えは核兵器の廃絶の一択か

このような状況で、日本として進むべき道は、高価な迎撃ミサイルの配置などではなく、月並みな言い方だけれども、世界で唯一の被爆国として、これまで以上に世界をリードして、強く、非核化に取り組むことしかないと僕は考えている。

 

そして、はからずも北朝鮮で非核化の道が示されている。

 

多くの人は、また騙されるのではないかとか懐疑的な見方をしているけれども、日本としては、北朝鮮がICBMを持たねばならなかった歴史にも理解を示しつつ、先陣を切って完全な非核化に取り組むべきではないだろうか。

 

これは、性善説に立とうが性悪説に立とうが同じである。

 

国内の原発もすべてなくすこと、原発の輸出も一切しないことも同時にやらなければ一貫性は保たれない。

 

一貫性とは世界からの信用を得ることを意味する。

 

今、トランプ大統領からの押し付けで、日本が北朝鮮の非核化にお金を出す可能性に対して、9割以上の方が反対している。

 

それでもトランプ大統領の意向を重視する安倍内閣は、税金からお金をだすだろう。

 

すると、当然支持率が下がり、危機的状況になるだろうが、打開策としては、より大きな目的(地上から核爆弾をすべてなくすなど)を掲げて日本国内の世論をその方向で統一し、その目的の実現の第一歩として、北朝鮮の非核化に協力するという形を創ればいいのではないだろうか。

 

得意の東京オリンピックでも、力強く世界に向けて、日本の目指す道をアピールすればよい。

 

しかし、これまでの政治主張から判断すると、安倍内閣は全くその方向は考えていないと思える。

 

現在の内閣に期待できないのであれば、期待できる政党なり政治家を支持するしかない。

 

与党でも野党でもよい。

 

そんなすばらしい政治家の出現を僕は夢見ている。

 

20180617 by okkochaan