新潟県知事選 野党 敗因

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国政選挙なみに与野党が注目したとされる新潟知事選は、自公が押す花角英世氏の当選となりました。

 

差は3万5千票あまりで元県議の池田千賀子氏が事実上新人であったことを考えると、よく頑張ったといえるし、僅差の勝負だったと言えなくもありません。

 

しかし、そうであっても負けは負けです。

 

野党は新潟知事選の敗因をしっかりと認識し今後の闘い方に生かさなければならないと思います。

 

僕は原発に反対だし、今の与党に不安を感じているので、野党が推す池田候補に期待していたけれども、今後の野党のためにチェックして欲しいポイントを書いてみました。

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新潟県民の心に寄り添っていたか

政治だろうが商売だろうが同じだと思いますが、顧客(この場合は新潟県民の有権者)の心に寄り沿っていたかが気になります。

 

僕も地方に住んでいるので分かりますが、県知事選なのに中央から応援に乗り込んできて、中央の政治の話ばかりされても、「一体、この方はなにしき来たんだろう」と思ってしまいます。

 

弁士の話をよく聞けば、決してそんなことはないと思いますが、それが、伝わらなかったのではないでしょうか。

 

野党といえども、名のある方々ばかりなので、僕個人は非常に興味がありますが、はたして一般の方はどうでしょうか?

 

安倍政権の批判ばかりされても、それがどう知事選につながっているのかという実感はわきづらい気がしてなりません。

 

候補者の池田千賀子氏に対しては、素晴らしい人とかいっているだけの印象なのですが、これから知事になるかもしれない方なので、よりわかりやすく人柄とかエピソードとか、固有の政策とかを出していくべきだったと思います。

 

そうでなければ、県民は池田千賀子氏に投票するのではなく、野党を指示するから投票するということを強いられることになります。

 

これは、あくまでも印象の話ですが、印象が投票先を決める強いファクターであることは、よく認識すべきです。

 

結局、いくら有名な方であっても、「選挙の時だけ駅前に立っている政治家」と同じだと思ってしまった方は、花角氏に投票したのではないでしょうか。

 

花角候補は新しい建設事業などを強くアピールし、具体的な金額なども言っていたのが県民に寄り添った経済政策として評価されたとの見方がありますが、僕は正しいと思います。

 

野党6党が結束して安倍政権に立ち向かうということは理解できるし、野党の候補者が乱立して票の取り合いを防ぐということは意味がありますが、その反面、政権批判色ばかり全面に出たのが裏目になったと思います。






県民はイデオロギーやアンチ安倍で投票はしない

新潟県民の7割ぐらいは原発再稼働に反対しています。

 

それなのに、池田さんでなく花角氏に投票した人が多いのはなぜでしょうか。

 

池田さんは花角氏と違って無名であっても、地元出身であり元県議であるという利点がありました。

 

花角氏は今問題となっている国土交通省の出身であり、中央から派遣された刺客のような状況でした。

 

しかし、池田さんは反原発、女性のための政策強化、安倍政権批判を訴えるばかりで、実務的な他の政策について説得力とか安心感を与える政策を出しませんでした。

 

それに対して、花角候補は原発の論戦を避けると同時に、自分も原発には反対である含みの話をし、すかさず新しい建設事業などを強くアピールし、具体的な話をしていました。

 

僕は、ここにこそ真の敗因があると思っています。

 

特に野党が、今後も連携して他の選挙などの応援をする場合に、住民はどうみているかということを十分にリサーチして、同じ過ちを絶対にしないように反省するべきだと考えています。

 

野党の方は、安倍政権を批判するあまりに、県民のことを忘れてしまっていませんでしたでしょうか。

 

森友・加計問題もぞくぞくと資料があがってきて、国会も白熱していますが、それをそのままの温度で県知事選に持ち込めば勝てると考えるのはあまりにも戦略がないと思います。

 

「ここで勝てば安倍政権を倒せる」という強い思いが、こうした基本的なことを忘れさせてしまったのではないかと思います。

 

結局、県民は、イデオロギーやアンチ安倍で行動はしないし、今の政権に危機感を持っていたり反原発の人は池田氏に投票するだろうというのは甘い見通しだったと言わざるを得ません。

 

県民は、より動物的に、自分たちが安心してついていける気がする指導者についていくのです。

 

厳しい言い方になりましたが、このままの戦略で他の選挙の応援をしても同じような結果になる危険があると思います。

 

そして、国政選挙なみに強い関心を持ちながらも、あえて応援を繰り出さなかった与党(繰り出せば国会の論議が新潟で再燃するだけ)は戦略的には正しかったと思います。

 

最後に

よく安倍政権を支持する理由として、他に適当な人がいないとか、野党が頼りないとかおっしゃる方がいます。

 

この理由も安全・安心が基本的に優先されるからです。

 

前知事の米山氏の女性問題による辞任についても、都合悪くなって辞めたというふうに思われており、マイナス材料が初めからありました。

 

こうしたマイナス面を払しょくするようなパワーがある、同じ新潟出身の田中角栄氏のようなリーダーが野党から出てくること、野党の政策をしっかりと国民の前に打ち出し、展開していけるような人が出てくることに期待しています。

 

20180611 by okkochaan