カレーライス 簡単 時短

カレーライスを合理的で簡単に作り時短にもなる方法ということで、僕の実際にやっている方法を手元の動きを時系列で丁寧に解説します。

 

カレーライスのレシピは数限りなくあり、それぞれの家で定番家庭料理のひとつとして作り方があると思います。

 

カレーライスがそれだけ愛されている証拠だと思うのですが、この記事はレシピの紹介ではなく、いかに家事と平行してカレーライスを簡単に作り、結果的に時短の効果を出すかという実際に僕が行っている方法となります。

 

つまり時短というのは、他のことと平行してカレーライスを作ることにより、トータルで時短になるという意味であり、カレーライス単体を短時間で作るという意味ではありません。

 

カレーライスは、ルウも合理的だし、カレーライスそのものも食器は皿ぐらいしか使わないし、鍋とまな板、包丁があれば良いという作り方そのものも理にかなったものなので、僕は頻繁に作っているのです。

 

それに他の料理と異なり、カレーライスは嫌いな人が少ないというのも珍しいぐらいすぐれた点ですね。

 

この記事では、時系列に手元の動きを解説しますので、写真とかはないですが、わかりやすく書きました。

 

僕の方法なので、参考にしていただければと思うだけですが、主旨としては、いかに合理的に無駄な時間を費やさずに日々の家事をこなすかという僕の取り組みの細かな方法と、その考え方をお伝えできればと思います。

 

カレーライスを合理的で簡単に作り時短にもなる方法

環境について

今回は、僕のもっとも多い状況、つまり洗い物をしながらカレーライスを作るという設定で解説します。

 

・炊飯器は洗っていない。

・1日分の洗い物が流しにある。

 

これをカレーライスを作りながら同時に処理し、簡単かつ時短になるという方法です。

 

カレーライスを合理的で簡単に作り時短にもなる具体的手順

以下、完全に時系列で手の動きをご説明します。

 

1.炊飯ジャーを洗い、米をとぎ、水に浸しておく。

根拠:お米はといでから1時間おくのが理想だからです。

 

2.カレーライス用の鍋をセッティング。

 

3.まな板と包丁が使えるスペースを確保し、玉ねぎを乱切りにしたら鍋に油を少量いれ、弱火で炒め始める。

根拠:カレーライスの作り方を見ると、たいがい、玉ねぎ、人参、お肉、ジャガイモを乱切りにしてあらかじめ用意するように書いてありますが、このすべてをそろえてからのスタートだと時間がかかってしまうからです。また玉ねぎを始めに炒めるのは、玉ねぎをよく炒め、油に味をしみこませることがカレーライスづくりのポイントだからです。弱火にするのは、玉ねぎが焦げつかないようにするためです。

 

4.人参を洗って乱切りにし、鍋に入れて炒める。

ポイント:人参は包丁の裏側をつかって流水とともに汚れを削るようにすれば十分です。

 

5.お肉を切って鍋にいれ、かるく炒めたら水を入れて中火にする。水の量は、具材がちゃんと浸ればよい。

根拠:お肉は必ずしも十分に炒める必要はありません。煮立ってからアクを取れば大丈夫です。この時点で中火にするのは、煮立つまでの時間短縮のためです。また水の量は最後に調整できるし、ルウを溶かすのには水は少なめの方が効率よくできます。

 

6.ジャガイモの皮をむき、乱切りにしたら鍋に入れる。

ポイント:ジャガイモをむくときには、芽をきにせずにむいてから、丁寧に取り除くと早くむけます。

 

7.香料として月桂樹(ローリエ)の葉を3枚いれる。

月桂樹は肉の臭みをとったりできるので重宝しています。家には月桂樹の大木があり、ぜいたくなことに僕は葉をたい肥の材料にもしています。月桂樹が好きな方は、若木が1000円程度で手に入るし常緑樹だし観葉植物にもなるので、ぜひ一鉢購入することをお勧めします。

 

8.沸騰したらアクを取り、鍋にフタをかけ、火を再度弱火にする。フタはすこし開ける程度でOK。この時点で時計をチェックし10分後の時間を覚えておく。

注意:アクを取るのは、お肉を入れたあとの沸騰であれば、いつでもいいです。ジャガイモの前でもかまいません。

 

9.洗い物やかたずけを始める。

これを始めて少ししてから沸騰してアクを取ることも多いです。

また、ちゃんとした方は、洗い物やかたづけをし、場所を作ってから料理にかかると思うのですが、僕にはその時間が無駄に思えるので同時進行しています。同じ理由で食後にすぐ食器を洗ったりもしていません。

 

