ストロベリーアイスというバラです

今日は、久々にガーデニングについて書きます。

 

コロナ禍でガーデニング関係の売り上げは好調らしいですが、ガーデニングが好きな僕としては、とても嬉しいことです。

 

ちなみに、僕はガーデニングと言う言葉をかなり広い意味で使っているので、「庭いじり」とでもいったほうがより正確かもしれません。

 

ただ、気になることもあるのですが、それは、僕もガーデニング初心者だからこそ、よくわかることでもあります。

 

そこで、ここでは、せっかく始めようとしているガーデニングを楽しく継続できるために、僕が考える、最も重要なことにフォーカスして書きます。

 

従って、ガーデニングが好きで、より細かな技術的なことに興味がある方には無用の記事になります。

 

・何から始めたらいいかわからない

・やりたいけど面倒

・ベランダしかないのでやれない

こんな風に感じている方には、参考になるかもしれません。

ガーデニングは鉢植えひとつから始められる

ガーデニングは鉢植えひとつから始められるので、決して難しく考えないでください。

 

真逆のことを言うと、片付けができなくてゴミ屋敷になってしまうのは、ある日、ペットボトル一本とかカップヌードルを食べっぱなしにして片づけないとかすることから第一歩が始まるのと同じです。

 

その一鉢が、ガーデニングの第一歩なのです。

 

また庭がある方は、雑草を刈ったり樹木の手入れをしたりするのも立派なガーデニングです。

 

なので、僕のお勧めは、ハーブを育てようとか、バラを育てようとか考えて始めるのもいいですが、特に初心者の方は、管理が簡単で、丈夫な植物を選ぶことです。

 

一般的に草木よりも樹木の方が丈夫なので、樹木から始めるのもいいと思います。

 

母の日が最近ありましたが、もしカーネーションを貰ったら花を楽しむだけでは、もったいないので、きちんと手入れして翌年も楽しむにはどうするかを調べ、大事に育てるのでもいいと思います。

 

自分が気に入った、丈夫で管理が簡単な一鉢をあなたの記念すべきガーデニング第一歩としてください。

 

いきなり完璧を目指さない

上記と同じようなことですが、初心者なのにいきなり完璧を目指したりしないことが重要だと思います。

 

あなたは初心者であり、完璧を目指すには、知識がなく、調べた通りにやっても、どこか基本的なことで間違いを犯す可能性は高いです。

 

良いガーデニングをするためには、植物に共通する基本的な性質をよく理解する(植物とはどのようなものなのかを知る)ことが必要だし、それは知識として得るだけでなく、実際に育て、付き合ってみて初めて身につくものも多いと思います。

 

また、これもよくありますが、始めは、花が咲いてきれいなのでちやほやしていたのに、あたかも、女性に飽きて捨てる男性のように、その鉢植えに飽きてしまって、必要な水やりすらやらなくなり枯れてしまったり、逆に水をやりすぎて根腐れを起こしてしまったりするのです。

 

動物でも植物でも同じですが、適切な距離を保って管理することは非常に大事だと思います。

 

始めは失敗することも当然あるものとして、あなたにとって予想外のことが起きても、それを調べて対処していくようにし、遠くから眺めるような幅のある愛情をもって付き合ってみてください。

 

植物だって、人間と同じで、ベタベタした付き合いは、うざいだけなのです。

 

つまり、放置はもちろんだめだし、ベタベタもダメということですが、これがわかっていない方が多い気がします。

 

植物はうっかりしていると思いのほか早く育つし、見守っていると遅く感じられます。だからこそ、適度な距離感が大事なのです。

 

エコロジーを無視したガーデニングはマイナス50点

ガーデニングを始めるのは、どんなきっかけでもいいし、何から始めてもいいと思います。

 

ただ僕が強くいいたいのは、エコロジーを無視したガーデニングはそれだけで50点は減点だということです。

 

具体的には、除草剤や殺虫剤を多用し、雑草や昆虫を汚いとか醜いとか考えて、病的にすべてを除去するようなことです。

 

