こんにちは、おっこちゃんです。

 

「内閣府が26日公表した「国民生活に関する世論調査」によると、現在の生活に「満足」「まあ満足」と答えた人は合わせて約74%に上り、調査項目に加わった1963年以来最高となった。」とのことなのですが、どうにもこの結果に違和感がありますので、その違和感の正体を探ってみたいと思います。

 

 

参考ヤフーニュース記事:

生活に満足、最高の74%=「この先悪く」も2割強―内閣府調査

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【国民生活に関する世論調査とは】

 

内閣府が年一回実施している書面による世論調査です。今年の調査は6~7月に全国の18歳以上の男女1万人を対象に行い、6319人(63・2%)から回答を得たとのことです。

 

ちなみに18歳以上であるのは選挙権が18歳からになったためです。

 

また、「本報告書の内容を引用されたときは,その掲載部分 の写しを下記宛に御送付下さい。内閣府大臣官房政府広報室」となっています。

 

この辺りは、お役所だなと思いますが、写しを送付するなんて面倒なことはやりたくないので、質問内容を知りたい方は「国民生活に関する世論調査」で検索してみてください。

 

僕は公共機関としてではないですが、この手の調査を仕事としてやっていたことがあるので、この情報から驚いたことは、その回答率の高さです。

 

日銀の経済短観の調査で聞いたことがあるようですが、あのような有名な調査であっても回答を貰うのはかなり苦労をされているようです。

 

僕の経験からすると、書面を送っただけでの回答率はいいとこ4割ぐらいだと思います。

 

調査方法を確認してみたら、世論調査は、正確な結果を得るため、調査員による訪問面接によって行っていると書いてありました。

 

ちょっと疑問なのは、調査員による訪問面接を行うと何故、正確な結果が得られると考えるのかという点です。

 

少なくても対象となる方を確認しながら回答を貰えば、本人確認的な部分は正確になるでしょうが、人によっては回答がぶれることはないでしょうか。

 

例えば、実は生活に不満があるのだけれども、いくら国の調査であっても個人的な事項を話したくないために、「まあ満足」と回答してしまうことは大いに考えられると思います。

 

また、結局、この調査は内閣府が自分でやってはおらず、民間会社に委託している点も僕は気に入りません。

 

少なくても、調査の指揮命令とか最低限の数の実際の調査実行とかは絶対に入れて欲しいのです。

 

また、この調査は官主導で長く継続しているものなので、それなりの価値があると思いますが、質問内容などが固定化していて、多少時流にそぐわなくなっていても、長期的な意識の変化をみるという目的からは容易に質問内容を変えることはできないでしょう。

 

この記事を書いている時点では、まだWeb上の公表がなされていないようなのと、引用した場合の書面での送付が面倒なので引用はしませんので、質問形式や内容に興味ある方は、「国民生活に関する世論調査」で検索し具体的な質問内容と形式が公表されているので、自分だったらどう答えるかとか見てみるのも良いと思います。(昨年分はあるので、それを見ればいいと思います。)

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【現在の生活に満足が74%という数字をどう読むか】

 

今年の結果として、現在の生活に「満足」「まあ満足」と答えた人は合わせて約74%に上り、これが調査項目に加わった1963年以来最高となったそうです。

 

この手の調査に、だからどうなの?と聞くのはお門違いであるのとは重々承知しているつもりなのですが、それでも僕の生活実感からは異常に高い数値と思えてなりません。

 

あくまでも、これは感情的な受取りについてしか聞いていませんので、物価上昇で実質賃金が下がり生活が苦しくなっていても、「足るを知る」で満足している人がいれば誰だって批判は出来ないでしょう。

 

むしろ報道機関によって、この結果の解釈がなされているわけですが、政府が力を入れるべき政策(複数回答)に「防衛・安全保障」を挙げた人が36・2%(前年比4・3ポイント増)に上り、選択肢に入った2001年以降で最高となったことが分かったこととか、所得や収入面の満足度を問う質問では51・3%の人が「満足」「まあ満足」と回答し、「やや不満」「不満」の合計46・9%を21年ぶりに上回ったとかいうのは、事実であるにしても「解釈」のひとつに過ぎないと考えます。

 

これと対照的なのが、今年4月に明治安田生命がおこなった、お小遣いの調査です。

 

小遣い、07年以来最低=月2万5000円-明治安田調査

調査は4月3日~10日にインターネットで実施。お小遣い金額などを回答した20代から50代の既婚男女は1080人だった。

 

 

【ネット上の感想】

 

僕が調査内容を見て少し嫌だったことがもう一つありました。

 

それは、ちょっと感覚的ですが、どこか質問が上から目線にみえてならないのです。

 

そもそもこの調査のサンプリングの元データは住民台帳です。

 

いわば、データを抑えられたうえで、あたかも御下問のように「今の生活は満足か?」と聞かれているような気がしてならないのです。まあ、これは気のせいかもしれないですが。

 

なので、ちょっと他の方の声も拾ってみたいと思いました。

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*非正規雇用率は過去最高。正職員は心身疲弊。年金も医療もどうなるか分からない。
・・・これほど実感を伴わない調査結果、笑うしかない。政権への忖度ってやつか?

 

*この調査は誰に聞いてでた結果なの?中小企業は給料も上がらないのに世の中は所得税ダのなんだかんだ物価上がって行ってばかりで毎月マイナスで生活厳しいよ。アベノミクス?大企業ばかりじゃなく、抜き打ちで中小企業の実態見に行ってみたら?安倍晋三さん。

 

*高望みしなくなっただけなのか?
とりあえず、メシ食えて平和だからなのか?
向上心なくなってきたのかな?

 

*国民じゃなく議員への調査じゃないの?そりゃ議員報酬で不倫してりゃ満足でしょ。私の周りでは4人に3人は苦労してるよ。

 

*人生に満足してる人って
どのくらいいるんだろうってこの記事見て考えた。
まだまだって思った。

 

*おかしいな?自分は1%も満足していない

 

*この調査の根拠となったものを示して欲しい。
一般国民が現在の内閣に満足しているならこの意識調査も理解できるが、半数以上の方々が現状の生活に満足?
何か違和感を覚えるのは自分だけではないはず

 

*内閣府調査?どんな調査してその規模は?
役人だけに調査したと言うならこの結果は妥当だが
一般国民は74%が生活に不満あると思うんだが

 

きりがないぐらい、こうした意見が掲載されています。

 

報道に従事される方も、この辺りの違和感を含めて調査データから実態に迫れるかどうかを検討してみるべきかなと考えます。

 

20170827 by okkochaan