チャ、チャラッチャ、チャーラー!
ヤフーニュースによりますと、今年の出生数は2年連続で100万人を割り、一方で自然減は過去最多になったとのことです。
今年の出生数の見込みは、94万1千人に対して死亡者は増えていて、差し引きの自然減が40万3千人ということです。
これは、ちょっとした地方都市の人口に匹敵する数ですが、東京など都会に住んでいるとなかなか実感がわかないかもしれません。
そもそも、出生数が低下するとまずいような気がしますが、どんな影響があるのでしょうか。
また出生率はなぜ低下しているのでしょうか。
出生数、2年連続の100万人割れ 自然減は過去最多(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース https://t.co/jlB8Cv27zu @YahooNewsTopics
— 新鋭ブロガーおっこ (@bloggerokko2017) 2017年12月22日
【出生数低下の直接的な原因】
団塊の世代が現役から退き始めてからだいぶたちたちますが、それもそのはずで、団塊ジュニア世代はすでに40代になっており、主な出産世代ではなくなっていることが直接的な原因とされています。
主な出産世代とされるのは、そのあとの、現在20~30代の女性ですが、その数は減少しているので、これが直接的な原因となります。
しかし、数の問題ばかりではなく、結婚というものへの価値観も変わってきているし、「家」という考え方も崩壊しているし、そもそもお金がなくて結婚など出来ないと考えているかたも多いように思います。
地方だと、出会いがないという問題が男性側からするとあると思いますし、都会だと保育園に入れないという問題があり、子育てと仕事の両立が難しいことも心理的に結婚離れとか子供を作らない要因になっているのではないでしょうか。
今の20代、30代の世代は、簡単に言うとお金がありません。お金がなければ余裕がありません。
一方でその前の世代のように、子供は多いほど良いという考えは、お金だけでなく仕事との両立のこととか住居のこととか、いろいろ考えると、結婚に夢がもてなくなるのもうなずけます。
また、子供が少ないのに保育園が不足しているというのは、矛盾していますが、これは国や地方自治体の政策面での応援がなければ難しい面があると思います。
しかし、いったん下がり始めた株価が容易に回復しないのと同様に、この少子高齢化の流れを変えるのは容易ではなく、その流れはほとんど暴力的に津波のごとく襲ってきています。
【出生数が低いことは悪いことか】
一旦、ここで話をそもそも論にもどします。
そもそも、出生数が低く自然減がマイナスであるのは悪いことなのでしょうか。
人口がいたずらに多く、子供ひとりひとりに対して社会全体の支援が行き届かない状態はかえってマイナスのようにも思えます。
つまり、適正な人口とか人口計画というものがあるのだと思いますが、そうした研究はどの程度すすんでいるのでしょうか。
現状では、女性一人が生む子供の数である合計特殊出生率も16年は1・44で人口を維持できる2・07を大きく下回っているので、このままでは人口は先細りになっていきますが、そうすると何がまずいのでしょうか。
この点は、なんとなくまずいような気がする程度で、正確に知りたいところです。
一つ、はっきりしていることは、労働人口が減り、生産性がさがることがあげられます。
しかし、それ以外の悪影響については、人がいなければ自然の力が、原生林を創っていくでしょうが、人口密度を考えると何が本当に悪いのかは、十分に研究する必要があると思います。
また最近の国際情勢の緊迫化から、日本が憲法を改正して軍隊をもつのではないかとの憶測もありますが、この状況では、老兵ばかりの軍隊になりかねず、とても戦争などできないでしょう。
僕は、特にヨーロッパの国々とか北欧の社会保障制度とかを人口や国土、産業も含めてベンチマークしたうえで、これらの問題を総合的に考える必要があると思います。
また近隣のアジアの国々からの人たちを受け入れることとか、いろいろ考えることはあります。
【日本人と結婚制度】
日本人が現在の結婚制度になってから、それほど長い月日がたっているわけではありません。
もともとは通い婚がもっともなじんでいたように思えますが、婚外子が極端に少ない日本や韓国と、半数近くとかそれ以上である欧米の国々を、ここでも比較してみるとよいかと思います。
それと、なんといっても、先日の2018年問題で雇い止めされる派遣社員について書きましたが、労働者もさりながら、子供とか子供を育てる親とかへの保護が少ないのが現在の日本社会だろうと思います。
この場合の保護とは、決して制度的な面ばかりを指していません。
例えば、団塊世代の親たちは、戦後の焼け野原で食べ物もなくお金も仕事もない状況でありながら、敗戦からなんとか立ち上がろうという社会全体の強い意志があったと思います。
だから、服もやぶれたりよごれていたりしても、近所の子供があたかも兄弟のように子供独自の社会を作って育っていけたし、親もまた自分の子供でなくても、叱るべきときは子供をしかったりできたのだと思います。
もちろん、戦後の社会のほうがよかったから見直せとかいっているのではありません。
すでに後戻りはできないことが、たくさんあるはずです。
そこで、どうしていくかを考え実行していくことが大事なのではないでしょうか。
20171222 by okkochaan
おっこちゃん、こんにちわ。
死亡数が出生数を上回り、人口の純減が続く状態、死亡数の上昇は加速気味だし今後もまだまだ続きそうですね。ただ今の社会を、人口が増えていた50~60年代に戻すなどは無理なのは仰る通り。寧ろ現状を肯定的に捉え、社会の最適化を図るのが行政手腕というものでしょうね。また核家族化や農村での増え続ける工作放棄地など、色々と課題もありますね。地域や近所の繋がりが薄れていることも、考えようによっては従来から言われていたことですが、独立した市民としての個の確立が求められている。江戸時代から続く伝統的な「5人組」的社会からの脱却のチャンス。ひとりひとりが情報発信のチャンスを与えられた今ですもの。
以下、気になったのは・・
子供が減ったけど待機児童が現象は矛盾?
→核家族化や地域での育児が薄れた要因で、保育施設を必要とする家庭の割合が増えたことによる現象と思われます。
労働人口が減り、生産性がさがる
→飽和市場である自動車など、ドライバー人口が減れば国内生産・販売量は下がると思いますが、生産性はそうとは限らないのでは?例えばロボットの普及など。
参考、ひとりあたりのGDPでは我が国はOECD加盟国中世界20位くらいとか。一位はルクセンブルク。アイスランドも高いですね。但し、金融・サービスや製造業が混合していて余り当てにならない気も。
Asukalさん、こんばんは。
お久しぶりです。またコメントありがとうございます。
僕は1年前まで東京の日本橋で仕事をしていて、いまは、田舎にすんでいるので、若干のギャップがあります。
田舎のかたは、良くも悪くも現実主義であまり余計なことを考えないように思えます。(あまり話をしないので、間違っているかもしれません。)
ただ、子供は本当に減っていますね。そして、そのせいかもしれませんが、田舎であるのに僕が描いていた田舎の子供とは全くことなり、普通に花粉症やアレルギーにかかっています。
親とか祖父母の思考と子供の思考とでは、かなりのギャップがあるように思えます。
今の僕の心境は、進むも地獄、引くのも地獄という感じで、あまりシニアらしくないのですが、やろうと思ったことを即、徹底的にやることぐらいしかありません。
これからも、よろしくお願いします。