残念なことに、僕の周囲にはこのように考えている方が多数派を占めています。

 

例外なく、野菜を作るのは上手で、庭木も型にあてはめて剪定し、雑草は一本もない、一見、とてもきれいにしている庭だったりします。

 

しかし、庭木の剪定も形を無理強いするものだと、植物にとっては主に葉が集中しすぎて風通しが悪くなり内側が枯れていたりします。

 

それはまあいいとしても、雑草が全くないという不自然な状態は、除草剤を撒いている場合が多いです。

 

これはエコロジーから考えると、非常に無駄なことであるばかりか、除草剤が土壌を悪くし、かつ地下から川にながれこんで生態系をこわしてしまうことになります。

 

狭い庭だからたいしたことないと思うかもしれませんが、このような管理をしている方が多数派を占めているために、環境は悪化するばかりだと思っています。

 

その方たちは、雑草に対して憎悪に近い感情をもっていて、本音は草が生えないために、地面をコンクリートで固めたり砂利を敷いたりしたいのです。

 

ですが、一方で同じ植物の仲間である野菜や草花を愛でるというのは、矛盾した行為だと僕は思うのですが、いかがでしょうか。

 

さらに無駄だと思うのは、庭があるのに、雑草とか伐採した樹木を可燃ごみとして捨ててしまうことです。

 

僕は単純にもったいないと思い、資源の無駄だと思うのですが、その方たちにとっては、育てている野菜・草花と雑草は、あたかも自分の子供とよその子供の違いのように、別物なのでしょう。

 

しかし、僕は雑草とガーデニングはつながっているし、雑草がときとして見せる美しさに気づかないのは、とても残念なことだと思っています。

 

でもこうした考えは、僕が生きている社会では少数派のようです。

 

しかし、世界の流れは違います。下記の記事をご覧ください。

 

米バーモント州:生ごみをゴミ箱に捨てることを法律で禁止する

 

二酸化炭素の問題が温暖化防止のために重要なわけです。

 

日本ではゴミを焼却するのにたいし、アメリカでは埋めてしまうという違いはあるにせよ、その処理で使う経費も馬鹿になりませんし、焼却すれば当然CO2が発生するので、生ごみとか雑草・伐採した樹木や落ち葉など、可能なかぎり自分の庭で処理したほうが良いと僕は考えているのです。

 

可燃袋にご丁寧に落葉や雑草をいれてゴミ出ししているのを見ると、持ち帰りたいぐらいの気持ちが起きるのは僕だけなのかなとも思うのですが。

 

これに関しての僕の過去記事ですが、興味あれば下記もお読みください。

ゴミ処理の方法を合理的で簡単にすることを追求しよう(生ごみ編)

 

話がそれたと思われるかもしれませんが、極端に言えば、生ごみ処理とガーデニングは一直線でつながっているのです。

 

あなたがガーデニングを始めれば、最も重要な作業は土づくりであることに気づくでしょうし、たい肥の重要な役割もわかるので、その時にはじめて、エコロジーの重要さも認識なさると思います。

 

理想的なガーデニングに適した土は、ふかふかした柔らかい土ですが、それをつくるのに必要なたい肥は、生ごみや雑草、樹木から作ることができます。

 

 

この画像を手入れもしていない荒れた庭と思うか、宝の宝庫と考えるか、そこで違いが生じます。

 

よく見ると、イチゴが混じっているのですが、見えるでしょうか?
僕は、ここから収穫のために、イチゴをプランターに移したりしています。

 

たとえ庭がなくても、ベランダがあり、大きめの容器を置くことができれば、そこで生ごみを処理することは可能です。

 

僕も実際にマンション暮らしをしている時にやっていましたが、匂いもほとんど出ないし、最終的には、深い森のなかにいるような良い香りがしてきたのを覚えています。

 

長くなりましたが、このエコロジーの観点は、ぜひとも持ってほしいと強く思います。

 

これがあると、ガーデニングがずっと楽しくなり自然をより理解し、楽しくなることは間違いありません。

 

