立ち机の効果と反論の状況&僕の即席立ち机の紹介

 

この記事をご覧なっている方は、少しだけでも立ち机に興味があると推測します。

 

ところで、どうしてあなたは立ち机に興味があるのでしょうか?

 

考えられることは、健康上の理由とか仕事に集中できないとかが多いような気がします。

 

ここでは、難しい理屈は抜きにして、立ち机の効果って本当にあるのだろうかとか実際上の理由として立ち机を使っている僕が感じている使用感などについて書いています。

 

また立ち机を購入するとなると費用もかかるので身近な家具を利用して、僕が実際に使っている「立ち机」を紹介します。

 

もし同じようなことができれば、あなたもすぐに立ち机を使い始めることができるので、まずはやってみることが一番いいと思います。

 

僕が立ち机を使っている最大の理由

 

僕はだいぶ前から立ち机に興味を持っていました。

 

それは、あのヘミングウェイが立ち机を愛用していたからなんです。

 

 

あとで僕の立ち机も紹介しますが、ヘミングウェイの立ち机は実に質素なものでした。

 

ただ、ちょっと想像してみてください。

 

立って作業するって、すごく集中力があがるような気がしませんか?

 

これは個人差があると思うのですが、僕の場合、すわっているとすぐに眠くなったり、気が散ったりしがちです。

 

もちろん、強い意志をもって作業をしている間は、どんな環境であっても関係ありませんが、ちょっとしたはずみで気が散ったり興味が薄れたりする状況であると効率が極端に低下してしまいます。

 

だから僕が立ち机を使う理由は、自分を強制的に作業に向かわせるためなのです。

 

立ち机がお勧めな理由をまとめると

 

立ち机を個人的にお勧めする理由をまとめると以下の3点になります。

 

1.集中して仕事をする環境がつくりやすい

2.健康上にもいい(特に腰痛など。また健康にいいことについて反論もあるのであとで紹介します)

3.アイデアが浮かびやすい

 

以下、詳しくみていきます。

 

集中して仕事をする環境がつくりやすい

だいぶ前、まだ立ち机という言葉も知らないころですが、アメリカの小説を読んでいると、ある会社の社長が非常にケチかつ効率を従業員に求めるために、営業マンに机をもたせない話がありました。

 

営業マンたちは、ただ電話機があり椅子がない部屋に集まって、ひたすらテレアポをします。

 

電話機しかないので、他にやることもなく、少なくともその部屋にいる間は電話営業に集中しています。

 

その話は、そのケチな社長を悪く紹介するためでしたが、この立っての作業は長いこと僕の心にひっかかっていました。

 

おそらく人間がなかなか成功できないのは、ひとつのことに集中できずに、いろんなことを考えすぎるからではないでしょうか。

 

何かをするには、当然、行動することが必要なわけですが、迷いが多かったり気が散ったりしていると、何一つ決めることが出来ず、その結果、行動量も行動力も落ちてしまいます。

 

それは情報過多の弊害と同じです。

 

そして言いわけばかり上手なろくでもない状態になってしまうのです。

 

この状態を環境設定で変える最も手軽な方法が立ち机なのです。

 

あのヘミングウェイの写真からもわかると思いますが、立ち机は普通の机と違って、余計なものを置きません。

 

今はパソコン一台でいいわけです。

 

(ちょっと話がそれますが、あのカルロス・ゴーンさんは座り机ではありますが、机の上にはパソコンもなく、電話が一台あるだけでした。何か営業数値の一枚の紙を部下の方がもってきて、それをさっと見ると、手でやぶって足元のゴミ箱に捨てていました。)

 

結局、「行動する=決断する」ためには、それを阻害する余計な情報は邪魔なだけなのです。

 

このことは、ものすごく重要なので、よくよく考えてみて欲しいです。

 

これを理解するかどうかで、あなたの人生が大きく変わることは間違いないと断言できます。

 

もし座り机だと引き出しもあったり、本をたてられたり、物が置けたりします。

 

つまり、集中を途切れさせる因子に囲まれてしまうというわけです。

 

囲まれた物に影響を受けない方であれば問題はないでしょうが、僕のように意志薄弱な人間には絶対に立ち机の方がいいのです。

 

そもそも僕の重大な問題であった、座り机だとすぐに眠くなるという問題は簡単に解決できました。

 

 

