安倍昭恵 森友学園 関係
引用:安倍昭恵さんフェイスブック

 

こんにちは、おっこちゃんです。

 

今、国会では森友学園の決裁文書の書き換えの問題で、白熱した議論がなされています。

 

流れとしては、当然ながら安倍首相は昭恵夫人も含めて森友学園の国有地の払い下げについての関与を全面的に否定しており、財務省理財局の責任としようとしています。

 

また野党は安倍首相と昭恵夫人の関与を問いただし内閣に打撃を与えようとしています。

 

これは見方を変えて、一歩引いて眺めれば、それぞれが自分に振られた役割に忠実に演じているように見え、非常に面白いです。

 

そうです、安倍昭恵さんと森友学園の関係は下手な推理小説よりずっと面白いのです。

 

そして理財局長だった佐川氏の国会喚問になりそうですが、昭恵夫人についてはどうなるかわかりません。

 

 

僕は本稿では、どちらに偏った意見もだしませんが、この事件で国会が面白くなったと思っています。

 

これを言うと不謹慎だとか言う人も必ずいると思いますが、面白いのだからしかたがありません。

 

ちょうど将棋の藤井6段の登場で将棋がにわかに注目され盛り上がりを見せたように、朝日新聞の決裁文書が複数あるという大スクープで、多くの国民が国会に注目が集まることはとても良いことだと思っています。

 

そうしたなかで、文春オンラインの記事が本質を突いていると思えたので、ぜひ紹介したいと思います。

 

“善意の怪物” 安倍昭恵が最後に破壊するもの

 

このところの文春の記事といえば、不倫専門誌になったのかと思うぐらい、つまらない不倫報道ばかりであり、僕にとっては全く興味も持てない記事ばかりでしたが、この記事は非常に含蓄があり素晴らしい記事だと思いました。

 

善意は時として悪意よりも害がある

僕がどこかで聞いた言葉ですが、この文春の記事が言わんとしていることは、善意は時として悪意よりも害があるということです。

 

ぜひお読みいただきたいと思いますが、この記事は、以下の言葉で結ばれています。

 

かくして善意の怪物は、その善意でもって、もっとも身近な者の足元を今、破壊しつつある。それが昭恵夫人の役割だったのかもしれない。

 

善意の怪物とは昭恵夫人であり、もっとも身近な者とは安倍首相を指しています。

 

そして役割といえば、少なくともこの事件によって官僚体制の問題であるとか、もしかすると日本の国益にとっては間違いかもしれない安倍政治にとどめをさすとすれば、安倍昭恵さんは実に数奇な運命を持って生まれた人といえます。

 

もしかすると安倍晋三との出会いにしても運命であったのかもしれません。

 

ただ文春の記事は、昭恵夫人が「いい土地だから進めて」と、やがて死者を出す事態を招くことになる、国有地売却を後押ししたと決めて書かれていますので、意見がわかれるかもしれませんが。

主人公がでてこない推理小説

この森友学園の問題をあえて推理小説としてのみ見れば、主人公は明らかに昭恵夫人でしょう。

 

そしてこの推理小説は主人公がでてこない推理小説なのです。

 

僕は、だいぶ前にイギリス映画だった気がしますが、「探偵」という映画を観たことがあります。

 

もはやストーリーも忘れてしまいましたが、ある大きな邸宅が舞台で、実際に映像に登場する人物は夫人の夫である屋敷の主人と、記憶が定かではないですが、おそらく夫人と関係をもっている男性です。

 

そして二人の男性は、夫人のことについての会話ばかりしつつ物語が進行するのですが、この夫人は屋敷にある肖像画に描かれる形でしか登場しません。

 

残念ながら会話の内容をほぼ覚えていませんが、最終的に夫が浮気相手の男性を殺して終わったような気がします。

 

しかし、にもかかわらず、この話の主人公は肖像画でしか登場しない夫人なのです。

 

そして映画はこの登場しない夫人に対して興味がマックスに高まった状態で終わり、それが深い余韻を残すのです。

 

森友学園の問題を考えると、見方によれば(その意味は政治の私物化だとか文書管理の問題とか財務省の犯罪とかを度外視して言えばということですが)、実に多くの人を関与させ、籠池夫妻にあっては7か月も拘留され続けているにもかかわらず、昭恵夫人はついに登場せずに終わらないと、この推理小説は完結しないような気がしてきています。

 

つまり安倍昭恵さんが国会喚問とかで登場してしまうと、この小説は台無しになるように思います。

 

安倍昭恵さんへの興味は高まるばかり

上記の例はちょっと例示として適当かどうかわかりませんが、安倍昭恵さんが不思議な人であるという印象は高まるばかりです。

 

先日、昭恵さんのFacebookで、「野党の追及で大変ですね」とかのコメントに対し昭恵さんが「いいね」を押したことで炎上する事件がありました。

 

僕もちょっと眺めてみましたが、「昭恵さんがんばって」とかの応援メッセージも多かった印象です。

 

文春の記事には昭恵さんの思考回路に対する分析とかスピリチャルなどへの取り組みとかが書かれています。

 

おそらく昭恵さんは籠池氏の考えとか、とりわけ幼稚園での子供たちの安倍首相をたたえる復唱に感動して応援したのは事実だと思います。

 

そして、自分がなぜ問題になっているのか、なぜ悪いこともしていないのにこうした批判にさらされるのか理解できないのだと考えています。

 

おそらく、昭恵夫人の最大の勘違いは、ご主人の安倍晋三氏がきな臭い政治の世界にいることを理解せず、あたかも皇族の夫人になったと思ってしまったことだと思います。

 

そして理由はわかりませんが、何かしら強いコンプレックスがあり、それを解消するために力にあまる無理をしていて、それがいろいろな言動につながっていると思えてなりません。

 

ただ、一つだけ確かなことは、この森友問題、加計問題もそうですが、実は中心にいるのは昭恵夫人であり、世界が彼女の周囲で回っているということなのです。

 

そしてそれは、昭恵夫人が望んだことではないかもしれない、天命のようなものであり、だからこそ、文春の

かくして善意の怪物は、その善意でもって、もっとも身近な者の足元を今、破壊しつつある。それが昭恵夫人の役割だったのかもしれない。

という言葉に僕は感銘を覚えたのです。

 

20180319 by okkochaan