こんにちは、おっこちゃんです。

 

先日は、ファッションにからんで、若者が百貨店離れしていること、そしてカジュアル系の「しまむら」の業績が伸び、さらにネットショッピングのゾゾタウンが右肩上がりに伸びていることを書きました。

 

若者が百貨店のファッション売り場から消え、しまむら、ゾゾタウンが流れをつかむ

 

そして、そこで偉そうにデパートのお子様ランチの話などの昔話をして、デパートの衰退を巨像が倒れることにたとえて、ビジネスの非情さと流行のスピード、今伸びているネットショッピングについても、次の勢力に倒されるなどと、二度言いますが、偉そうに書きました。

 

しかし、僕がファッションに興味がないためというか勉強不足のために、すでにそれを越えるサービスが育ち始めていることを見逃していました。

 

それがつまり、ファッションレンタルサービスです。

 

ファッションレンタルサービスは初めは女性向けに3年ぐらい前から始まっていたかと思います。

 

男性向けは出遅れましたが、2015年には始める会社もでました。

 

今、「ファッションレンタルサービス」で検索をかけると、453万件もヒットします。

 

これまでにあった冠婚葬祭などイベント向けのレンタルは含まないと思えるのですが、それにしてもすごい数になっています。

 

僕は、このファッションレンタルサービスは強い右肩上がりでニーズが高まる可能性があると思います。

 

ファッションレンタルサービスを始めた方が、「車のレンタルは確立しているので、ファッションのレンタルもできるはずだ」と考えたとありました。

 

おそらく、この発想の瞬間に、すべての業務の流れもイメージできたに違いありません。

 

そして、ファッションレンタルサービスで喜んでいるお客様の顔とか、申し込み問い合わせとかもすべてイメージしたことでしょう。

 

男性向けがスタートが遅れたことも、ニーズに不安があったとか、女性のほうがニーズが高いのでまずは女性優先だったとかが理由だと思います。

 

ちなみに、いまのところターゲット層は男女ともに30代です。

 

この仕事はまだまだ未開のニーズ、例えば子供服とかシニア向けとかありそうです。

 

だから始めるなら「今でしょ!」という気がします。

「でも資本も人もノウハウも何もわからないし、アパレル業界で働いたこともない」

 

もしあなたが、そう考えたならば、他に事業をしているならともかく、起業はできません。

 

でも、考えてみると、ファッションレンタル向けの保険サービスとか、スタイリスト業とか、投資だけしてスポンサーになって人に任せるとか、ファッションレンタルのレンタルをするとか、いろいろありそうです。

 

ブログアフィリエイトのネタとしても、自分とか身近な人に利用してもらって、それもちょっと変わった服とかに特化して記事を書くとか、密かに女装してみるとか、考えてみるだけでもワクワクしませんか?

 

あと、他にどのようなものがレンタル可能か、海外にも目を向けてレンタルできるものの可能性を探ることだってできます。

 

このサービスは本当に始まったばかりですが、ニーズ的には決してニッチなものではなくサービスの内容としても、まだまだ未開の領域が広がっています。

 

もともと貸衣装屋というものがベースとしてあり、その延長上で、高級な服を1日単位で貸し出すものから、月に5000円から7000円ぐらいで、1ヶ月3着まで固定、スマホから注文して気に入らなければ返品可能、気に入った場合は買取も可能、コンビニから返却して送料は無料とか、実に時代のニーズにあった内容だと思います。

 

このレンタル業は、僕には想像するだけで疲れてしまう仕事ではありますが、在庫管理だとか裾上げとか名前入れとか、クリーニング屋さんでも同様に細かなサービスに対応してきた業界なので難なくこなせるのかもしれません。

 

また担当のスタイリストがついて、ラインでアドバイスを受けたりすることも出来るので、僕みたいな服装にこだわらないで生きてきた人間にとっても、潜在的にあった変身願望とか単純にいい服を着たいとか、自分にどんな服が合うのか実はわからない人間にとってはいいことばかり考えられます。

 

だらだら書いてもしかたがないので、僕が考えるファッションレンタルサービスのメリットを書いてみます。

【ファッションレンタルで考えられるメリット】

1.ストレス発散、スランプ解消など停滞した状態を脱したいと考える人は、外見、つまり服装を変えてみるというのは有効と思われます。

しかし1着、2着では本当に自分にあったものかどうか自分の考えだけで進める以上、可能性が限られてしまいます。

そうなるとリスク回避の意味でもまずはレンタルから始めるのはひとつの選択だと思います。

 

2.人と会わないで良い: 百貨店離れの原因の一つですが、服装を買うときにお店にいって人と話をすることが苦痛である人が増えています。

もちろん我慢もできるでしょうが、その状況で結果的に自分にあった服に出会える確率は低く、偶然に左右されがちと思われます。

その点、ファッションレンタルであればスマホとスタイリストの推薦から選ぶことができます。

 

3.気に入らなければ返品して別のものを頼めます。コンビニとかでの郵送さえ面倒でなければ問題ありません。

 

4.洗濯をしないでOKです。

 

5.部屋がきれいになる: 部屋を片付ける時の第一優先は衣類です。これは、こんまり先生もおっしゃっています。

逆に言えば、部屋すぐに雑然とさせてしまうのは衣類なのです。

もし衣類がレンタルであれば、その為に無駄にとっていたクローゼットとかタンスとかの収納スペースがいらなくなるので、部屋が広く清潔で快適になります。

一度だけ着てそのままになっている服とかが多い方には特に有効だと思います。

 

6.自分で思い込んでいた自分以外の人間に変身できます。これは、新たな自分発見といえるでしょう。

 

7.コストパフォーマンスですが、人によって差が出るところなので、ひとまず今の服装にかけるお金を計算してみましょう。

しかし、コスト以外に得られる効果があるので、単純比較は難しいと思います。

 

 

 

【ファッションレンタルの課題】

現在は30代をターゲットに展開しているファッションレンタルですが、課題としてはどのようなことが考えられるでしょうか。またそれを阻む問題はどのあたりにあるのでしょうか。

 

僕は、以下の点が課題かなと思います。

 

1.服装はレンタルではダメという根強い反発

普段着る服までレンタルするという習慣がないために、特に団塊世代など高齢者層には受け入れづらいサービスかもしれません。

しかしファッションレンタルを利用して輝いている人が一人でも身近にいると考えが変わる可能性は十分にあります。

そのあたりの、当たり前の感覚を少しづつでも浸透していければいいと思います。

 

2.僕もそうですが、服とか靴とかは中古のものを買う気がしません。すでに新品だけで運用している会社もあるようですが、採算ラインの確保が課題かもしれません。

 

 

【レンタルはあと何が残っているか】

最後に、「レンタル」というくくりで、あと何が残っているか考えてみたいと思います。

 

残念ながら、僕はまだ残っているものを探し出せていません。

 

自動車、お金、人材派遣、自転車、介護用品、不動産はすでにあります。

 

メガネはないのではと思いきや、すでにありました。

 

お墓はもともとがレンタルです。

 

彼女、彼、お父さん、お母さんもちょっと意味が違う場合もあるかもしれませんが、レンタルはありそうです。

 

これからしばらく、レンタルが可能でだれもやっていないことを考えながら生活してみるのも楽しいかも知れませんね。

 

20170228 by okkochaan