
コロナの自宅での過ごし方について、あれこれと情報が出ています。
それぞれに工夫があり面白いのですが、こんな千載一遇のチャンスともいうべき状況を積極的にとらえ、思い切って人生を変えるぐらいのチャレンジに向かいませんか?
まあ、こんな偉そうなことをいっても、たいしたことをやらないことは百も承知なのですが、何もしなければ何も変わらず時間だけが過ぎていくだけです。
それでもごくまれに、あの日あの時あの道を通らなかったら今の自分はないというぐらいの体験をするチャンスはおそらく誰にでもあるだろうと思います。
それが人生のどのタイミングで来るとか、それを生かせるかどうかとかは、誰にもわからないし、できなかったからと言ってその人の能力の問題でもないと考えています。
でも、この自宅にいるしかない状況は、もしかすると大げさでなく人生を変えるかもしれません。
暇つぶしを考えるのもいいですが、外出できないことの代替としてあれこれ考えるよりも、積極的に外出しないでできることを自分で探し実行するほうが、いろんな意味で良いと考えます。
なぜなら、何かを成し遂げるということは、他のすべてを捨てることに他ならないし、成功の女神は他のすべてを捨てられた人間だけに微笑むのですから。
その流れに乗るためには自己暗示にかけるしかありません。
以下、どうしたらいいか、その方法を考えてみました。
サクセスストーリーを強くイメージする
僕はクリスチャンではないのですが、聖書の「心の貧しき人は幸いです。天国はその人のものだからです。」という言葉が妙に気になっています。
これを僕は心にマイナス要素が多くある人ほど信仰に入りやすいととらえています。
誰もが予想もしない影のような忘れ去られた人が成功する話というのは枚挙にいとまがありません。
60代後半で起業したカーネル・サンダースさんはよく引き合いに出されますが、そのほか思いつくところで言えば、ドン・キホーテを書く前のセルバンテスも、刑務所ぐらしが長く、もはや死ぬのをまつばかりと思えた老人でした。
人間の能力が現状では計量できない部分がはるかに多いことを思えば当然のことですが、ほとんどの人は、自分の置かれた状況を悲観し、あきらめてしまいます。
その時点で戦意喪失しているので、勝てるはずがないわけです。
しかし事実は、人間の能力の差は、考えるほどの差があるわけではなく、誰しも何らかの道でぬきんでることは可能です。
このことを強く信じましょう。
あなたが仮に余命いくばくもないとしても、一般的に頭が悪いと思われてもしかたがな状況であったとしても、そんなことは全く関係ありません。
あなたができると信じれば、それは必ずできるのです。
強く信じ、そして成功をイメージし、それにふさわしい行動・努力を今から始めましょう。
これまでは、世間の雑事に追われて、あなたの目標が一日一日と弱まり、いつしか忘れてしまったりしていたとしても、この一人自宅にいる状況を逃げ場のない状態とあきらめて、あえてもう一度、やりたいことに向き合うのです。
そして、本当にやりたかったことを見つけ出せれば、あとは絶対にぶれずに成功するまで何度失敗してもやり続けるのです。
たぶん、成功って、このプロセスしかないと僕は思います。
不要不急の外出をするなとか言われていますが、この際、不要な付き合いも物理的になくなるわけですから、とてもやりやすい状況と言えるのです。
あなたが成功しなかったのは能力ではなく、単純に努力が足りなかったり、気が散って集中できなかっただけなのです。
要するに雑音が多かったのです。
1.今まで世間は僕を馬鹿にしていた
2.ところがコロナで家にいることになり、あらためてやりたいことを始めてみた
3.邪魔が入らないので、遊びに行きたい気持ちも簡単に抑えることができた
4.とはいえ、誘惑は悪魔のように強かったが、僕はそのたびに振り切ってやるべきことの集中しつづけた
5.もちろん、たくさんの失敗もしたが、それは単に教訓として次につなげられる失敗だった
6.そして、今、まだ道半ばだけれども、ご存知の通り、成功の糸口をたどりはじめている
7.あの時、コロナで外出ができない状況にならなければ、僕はぼんやりと人生を終えていただろう
こんなことが言える日がくることをイメージし、余計な考えを捨ててやるべきことに集中してみましょう。
でも、そもそもやりたいことがわからない
この場合は、まず余計なものを物理的に捨てましょう。
つまり、部屋の掃除を徹底的にやり、こんまり先生の方法に従って、手にもってときめかないものは全部捨てましょう!
部屋にあるのは生活に必要な最小限の道具だけにしてしまってもいいと思います。
そして、静かに瞑想し、自分がやりたいことは何なのか、自分がなりたい人間とはどのような人間なのかを考えるのです。
この場合、重要なのは最終的な結論とか悟りとかいうものではなく、ぶれない強い具体的な行動に必要な心の深いところからくる意志です。
なりたいものが、職業とか金持ちとか明確に決まればよいのです。
不安な世の中、とにかく1億円を3年以内に稼ぐとかでもいいと思います。
これらを外出ができない状況を利用して人為的に創りだすのです。
アウトプットとしてでてくるものは、決して全く新しいことではないはずです。
そうではなく、あなたが漠然と思っていたことのなかにそれはあります。
僕が子供のころ読んだ、シュバイツァー博士の伝記に有名な話があります。
それは、子供のころに喧嘩をしてシュバイツァー博士が勝ったのですが、その時、相手の子供から「お前みたいに毎日、肉を食べていれば俺は負けなかった」という言葉にショックを受けます。
そして、「僕は30歳までは勉強し、その後は、人のために働く」と誓い、その通りに生きました。
相手の言葉が漠然とした状態に形をあたえたわけです。
おそらく、答えはあらかじめ漠然としてありました。
それがある刺激を受けて明確にアウトプットされたということです。
家にいる時間が異常に長いということを、同じようにあなたのきっかけにしてください。
僕もそうするし、コロナだけではないですが、災害が起こるたびに自分の力のなさ、自分とその周囲の人にすら何もしてあげられない無力感にさいなまれることはありません。
人のために生きられないのは、セルフリスペクト(自分を大事にする)がないためであり、あなたが世間的に成功していないためではありません。
なぜセルフリスペクトできないかといえば、自分の本当にやりたいことが見つけられず何をやっても中途半端であるからということだと思います。
やりたいことがわからない、と言えるのは余裕があるためでもあります。
勇気をもって、自宅で自分と格闘しましょう。
20200427 by okkochaan