剪定した枝を捨てるのが、なんとなくもったいないと感じたことはありませんか?

 

樹木も雑草も、あなたの庭が生み出した貴重な資源であるのに、それをお金を払って捨てるのは馬鹿げていると僕は思います。

 

ここでは、剪定した枝を堆肥としたり、マルチングとして利用する方法について書きました。

 

かなりズボラな僕でもできるので、しっかり者のあなたならより完璧にできるはずの方法です。

 

もし同じような思いをお持ちだったり、単純に選定した枝の処理に困っている方は、この記事を参考にしてください。

 

剪定した枝を堆肥にする方法

剪定した枝を堆肥にするのに生ゴミとか雑草とかと大きな違いはありません。

 

ただ、枝を細かく切る作業がはいるのと、たい肥化するのに若干余計に時間がかかるぐらいです。

 

コンポストを使って、裁断した枝を放り込んでいってもいいし、ブロックなどで囲いを作って、ふたをしてもいいです。

 

あとは、米ぬかが手に入るようでしたら混ぜればいいし、なければ枯草などを適当にまぜあわせます。

 

面倒ならコンポストになんでも放り込むのもアリです。

 

なお、ちゃんと園芸店で売っているような堆肥レベルに仕上げたければ、堆肥を均質にするのと発酵を早めるために、時々切り返しをして混ぜ合わせたほうがいいです。

 

しかし、面倒であれば、囲いだけは作って、ただそこに放り込んでいってもいずれは土になるので気長に構えるのもいいと思います。

 

でもこれは時間と場所に余裕があればの話だし、枝は雑草と違って細かくするのにも限度があり、体積が簡単に増えるので、ブロックの囲いやコンポストがすぐに一杯になってしまいます。

 

ここは根気よく、細かくする作業をして多少は堆肥化を促進するような処理をしたほうがいいかもしれません。

 

すべては、あなたの庭に対しての考え方やご事情によるので、それに合わせた処理でいいと思います。

 

堆肥が面倒ならマルチングでOK

剪定した枝でバラの根元をマルチング

個人的にはこちらの方がお勧めで、僕が実際にバラの栽培でやっているのはマルチングです。

 

マルチングとは枝を細かく切って、樹木の根元に敷く方法です。

 

これは雑草対策にもなりますし、昆虫やトカゲなどの生息にあった環境をつくるので、結果、土壌が柔らかく豊かになります。

 

特に僕の家では小さなトカゲの子供がたくさんウロチョロしていますが、彼らが蚊を食べてくれるので、助かっています。

 

こうして、細かな枝も時間はかかりますが、少しずつ土になっていきます。

 

僕の事情を少しだけ話しますと、生ゴミ、雑草、樹木の処理が若干違います。

 

1.生ゴミ ⇨ 庭に浅く穴を掘って埋めますが、今までやった中でこれ以上に簡単で完璧な方法はないと思っています。もちろん悪臭などは全くしません。(コンポストだと匂いがもれる場合があります)
参考過去記事:生ゴミ処理を手作りの処理機でベランダに設置する方法

2.雑草 ⇨ ハサミでカットして放置、もしくはカマで刈ってコンポストへ。(これはコンポストがすぐに一杯になってしまうからです。また土壌改善と雑草対策上、カットするほうが効果的という理由があります)
参考過去記事:僕のすごく簡単な雑草対策(誰も書かない僕の方法)

3.樹木の処理 ⇨ 枝を切って、しばらくは根元で放置。枝が乾燥し、葉が落ちてから裁断処理をしています。(たぶんたいていの人は、根元で放置することに抵抗があるかと思います。僕の場合は全く抵抗がないのでやれています)

 

基本はできるだけ細かくすること

樹木の枝に限らず何でもそうですが、早く土にもどすためには、できるだけ細かくすることが大事です。

 

処理する枝が大量にある場合は、裁断する機械を使うと良いと思います。

 

細かくすることで、堆肥化も早くなるし、マルチングの材料としても均一なサイズの良いものがつくれます。

 

僕も機械の購入を検討していますが、現在のところ手作業でもなんとかやれているので、なくてもいいかなと思っています。

 

手作業の方法としては、剪定ばさみを使って、5センチぐらいに切った枝をバケツに入れていき、一杯になったらマルチングとしてバラの根元に撒いていくだけです。

 

太い枝が残りますが、これはノコギリを使ってある程度まではカットし、カットが大変な太さのものは木材としてキープしておきます。

 

本当は、太い木材については炭にしたいのですが、たき火ができないのであきらめています。

 

コースターをつくるとか、なにか工芸品でも作れればと思っています。

 

ともかく、ここまでやれば、大量にあった樹木の枝も、ほぼ完全に処理できます。

 

剪定した枝を捨てるのは資源を捨てるのと同じ

以上、園芸のド素人の僕がやっている方法を紹介しました。

 

剪定した枝を捨てるのも面倒だし、何よりももったいないと思って始めましたが、この考えはいまでも変わっていません。

 

生ゴミと雑草と落葉や樹木の枝により、僕の家の庭は狭いながらも自然のサイクルを肌で感じられる環境であり、いろんな鳥や昆虫、ジネズミ、モグラ、ヘビなどの命をはぐくんでいます。

 

そして生ゴミ、雑草、木の枝などの有機物はミミズやダンゴムシ、微生物たちがせっせと分解し、土を創ってくれているのです。

 

剪定なども、やったことがない人にとっては、この作業は、面倒に感じるかもしれません。

 

しかし、別に難しいことは何もないし、やってみると結構楽しかったりするし、気持ちも落ち着くので、この作業がヒーリング効果があるように思います。

 

まずは、やってみることをお勧めします。

 

ps

その後、文中の選定した太い枝の処理について悩んだ結果、薪ストーブを使うようになりました。ご興味あれば、下記からお読みください。

薪ストーブを庭で使う楽しさと近隣トラブルを起こさないための注意点

 

20191112 by okkochaan