うっかり見逃してましたが、都道府県魅力度ランキング2018年、
茨城県は47位の全国最下位を6年連続の6冠達成という
偉業をなしとげていました。
トップもビリも
努力だけではなかなか出来ないことなので、
偉業と言っていますが、さすがに、
何か対策が必要だと思います。
ただ、北関東では群馬が42位、栃木が44位で、
いずれも順位を前年から1つ下げ、
北関東3県がそろって人気がないという
傾向があります。
もちろん、何のなぐさめにもならないです。
生粋の茨城県人の僕は、悔しくてなりませんので、
あえて厳しいことを書きます。
必要なのはまったなしの対策をたてること
茨城県の、大井川和彦知事は
6年連続最下位を「残念」としつつ、
「順位に一喜一憂せず、
本当の意味での魅力を増すための政策をしっかり続けていく」
と言っていますが、本当に
そんな悠長なことでいいのでしょうか。
6年連続で最下位にありながら、
「本当の意味での魅力」
という言葉で、現実逃避を
しているとしか思えません。
茨城県の魅力を増すためには、
具体的かつテクニカルな、
施策が必要だと思います。
僕の結論は外部コンサルを使うこと一択ですが、
そう思う理由も含めて書きます。
郷土愛も弱く結果に無頓着な県民性
僕は昨年このテーマで記事を書きました。
茨城県が魅力度ランキング2017で魅力度ワースト5冠を達成できた決定的な理由
ここでは、特に人気の都市である札幌や京都と比較し、
恋のときめきを感じないことを決定的な理由として
あげています。
自分で、小規模ながらビジネスを始め、
その視点から考えると、魅力を感じない場所とは、
人が集まらないこととイコールであることが
わかります。
人が集まらないとは、お金が集まらないことだし、
お金が集まらなければ、お金が循環しないわけで、
税収も減るし県民の所得もあがらない状態です。
この都道府県魅力度ランキングは、
観光と直結している調査なので、
当然です。
都道府県魅力度ランキングの最下位に
甘んじることは、
貧乏でも幸せならいいと負け惜しみを
言っていることになるわけです。
貧乏でも暖かいささやかな家庭があればいいと
自己満足的に思っている人が多すぎる印象です。
しかし僕は、それを、表面的な優しさをよそおった
無関心な冷たい態度だと考えます。
その証拠に、同じ調査会社が実施している
郷土に愛着があるかという調査でも、
茨城県は、かなり低いのです。
人気がないことの損失を計算すべし
もちろん、この調査は、いち民間会社の調査にすぎないと
無視することも可能かもしれません。
ですが、観光収入が少ない、もしくは本当なら
もっと伸ばせるのに努力していないことを、
そろそろ率直に認めるべきではないでしょうか。
逆に観光都市として人気がある札幌市、
京都市、横浜市、金沢市などを考えると、
この最下位の結果が人為的であることが
わかります。
金沢市と水戸市を比べても、三大公園は
同じだし歴史だって古いのにどうして
これだけ差があるのかとか、よく
考えましょう。
まして、茨城県は、東京からすぐに
行くことが出来るわけです。
人の意見を聞かないから進歩もない
これは僕の予想ですが、茨城県が、
都道府県魅力度ランキングの
最下位でもかまわないという
考えは根強くあると思います。
これは、あたかも、絶対に非を認めない、
古い経営体質の中小企業の経営者のようです。
新しい発想とか創意工夫に耳を貸さないので、
反省もなく、したがって進歩もありません。
そして、こうぼやきます。
「茨城県は、筑波山があり、霞ケ浦があり、
偕楽園があって、黄門様がいて、
水戸なっとうがある。
それに農産物でも
栗、ピーマン、レンコン、白菜などの
生産量は全国一位だ。
こんないい所なのに、
どうしてわからないのかな。」
ですが、それらは、都道府県魅力度とは
何の関係もないです。
茨城県のおかれた現状は、
あたかも、もてない人が、
その原因を人に対する気遣いとか、
コミュニケーションとか伝え方とか
工夫にあるのではなく、
容姿やお金や家柄などのせいだと
考えるのと似ています。
だから、僕は第一に茨城県がどのように
世間一般からみられているかを
よく考えるべきだと思います。
たとえば、マナー的なことを言えば、
交通事故の件数とか
飲酒運転の検挙数とかも最下位をいつも
争っていた気がします。
個人的な経験ですが、先日、宮城の方に
車で旅行したときに、高速道路で
茨城県に入ったとたんに、スピード違反の
追い越しが堰を切ったように始まり、
愕然としたことがあります。
これは一例ですが、こうしたことが、
関係していると思えてなりません。
こうしたことがあると、少なくとも、
積極的にいい所だと人に話したり
しないのではないでしょうか。
人気がないのは、観光地だけのせいでは
ないのです。
結論は外部コンサル一択
僕は、11月に入って、そういえば今年のランキングは
どうだったかなと思い出して調べてわかったぐらい
実は興味がありません。
ただ、さすがに6年連続の最下位となった時に、
原因について考えざるを得ませんでした。
僕の提案としては、この状態であれば、
外部コンサルにお願いして、来年こそ
脱却すべく取り組むべきだということに
なります。
イメージとしては、堀江貴文さんのような、
既成の価値観にとらわれず、思い切った改革が
できる人が必要だと思っています。
成功報酬でもいいので、プロのコンサルティングを受け、
真剣に取組むべき時が来たのではないでしょうか。
県知事を千葉県の森田知事のような積極的に
売り込むタイプの人にするのは無理なので、
そうであれば、外部コンサルと考えたわけです。
一般企業でも生き残るために、
外部のコンサルを使ったり、
長く勤務している社員を上げずに、
外部から人をリクルートしたりするのは、
はっきりとした理由があります。
外部の人であるからこそわかる、
いい所、悪いところがあるからです。
茨城県という社内で、いくら考えても、
このワースト記録は更新されつづけると
思います。
20181103 by okkochaan