健康上にもいい(特に腰痛など。また健康にいいことについて反論もあるのであとで紹介します)

 

健康に良いという話から立ち机を検討されている方も多いかと思います。

 

これはおおむね正しいように思います。

 

特にこれまで車を長時間運転したり会社でずっとすわりっぱなしで仕事をしていて、腰痛に悩まされている方は立ち机を試す価値があります。

 

また立ち机は健康に良いなどというのは間違いであるばかりか健康上悪い場合もあると言っているかたもいます。

 

僕はいろいろ調べてみましたが、結局は個々の体の状態によって違うだろうという結論に達しました。

 

立ち机が健康に悪いという理由としては、2つほど理由があります。

 

ひとつは、心臓への負担が増えるので心筋梗塞などの問題が出る可能性があるという説です。

 

つまり、座った状態と立った状態を比較すると、心臓からの落差は明らかに立った状態の方があるので、心臓に負担がかかるということです。

 

しかし、これは第二の心臓といわれる、ふくらはぎの筋肉を鍛える運動をすることでカバーできるだろうし、心臓に問題がなければあまり気にする必要はないのではないかと思います。

 

第二に、これは、立ち机に限らないのですが、そもそも同じ姿勢を長時間継続するのが良くないという理由です。

 

つまり座り机でも同じ問題はもともとあるので、立ち机に特有の問題でもないです。

 

また部屋の状況や、あなたの習慣などで変わりますが、立った状態の方が動きやすいので、同じ姿勢を継続しないという意味では立ち机のほうが良いのではないかと思います。

 

そのほか、立ち机のメーカーの陰謀説であってあまり健康上の根拠はないという意見もありました。

 

まあ、これらは、実際に使ってみてあなたが結論を出せばよいことだと僕は思います。

 

一番大事なことは、まずやってみることなのです。

 

アイデアが浮かびやすい

実は僕の場合、座り机と立ち机を併用しています。

 

結局、考えるだけ時間の無駄なので、ちょうどパソコンも二つあるので、二つの机を使っています。

 

集中さえすれば、どちらでも同じですが、僕は自分がナマケモノであることをよーく知っているので、立ち机が必要なのです。

 

しかし、座りながらだとどうしてもアイデアとは発想とか文章そのものが浮かばないことはしばしばあります。

 

自分が動いている時とか関係ない事をやっている時のほうが、意外なアイデアが出てきたりします。

 

その環境を考えるという意味では立ちながら作業をすることは非常に有効だろうと思っています。

 

ちなみに、スーパーのレジの方が座っていたら作業が遅くなると思いませんか?

 

それと全く同じで、立ち机と座り机にはざっくりとした特性があるのように思います。

 

立ち机 ⇨ 発信型

 

自分がなにかの情報を発信するなど自分以外の人に対してアクションを起こす時には、立った姿勢の方が良い気がしています。

 

プレスセンターなどで重大な発表をするときも、必ず立ってますよね。

 

座り机 ⇒ 学習型

 

何かを学んだり情報をインプットするときは、座っていた方が落ち着いて頭に入りやすいと思います。

 

僕の場合は、本を読むときは座っています。

 

僕は、いろいろ考えてみると、立ち机と座り机を使い分けることが、ベストであることは間違いないという結論に達しました。

 

僕の立ち机の紹介

 

立ち机 効果

 

この写真は僕の立ち机です。

 

ご覧の通り、小型のロッカーを利用し、そこに頑丈な天板を乗せただけのものです。

 

高さは、ちょうど腰のバンドの位置で、ちょうどいいです。

 

また足回りが邪魔になるのではと思うかもしれませんが、それは全くありません。

 

あなたももしかすると同じようなロッカーを持っていませんか?

 

もしなければ、古道具屋にでもいけば、安く手にはいると思いますよ。

 

ひとつだけアドバイスすると、机がふらふらと揺れたりすることは絶対に避けた方がいいです。

 

もちろん、立ち机を購入するというのもアリだと思います。

 

 

いろんなことがうまくいかないとか、もやもやから脱出できないと悩んでいる方、健康のために立ち机にしてみたいと思った方は、まずは試してみることをお勧めします。

 

始めのうちは、長く立っているとかかとが痛くなったりするかもしれませんが、無理はしないで少しずつ慣らしていくといいかもしれません。

 

20190706 by okkochaan