小室哲哉さんの不倫疑惑が報道されました。
本人は否定していますが、それにしてもこのところ文春を中心に不倫報道が次から次へとあります。
もちろん週刊誌が取り上げるのは読者が喜ぶからでしょうが、僕には人の不倫にさほど興味がもてません。
もちろん、人間は人のうわさ話が大好きだし、それを否定はできません。
ある意味こんな話で騒いでいるのは平和だからだと言えるかもしれません。
ただ、小室さんの今回の報道に関しては、小室さんを擁護する声も多くみられ、それに力を得てというかタイミング的に言いやすいので、日頃この手の報道に僕が思っていることを書こうと思います。
【まずは不倫って何?という疑問から】
現在は不倫の意味はかなり限定的に使われていて、夫婦関係がありながら他の異性と肉体関係もしくはそれに類する行為をすることを指しています。
これを不貞行為といい、離婚の際には不倫をした側が不利な立場に立つことが多いです。
つまり不倫は現代では法に触れる行為であるわけです。
この点があるために、報道は疑惑の段階から強く行われるし、有名人の場合は記者会見などで世間一般に対してお詫びをしたりしています。
ですが、僕が強く疑問に思うのは、本当にこんなことが世間一般の興味を引いているのかという点です。
もちろん、すぐに忘れ去られる話題でもあるわけですが、なんかレベルが低いというかむなしい感じがするのは僕だけでしょうか。
【現在の法律は国民多数の支持を受けているか】
非常に素朴な疑問なのですが、人類の歴史のなかでは、不倫とか売春だとかは、場合によっては死刑になるほどの厳罰であったりしました。
日本の場合、現在の法律はどれほど社会になじんでいるものなのかを一度考えてみるのもいいかなと思っています。
というのは、不倫が成立するためには、一夫一婦制という要件があり、そうでない国も世界にはたくさんあるわけです。
日本においては、むしろ雑婚が普通であったし、通い婚の社会もありました。
不倫は現在、法で不貞行為とされている以上、それを犯してはいけませんが、あまりにも不倫が多いのであれば法が合致していないことを一度は疑ってみるべきだと考えるからです。
このあたり、なんらかのビックデータを入力してAIに考えてもらうとどんな結果がでるのかなとかとても気になります。
なにが大事で、何を守って、なにを変えたり考えたりすれば、よりよい社会になっていくかということを、そろそろ考え始めてもいいのではないかと思っています。
夫婦別姓の問題とか、第3の性のこととか、とかく日本はこの点ではかなりの後進国といえると思います。
【ツイッターなどの意見ピックアップ】
今回、あまり騒がれていないことは、よかったなと心から思っています。
また、社会学者の古市憲寿氏がコメントしているのがとても面白かったです。
内容は小室ファンとして文春の記事のタイトルのつけ方を評価するといったものです。
「Can’t Stop Fallin’ in LOVE」をもじって記事のタイトルを「Can’t Stop 不倫in LOVE」としているのですが、僕も賛成です。
その他、気になったものを添付します。
【不倫疑惑】小室哲哉、キスや手つなぎは「ない」と否定https://t.co/Dq8rZb8yuh
「週刊文春デジタル」がインタビューした映像を「ビビット」で放送。小室はキスしたりとか手をつないだりは「ない」とキッパリ否定していた。 pic.twitter.com/96jA32VYkG
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年1月18日
ちなみに、キスや手つなぎレベルだと不倫とはならないようですが、小室さんはそれも否定しているということです。
不倫ネタが三度の飯より大好きなヤフコメ民が、小室哲哉の不倫疑惑については「いけないことだが理解できる」「息抜きが必要だったのでは」「KEIKOのことを考えれば報道すべきでない」などとほぼ同情一色で、ヤフコメ民にも血も涙もあることがわかった。
— 深爪@新刊「深爪流」好評発売中 (@fukazume_taro) 2018年1月18日
小室哲哉さんが不倫しようがしまいが日本の運命とは何のかかわりもない。あくまでプライベートな小室家の問題だ。だが確実なのはこの報道でKEIKOさんはショックを受けること。病状が悪化するかもしれない。要するに雑誌さえ売れれば人一人の命などどうでもいいと言うことか。週刊文春今週号は買わない
— Motohiko Izawa (@m_izawa) 2018年1月17日
小室哲哉擁護するつもりもないけど弱ってたんやろ。愛だけでなんでもかんでも乗り越えられるかって言えば違うし、全てを乗り越えられなかったからって愛じゃないとも思わんけどね。そもそもKEIKOにあそこまで寄り添える人間がどれだけいるか。その上、操まで守り通せって聖人君子かよ。
— やまだ🐶不動産糖質制限 (@fat_boy_debu) 2018年1月17日
【最後に】
全体の調子が小室哲哉さんを擁護するようになっていますが、それは、僕が小室さんの楽曲が好きだし、思い出になっている曲も多いからです。
ただ、あらためて日本人ということを考えてみると、昔の芸人とか政治家とかは愛人がいるのがあたりまえだったり甲斐性とすらされていた時代がほんのちょっと前まであったということを考えると、もともとはかなり寛容でおおらかな国民性があると思いました。
そして、不倫報道だけではないですが、報道によって思わぬところで傷つく人もかならずいらっしゃいます。
いくら週刊誌が売れるためとはいえ、不倫を書けば売れるなんて社会は、どこかおかしいという気持ちがしてなりません。
お読みいただき、誠にありがとうございました。
20180118 by okkochaan