10.洗い物がひと段落するころに10分以上かかるので、その時点で火をとめ、月桂樹を取り除き、ルウを入れて5分程度放置する。

この5分程度放置することは、意外と大事です。すぐに混ぜれば解けづらくて時間がかかるし、5分待った方が、カレーにコクがでます。なお、カレーのルウは、常温保存ですが、夏場だとふにゃふにゃしてしまうので、僕は冷凍庫に入れています。このルウの固い感じがまたいいのです。カレーのルウは、間違いなく日本人が作った偉大なもののひとつです。

 

11.5分たったらルウをまぜ、火を可能な限り細くし、鍋のフタをして5分ぐらい置く。

 

12.この辺りで炊飯器のスイッチを入れ、ご飯を炊き始める。

 

13.5分たったらカレーの様子をみる。こまかい穴からぶつぶつと空気が出ているのと全体のとろみ、カレーの水の量の最終チェックをする。

注意:水が足りないと思ったら少しずつ足してください。入れすぎでゆるいカレーになってしまいがちです。

 

14.あとはふっくらご飯がたければ、美味しくカレーライスをいただく。

この間、時間が生まれますので、有効活用してくださいね。

 

時間は創るものであり浪費してはいけない

これまで読んできて、もしかすると、くだらないと思った方もいらっしゃるかと思います。

 

どうして、こんなどうでもいいことを偉そうに書くのかと思わるかもしれません。

 

でも、僕がこのカレーライスを合理的に作り、時短にもなる方法で伝えたかったことは、同時に複数のことをやることで脳の動きを活発にし、トータルな時短により時間を創り出すことの大切さなのです。

 

ナポレオンは、「急ぎの仕事は、忙しい人に頼め」という名言を残していますが、よく考えてみると、これは矛盾しないどころか、きわめて理にかなったことであることがわかると思います。

 

暇な人は、時間をあまり意識せずに仕事をすることに慣れているので、結果的にアウトプットは遅くなりがちです。対して、忙しい人は、他の用事をかかえ、常に複数のものごとが重層的に進んでいるので、その仕事の位置づけと処理方法を即座に判断できるので、アウトプットも早いのです。

 

いろんな言い方が可能だと思いますが、例えば一つのことをやり遂げるのに、10年かかる人もいれば半年でやってしまう人もいます。この差は決して能力の差ではありません。物事への取り組みのスピードと真剣さの違いに他ならないのです。

 

また、アメリカの実業家だったと思いますが、時計を常に10分早めて、1時間を50分で動かすことを習慣としていた方がいます。

 

この方は、1時間当たり10分の自由な時間を得ることができるわけで、その積み重ねは年月とともに大きな差になることはよくわかると思います。

 

正直、僕は料理や家事に時間をかけたくありません。もし可能ならばよい家政婦さんに来て欲しいと思っています。また自分の経費や光熱費などの支払い管理やお金の管理なども丸投げできれば、すばらしいと考えています。

 

そうして得た時間を自分のやりたいことに使うのです。

 

だから、僕は、料理教室などで学ぼうと思ったこともありませんし、趣味としても料理は入れたくありません。

 

こうした信念から僕はカレーライスはこのように作っているし、他のことすべてをこの発想で行っています。

 

絶対に必要な時間、この場合だと米を水に浸す時間とカレーライスを煮込む10分間ですが、こうしたどうしても必要であり時間がかかることにまず取り組み、その時にやれることをすべてやってしまう、言い換えると、その時点でつめられるところまで詰め切ることが非常に重要だと考えているのです。

 

僕は毎年、梅干しを作っているのですが、こうした年単位で行うことについても全く同じです。

 

2月に梅の剪定をし、6月に梅を収穫してつけ始め、土用干しをしてから赤紫蘇につけて約3カ月すれば梅干しは出来ます。

 

やるべき作業はポイントごとに決まっているので、待つ時間の方が圧倒的に長いのですが、この一連のながれもカレーライスをつくりながら別な作業をするのも全く同じなのです。

 

もっと単純でわかりやすい例をあげると、僕は、カップヌードルの熱湯をそそいでからの3分間の待機に耐えられません。

 

なので、3分間に必ずやれることを見つけてしまいます。もしくは、3分待つぐらいであればインスタントラーメンを具材をいれて美味しく作ることができるので、こちらを選ぶのです。

 

生活も仕事も実際は雑事がほとんどであるはずです。重要なことに費やす時間は、ほんの1%にも満たないのではないでしょうか。

 

ですが、その1%は恐ろしく重要です。あるいは、その重要亊を忘れるために雑事を選び逃げている場合もあるかもしれませんが、重要なことに変わりはなく、必ずその重要亊と向き合わなければなりません。

 

そうであれば、こちらから仕掛けていって、その重要亊に真剣に取り組んだ方がいいに決まっています。

 

こうして時間を創り出し、1%の重要亊を倍の2%にすることができたら、人生が2倍充実することになると僕は信じているのです。

 

20210705 by okkochaan