日常生活をするうえで、ゴミ処理との付き合いはさけて通れません。
ゴミ処理について、いくつか記事を書こうと思っていますが、今回は、生ごみにフォーカスして僕が日常的に行っている簡単なゴミ処理の方法を紹介します。
一貫して貫きたいのは、合理的かつ簡単な方法でなければならないということです。
僕は専門家ではありませんので、より良い方法はきっとあるだろうと思っていますが、合理的で簡単な方法を追求するのは、処理を難しいとか面倒と考えて何もしないよりはマシだと考えているからです。
では、生ごみ編をいってみましょう。
生ごみを侮ってはいけない
少し意味合いが違うのですが、ある方が、取引をしようと思った時に、その相手の家に行き、勝手口に回ってゴミを調べるということを聞いたことがあります。
冷蔵庫の中を見るのと同じ意味ですが、取引相手が物を無駄にする人かどうかをチェックするのだそうです。
どんなお金持ちであっても、水が手からこぼれるように、文字通り湯水のようにお金を使い、食べ物を無駄にするようでは、取引相手としては信用できないと考えたそうです。
しかし、昔の大きな家であれば方法はあったかもしれませんが、他人の家の勝手口を見るというのは現実的ではありません。
そこで僕は、生ごみの処理方法をチェックするのがわかりやすいのではないかと考えています。
会話の自然な流れのなかで、家の生活のことなどに話題が及んだ時に、「ゴミ捨て場は近くにあるのですか」という切り口でもいいし、「生ごみの処理は面倒ですね」という話でもいいと思います。
その時、相手が仕事一筋で、生ごみの処理について全く無知であれば、ちょっと疑念がわくだろうし、少なくとも問題意識を持っていれば合格かなと思っています。
このように生ごみの処理ひとつで、相手の脇の甘さだとか意識の高さは簡単にわかってしまいます。
日常生活への工夫だとか、家族への思いやりだとか、食生活へのこだわりだとかです。
まさに、生ごみを侮ってはいけないと僕は考えています。
通常の生ごみの処理
現実問題として、ほとんどの家では生ごみを「可燃ごみ」として、台所の三角コーナーである程度の水切りをしたらビニール袋にいれ、可燃ごみとして出しているのではないでしょうか。
しかし、これは簡単かもしれませんが合理的ではありません。
生ごみは可燃ごみの約半分を占めていると言われていますが、その上、水分を多量に含んでいるので重いのです。
すると、有料のゴミ袋の下手すると半分も入れない状態でゴミ収集所に持っていくことになります。
もし、この処理方法をしないですめば、可燃ごみの量は驚くほど少なくなります。
なぜなら、紙は資源ごみとして別にできるし、プラごみもそうだからです。
僕の家では、生ごみを可燃ごみから除外できているので、ティッシュとかが一番多いものとなっています。
さて、生ごみを可燃ごみに出さないということが、最も合理的な解決になりますが、それにはどうしたらよいのでしょうか。
生ごみでたい肥を作る事の問題点
そこからたい肥にすればよいというところまでは、多くのかたが到着することと思います。
ですが、問題はここからなのです。
ちょっとネットで検索すれば、かなり充実した内容の生ごみからたい肥を作る方法が紹介されています。
・ 機械を買って台所の外あたりに置く方
・ 庭やベランダでたい肥を作る方法
ですが、残念ながらこれらの方法は、それだけでは、実行にためらいがある要素を含んでいるのです。
機械の場合は2万以上の初期投資(場合により自治体の援助あり)が必要なのと簡単ではありながらメンテが必要なこと、電気代がかかること、かすかながら匂いの問題、同じくかすかながら音の問題があります。
庭やベランダでたい肥を作る方法は、ガーデニングとか家庭菜園をやっている方には問題ないでしょうが、そうでない方には、ヌカが手に入るかとか、それでもある生ごみの分別とかで情報過多になり身動きがとれなくなってしまいます。
コンポストという大きなバケツをひっくり返したような容器を使うのが最も手軽ではありますが、これにしても3000円~8000円かかる上に、あまり見栄えが良くないと思うかもしれないし、庭が狭かったりすると考えてしまうでしょう。
まあ、自分で生ごみを処理しようというのですから、これぐらいのハードルは当然とも言えなくはないですが、僕は生ごみ処理を考えたこともない方のために、出来るだけハードルを低くし、気楽に始められることを目的としています。
僕の生ごみ処理方法
僕はマンションに住んでいたこともあるし、現在は庭がある一軒家に住んでいます。
マンションでのごみ処理の方法については、以下の記事で案内しています。
マンションの場合は近隣への匂いとか、うじ虫、ゴキブリなどの問題があることと思います。
上記の記事では、気にするなぐらいにしか書いてありませんが、基本的には、土にしっかり埋めればかなり防げます。
次に一軒家の場合ですが、これは非常に簡単です。
穴を掘って埋めればいいだけです。
いろいろ調べると、骨は埋めてはいけないとか、卵の殻もだめとか、動物は腐るのでだめとか書いてあります。
しかし最終的に土になるのは時間の問題なので、僕はあまり気にしなくていいと思っています。
これは、生ごみを埋める場所をローテーションするのにどのくらいかかるかという問題でもあるので、庭が狭くてローテーションの時間が短い場合とか冬場で発酵しずらい場合とかに状況に合わせて対応すればいいと思いますので、まずは気にしないでやってみましょう。
穴も大きな穴をほって、ゴミ処理場のようにするのではなくて、植木鉢一個ぶんぐらいの穴をシャベルで掘って、ゴミを捨てたら即埋めるというやり方が最も簡単かつ合理的です。
穴を埋める時に、すぐ隣に穴を掘り、その土をかけていけばいいだけなのです。
また、土をかけたら、シャベルで何回か差して、出来るだけ生ごみを土になじませましょう。
こうして、家庭菜園の畑とかガーデニングの庭とかで生ごみを処理することによって、土はとても豊饒なものになります。
また骨とか土になりにくいものは、確かにあるのですが、それは次回のローテーションの時でも、拾って別に利用すればいいだけの話です。
例えば、植木鉢とか樹木を植える時に、下にまくとかすればいいと思います。
これに三角コーナーを3つ用意してローテーションさせると三角コーナーも驚くほどきれいになり殺菌もされます。
まとめ
写真とかがなくて、わかりずらい面もあったかと思いますが、一番大事なのは、とにかくやってみるということです。
実際に三角コーナーの生ごみをこのような方法で処理するようになれば、単に可燃ごみが減るだけでなく、生ごみ処理にかかる時間だとか、嫌な臭いだとかとは無縁の快適な生活を過ごせると思います。
あまり考えず、また細かなことは修正していくつもりで、ぜひ始めてみてください。
20180606 by okkochaan