佐川氏が不起訴となった。

 

難しい理屈はわからないし、知りたくもない。

 

でも、あれだけの文書改ざんを指示し、国会では誠実とは思えない答弁を繰り返し、肝心の動機についてはわからないのでは、国民も子供も納得できないのではないだろうか。

 

それに福田元総理が発言しているが、書き換えをさせられているという遺書を残して自殺した財務省の職員のことを忘れていないだろうか。

 

この佐川氏らの不起訴処分を受けて、「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」という市民団体が大阪地検特捜部の不起訴処分を不当だとして、大阪検察審査会に審査の申立書を郵送したそうである。

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不起訴の理由

不起訴の理由は簡単に言えば嫌疑不十分とのことである。

 

また公文書の改ざんに関しても、主要部分の改ざんではないという理由もある。

 

不起訴の理由とかその記者会見の歯切れの悪いようすはネット上でも公開されているのでご覧いただければと思う。

 

この不起訴については、既定路線だったという見方もあり、それはあたかも入札前に談合があって自分が不利になること(起訴される)ことはないことをあらかじめわかっていたのではないかと思うほどである。

 

そして発表された財務省の「処分」

財務省は処分20人を発表した。

 

だが、その内容を見ると、いかにも軽い処罰としか思えない。

 

笑止なのは、佐川氏への処分だが、「停職3か月」である。

 

すでに退職しているのに停職3か月??

 

結局、停職3か月に相当する「懲戒」ということになるらしい。

 

その他19人も発表されているので、ご覧になるといいが、重い順でいうと、戒告、次に停職1か月、その次が、減給20%を3か月といった感じである。

 

正直、どうでもいいとしか思えない。

 

そして、トップである麻生財務大臣は、かつて佐川氏を優秀な人材なので国税庁長官にしたと言い、文書改ざんは全く知らず、まさに手のひらを返したような印象だが、自らは1年分の給与を自主返納するということらしい。

 

だが、あの金持ちの麻生氏が1年分の給与を自主返納するといっても、何にも痛くないだろうことは誰でもわかる。

 

収入のほとんどを給与に頼っているサラリーマンとは違うのである。

 

もし本当にこの問題を重視しているのであれば、全財産を国庫に渡すぐらいをすべきなのだ。

 

いずれにしても、佐川氏は不起訴となり、財務省は処分することで、この問題の幕引きをはかっているのは明白なのだが、結局、この問題に納得感がないままで風化していしまうのだろうか。






検察審査会に期待は出来るか

検察審査会というとご存じない方も多いと思う。

 

もしかすると、遠山の金さんとか水戸黄門ばりの力も人格もある人が悪代官である検察を審査すると思っている人もいるかもしれない。

 

だが、これはくじ引きで選ばれた11人なのである。

 

そして、実に残念なことに、この検察審査会が今回のように検察の不起訴を不当とする結論を出す可能性はかなり低い。

 

大阪検察審査会に審査の申立書を送った市民団体もそのことはよくわかっているので、審査員に不起訴を不当とするように呼び掛けている。

 

この11人のうち、8人以上が不当としなければ、不起訴が不当であったとはならない。

 

しかも、そのあと、再度、検察が不当ではないとなれば、再度、検察審査会を形成して不当としなければならない。

 

ここまでくれば、起訴となるが、これだけでも不起訴が不当となることが難しいことはわかる。

 

似たような政治がらみの問題でいえば、元TBS記者でジャーナリストの男性から準強姦被害にあったと訴えるジャーナリストの詩織さんが、検察審査会に審査を申し立てていた件も「不起訴相当」の議決となっている。

 

詩織さんの件は、海外でも注目されていたし、ネットでは検察審査会の議決に対し、疑問を持つ人が多かったのである。

 

人は感情的になるという言葉を何か価値が低いもののように言うことが多いが、僕は感情とは判断の原点にあると考えている。

 

もし検察審査員に選出されたら、ふだんなじまない法律用語などでかく乱されることなく、ネット上での意見とか、国会での答弁の様子とかを十分に見て判断をなさって欲しいと思う。

 

救世主は大石内蔵助か

このように観てくると現状では、シニア層の多くは政権を批判し、若者たちはますます政治離れを起こしていく。

 

全般に悲観的にしか見えないが、そうでない要素もある。

 

それは、日大アメフト部の危険タックル事件で、宮川選手の勇気ある記者会見にエールを送る人が多いこと、逆に日本大学の執行部に対しては批判が集中していることだ。

 

これは、現在の森友・加計問題の代理事件として国民はとらえているのではないだろうか。

 

つまり忖度とか隠蔽とかに対する強い嫌悪感があるからだと思っている。

 

神戸で起きた自殺した少女が友達に語っていたメモを隠した事件もそうだ。

 

だが批判しているだけでは、不十分だと僕は思っている。

 

そもそも佐川氏がなぜ虚偽答弁をしていたかの動機は謎のままなのである。

 

これほどの目に遭って、佐川氏が真実を語る可能性だってあるかもしれない。

 

そして、国民が待ち望んでいるのは、大石内蔵助のようなスター性のある人物の登場ではないだろうか。

 

親しみやすい人格と行動力とで国民をけん引していくような人物が野党側から現れることを僕は期待している。

 

20180604 by okkochaan