Originally posted 2018-02-15 09:10:31.

奨学金破産 自業自得

2日ほどまえに奨学金破産に関する記事を書いたばかりですが、朝日新聞が熱心に追いかけているらしく、2つの追加記事が確認できました。

 

そして、これらに対して、借金するということに対する親も含めた自覚の低さから、自業自得ではないかという声もあがっています。

 

奨学金受けた息子亡くし8年、夫婦に265万円の督促状

 

「娘が自己破産を」 奨学金400万円、定年の父が返還

 

出典はともにヤフーニュースです。

 

僕は自分の子供たちも奨学金を毎月返済しているし、別途入学の際には自分で借金もし、やっと返済が終わったところです。

 

正直言って、返済はきつかったし、毎月のやりくりも厳しいし、贅沢もできませんでした。

 

それに、毎日、帰宅するのは深夜だったし、よく病気にもならずやってこられたなと思っています。

 

これは、簡単にいうと忍従の経歴と言えますが、もし人生やり直せたなら、もっと別の生き方が出来たのではないかとこのごろ思うわけです。

 

今朝は早起きもしたし、ちょっと違った視点からこの問題について書いてみたいと思います。

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そもそもこの記事は何をいいたいのだろうか

最近、朝日新聞については、安倍首相までフェイスブックで文句を言っています。

 

これは、どうかと僕は思っていますし、朝日新聞の良識を疑ったりはしていません。

 

朝日新聞は良くて読売新聞はダメとか、そんなことではないのです。

 

また若い世代の方はシニアは新聞やテレビなどの「偏向報道」からしかニュースを得ないのに対し、「私たち若い世代はネットやSNSなどから幅広く情報を得ているので、より広い判断ができる」とか言われたこともあります。

 

実は僕自身はネットやSNS、そしてラジオからほとんどの情報をとっています。

 

そして、僕自身も含めて、若い世代もシニア世代も、そしてマスコミも偏っていて当たり前だと思っているし、偏っていることを前提に情報をとるべきだと思っています。

 

公平に見える報道であっても、「公平をよそおう」という偏向があるのです。

 

このことを、すべての方が理解すれば、やっと議論の出発点にたどり着けるかなと考えているのです。

 

というのは、この朝日の2つの記事については、朝日新聞に好意的な僕であっても、タイトルから素朴な疑問を感じてしまったからです。

 

 

奨学金受けた息子亡くし8年、夫婦に265万円の督促状

息子を亡くして8年と書いてあるけど、その間に支払い請求がなかったとは考えられないので、そこのところがどうなっているか書かなければ報道としておかしくないですか?また老夫婦に265万円の一括返済を求めたとありますが、これだけ読むと、日本学生支援機構が鬼だと言いたいのでしょうか。もしくは、現在の奨学金制度の問題点としたいのでしょうか。僕は、この社会現象からどうしたいのか何を問題としたいのかを明確に言わない朝日新聞に弱さと無責任を感じます。

 

「娘が自己破産を」 奨学金400万円、定年の父が返還

この記事も同じくお涙頂戴式の内容なので、言いたいことをはっきり書いて欲しいと思います。親はこの件に限らず、また定年だろうがなんだろうが、子供のために何とかするものだと思いますよ。それに定年の父が返済するのであれば、娘を自己破産させる必要はないと思いますがどうなのでしょうか。娘は就職先の人間関係で退職し経済的に苦しくなったり精神的に働けなくなったりしたのだと思いますが、それは別の問題ではないでしょうか。

 

奨学金の金利をよく考えてみる必要もある

僕は現在の奨学金の金利をくわしく知りません。ただ、おそらく無利子に近い貸付なんだろうと思っています。

 

僕自身、子供の進学のために公的機関から利子が付く借金をしていましたが、それでも金利はかなり低かったです。

 






 

何が言いたいかというと、無利子に近くお金を借りられるという事は、とても大きな恩恵を受けているということです。

 

簡単な話、実はお金にそこまで困っていなかったとして、別に運用することでその差額を得ることだって可能なわけです。

 

奨学金の半分を仮想通貨に投資したりすることだって出来るのです!

 

なにしろ、融資はほぼ無審査なのです。

 

息子がお金を借りる時の書類のなかに、家庭の状況を書く欄があり、さすがに嘘は書けませんが、驚いたのは、ご丁寧に文例があったことです。

 

だいぶ前のことなので、うろ覚えですが、こんな感じでした。(かなり想像がはいっています)

 

「父は50歳ですが、最近、会社をリストラされ失業中です。母は近くのスーパーでパートをしていますが、収入はとても少ないです。また弟は今年、高校受験でその費用もかかります。家のローンもだいぶ残っているので、とても苦しいなか僕を進学させてくれました。僕は家族の期待に応えるためにも、大学でしっかり学び、また勉学に支障のない範囲でアルバイトをして頑張ろうと思っています。この奨学金を受けて立派な社会人となり、僕と同じような方のためにも遅滞なく返済して参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。」

 

最後に

おそらく朝日新聞は、返済不要の奨学金にするとか、親の連帯保証を求めない制度にすべきだとか言いたい気がします。

 

しつこいですが、明確に主張するべきだと思います。

 

僕は、例えば企業の採用枠のなかに一定割合の奨学金の返済を負っている学生を入れるような指針をだすとか、採用条件に奨学金を企業負担にするような枠をつくることで、優秀な人材確保の手段にするとか、アメリカでよくあるような個人や企業の財団をより発展させるとか、いろんな方法が試せるように思います。

 

また、そもそもですが、すでに、いい幼稚園→いい小学校→いい中学→いい高校→いい大学→いい会社 という神話は崩壊しているのですから大学のあるべき形とか必要性とか学歴に対する社会の基本的な考え方の見直しとかをすべきではないでしょうか。

 

20180215 by okkochaan