こんにちは、おっこちゃんです。
13日に暗殺された金正男さんの遺体は、マレーシア警察が捜査に必要だと抵抗していたのに、家族のところに戻らず北朝鮮が引き取るということだそうです。
一体、どんな駆け引きがありこのようなことになっているのか検討がつきません。
総じて、この金正男さんの暗殺については、あきらかな犯罪であるのにわからないことが多すぎます。
そして、事件当初から、北朝鮮は黒塗りの車を5台連ねて、まるでヤクザの借金取りのように遺体の引き取りを迫っていました。
遺体は事件解決にとって非常に重要ですから、当然ながらマレーシア警察は抵抗していました。
しかし報道によれば、マレーシア副首相は遺体を北朝鮮に引き渡すと決定したようです。
すでに死体の解剖は終わっていますが、毒物についての発表はありません。
また北朝鮮側は、解剖にすら立ち会ったようです。
マレーシアは北朝鮮と親密な関係があるらしいですが、それにしても、自国内でここまで北朝鮮のいいなりにならなければならないのでしょうか。
一般感情からすれば、遺体は当然ながら遺族のもとに戻るべきものなのですが、北朝鮮は解剖すら必要ないと言っているという、私たち日本人にとっては、同じ時代を生きているとは到底思えない感覚の違いです。
もしかすると、マレーシア警察にも日本の警察官のような熱い人たちがいて、政治的な理由での捜査介入がなされたことに地団駄を踏んで悔しがっているに違いありません。
北朝鮮側が遺体の引渡しを強く求め、かつ解剖すら必要ないとしているのは、自分たちが関わっていることを認めているに等しいのに、それについて、国際社会として何の抗議もできないのでしょうか。
そんな中で、金正男さんのものと思われるフェイスブックが発見されました。
フェイスブックをなさっている方は、ログインして、以下のURLを打ち込めばでてきます。
https://www.facebook.com/kim.chol.1
Kim Chol(キム・チョル)という名前になっていますが、アップしてある写真を見る限り、正男さん本人です。
また学歴とマカオ在住となっている点も一致しています。
最後の記事は2015年11月13日に発生したフランス・パリ同時多発テロの被害者を追悼する写真です。
僕も実行したので覚えていますが、この時、フランスの3色国旗をプロフィール画面に重ねて亡くなった方への追悼の意をあらわすサービスを当時フェイスブックがやりました。
このフランス・パリ同時多発テロは奇しくも金正男さんが暗殺されたと同じ13日です。そして記事を掲載したのは、3日後の16日(本日)です。
このリスみたいな写真をフェイスブックの顔写真にしているのですが、安心と安全への願いを感じるのは僕だけでしょうか。
太っちょグマとかの愛称もありましたが、このリスもどことなく金正男さんに似ています。
金正男さんのフェイスブックは記事は少なくて、写真が13枚です。
また、金正男さんがフェイスブックをやっているというウワサは2012年頃にもあって、多くの日本人が友達になりたいとコメントをし、また暗殺されることへの心配のコメントなども見られます。
金正男さんは本当に日本人に人気があった方でした。
今更ですが、東京ディズニーランドに行きたいと成田に来た2001年に、国外に送り返すような無粋なことをせず、先日の安倍首相を迎えたトランプのように、迎賓扱いしていたら、歴史は全く変わっていたかも知れないと思います。
ちなみに、当時の外務大臣は田中眞紀子さんですが、小池百合子さんは絶対に国外に出さないように言ったそうです。
北朝鮮では、蓮池薫さんやジェンキンズさんが日本に戻った時に、その子供たちは「日本は悪魔の棲む国」と教育されていたことを我々日本人は知っています。
でも金正男さんは、東京ディズニーランドに行きたかったのです。
この事件で、金正男さんは後継者としての資質に疑問が投げられたということですが、2001年当時は、まだ後継者の可能性も強くあったと思えます。
しかし、もしかすると大石内蔵助とか織田信長の若い頃のように、すでに身の危険を感じて安全のためにバカを演じていたのかもしれない気もします。
僕はこの不法入国事件について、日本政府としては外交から考えて超法規的な対応をするべきタイミングだったのではないかと思います。
それにしても今回の事件について、身分はともかくとして、人一人が、いわば公衆の面前で暗殺されたということへの驚きを、僕たちはもっと認識すべきだと思っています。
政治や国際関係が主役ではないと草の根から強く主張したいと思います。
参考記事:The Huffington Post | 執筆者: ハフィントンポスト編集部
金正男氏のFacebookアカウントか? 好きな音楽は「五木ひろし」と投稿
20170216 by okkochaan