反対に、除草剤をまくようなやり方は、僕にいわせれば、単なる自己満足のガーデニングであり、すぐにインスタやFBで人に自慢するだけにすぎないと思っています。

 

今年は、野菜が高騰しているので自給自足に力をいれています

野菜はいいものですが、このところずいぶん高くなりましたね。

 

直販ものでも、決して安くはないし、生産農家の苦労もわかるのですが、ネギが一本100円となると、さすがに高い感じがしてなりません。

 

このため、今年はとくに可能な限り自給することにし、いろんな野菜を育てています。

 

育てている野菜: トマト、ナス、ピーマン、ショウガ、ネギ

 

勝手に生えてくる野菜(主に生ごみから生えてくる): ジャガイモ、カボチャ、トマト、ニラ(これは自生するもの)、ミョウガ(毎年勝手に生えてくる)、シソ(これも自生)

 

このほか、樹木系の果物とかハーブ系のものとか、考えてみるといつの間にかたくさんあります。

 

なので、僕の願いは、この記事をお読みになったら、すぐに手近なものでいいので、すぐに何か始めて欲しいということです。

 

今なら、夏野菜の苗(ナス、トマト、キュウリ、ピーマンなど)がぎりぎり手に入りますので、特にお勧めです。

 

剪定の重要性

あと、どうしても触れておきたいことがもう一点だけあります。

 

それは、植物の剪定の重要性についてです。

 

実は、僕は長い間、独断的に放任がベストと考えていて、無駄なことをずっとやってきました。

 

本音は、面倒だったんだろといわれても仕方がないレベルです。

 

植物を切ることが、かわいそうだとか言い訳をしながら放置していたのです。

 

まれに、僕と同じ間違いをしている方がいるので、これを書きます。

 

ながくなったので、ここでは、剪定は重要であることと、ポイントだけ言います。

 

剪定は、人間が髪を放置しないで床屋にいってカットしてもらうのと同じことなのです。

 

剪定の目的は、収穫量をあげること、植物に負担をかけないこと、樹木を大きくせず、適当な大きさにとどめて、近隣に迷惑もかけず、植物とも良好な関係を維持することなどがあげられます。

 

放置された廃屋など見たことがあると思いますが、植物は放置すると信じられない勢いで、家をおおってしまいます。

 

それほど植物の力はすごいので、自然な状態では共存は難しいと考えてください。

 

単純に植物をカットすると何が起こるかですが、植物の幹は太く丈夫になり、またカットしたところからあらたな芽が2つ3つでるので、花芽をつけ、花の量とか収穫量が倍増するのです。

 

これはほとんどの植物に共通した性質であり、植物に共通した栽培法なので、ぜひ記憶いただき、剪定の重要性を認識してください。

 

簡単に、植物は切らなければ花が咲かないぐらいに考えても間違いではありません。植物の面白いところです。

 

僕も昨年の冬に梅の剪定をしっかりやったために、今年は多くの実をつけており、昨年以上の梅の収穫が期待できます。

 

道具のこととか、土や肥料はどうすれば良いかとか、個人で庭の手入れをするレベルであれば、たいしたものは必要ないです。

 

具体的な内容は、おいおい記事にしていこうと思います。

 

また、植物系のユーチューバーも優秀な方が多いので、動画だとわかりやすいし、疑問に思ったらユーチューブで調べる癖をつけるのもいいかなと思います。

 

最後に要点をまとめます

1.ガーデニングはとにかく初めて見ることが重要

2.完璧は目指さなくてよい

3.エコロジーを考えて欲しい

4.野菜の栽培はお勧め

5.選定は植物のためにも重要

 

以上になります。

 

最後にバラの花の写真をもう一枚くわえておきます。

 

中央が、シュワルツ・マドンナ、その右手が、ルージュ・ピエール・ド・ロンサールというツルバラです。ピエールは蕾しか写っていませんが、上のほうで多数の花をつけています。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

20210515 by okkochaan