前回、薪ストーブについて初めての記事を書き、初めての方向けに僕の薪ストーブについての経験をかきました。

 

ただ、前回は書かなかったのですが、自分でも認めたくないことがすでに起こっていました。薪ストーブが寿命を迎えて、壊れてしまったのです。

 

あまりに早い薪ストーブの寿命

このマキタのクッキングストーブですが、10か月もたたないうちに、写真のように上部の鍋を支える円形の器具(全部で4つあり、鍋の大きさで変える方式)の一番外側、つまり一番大きな輪の部分がさび付いて崩れてしまいました。

毎週火曜日は、鳥の骨付き肉を二キロ、ずん胴型の圧力鍋で煮ていたのですが、その最中に突然のメルトダウン?、さび付いた輪がくずれおちました。幸い次のサイズの輪に鍋の把手がひっかかり、垂直に落下してくれたので、ぐつぐつとポン酢で煮だった骨付き肉をぶちまけないですみました。

 

すでに内壁部分とかも錆が目立ち始め、壁がはがれ始めていたし、外側の輪はもろくなっていたので、やばいと思っていたので、あわてることはありませんでしたが、もう少し長く使えるものと思っていたので、残念です。

 

この事故が発生する前ですが、エントツが本体からでて90度に曲がって上を向いている部分が錆でくずれおちていて、応急処置で横にエントツをつないで使っていたのですが、その時にも全体の劣化を強く意識していました。

原因の考察

薪ストーブの状態を観察すると、やはり火のあたるところが錆びており、劣化がはげしくなっていました。

 

薪ストーブを外に置いておくとさびやすく、寿命が短くなるという話もあるのですが、僕のケースでは、原因は強火でストーブそのものが燃焼してしまったためといってよさそうです。

 

かなり使ったし、火の勢いは相当強かったので、ストーブも消耗品と言う感じです。おそらく、このまま使い続けたとしても、上部の縁の部分、側面、底の順序で崩れていくと思います。

 

上部のフタの部分をみると、普段あまりつかわない、小さなもの3つの輪はほとんど無傷状態であるところからも、原因が火であることは明らかです。

 

使い方によって、この薪ストーブの寿命が短かったという点もあります。

 

使い方で思い当たる点といえば、煙がでないようにわきの窓を常に前回にして、空気を思い切り入れるようにして使っていたので、結果的に、煙は少ないけれども、火力が強く、薪ストーブにとっては、ハードだったのかなと思います。

 

念のために、僕は薪ストーブの寿命というか耐用年数ってどのくらいあるか調べてみました。

 

結果はまさにピンキリで、やはり高いものはそれなりにしっかり作ってあり、耐用年数も長いことがわかりました。ホームセンターなどで売られている薪ストーブは、安いけれども弱いということになるらしいです。

 

ちなみに、僕のマキタのクッキングストーブは1年から2年ぐらいと何かに書いてあったので、僕の使い方が大きく間違っていたわけでもなさそうです。

 

ヨーロッパでは薪ストーブの寿命は、人間の寿命と同じくらいだと認識しているようで、70年から80年とされています。鋼で作った薪ストーブであれば、このぐらいもつわけです。

 

当面の対処療法

 

僕は、庭の伐採した雑木を処理するために薪ストーブを使い始めたのですが、今となっては、薪ストーブがない生活が考えられないぐらい、当たり前に薪ストーブを使うようになっています。

 

処理したい雑木は、乾燥させてから適度な長さにカットし、段ボールに入れて積み上げてありますが、まだまだ潤沢にあるし、薪の予備軍も次々に生まれています。

 

以上の理由から僕は、現状の薪ストーブを対処療法的に必要な手当てをしながら使い切ろうと思っています。

 

上部の鍋をのせる蓋がもう使えないので、事故があったときは、バーベキューの網を敷いた上に鍋を乗せて使いましたが、たまたま家に長い間つかっていない鉄の鍋があったので、これを乗せて、その上に鍋を乗せて使ってみます。

 

薪の燃焼ででるすすは半端ないので、毎回金だわしでごしごし洗う必要があるのですが、こうすれば、鍋が直火にあたらず、すすもつかないので、若干の熱効率の低下があっても窯として十分つかえると思います。

しかし、それでも、縁の部分も劣化しており、遠からず使えなくなりそうなので、今から次の計画にも着手しようと思います。

 

今後の二つのプラン

 

実行しそうな可能性の高い順に言うと、コンクリートブロックを使って簡単な窯をつくること、次に、多少高くても、耐用年数が10年ぐらいはある薪ストーブを購入することです。

 

どちらも並行して準備しようと思いますが、このマキタのクッキングストーブの経験は全く無駄にならないと思っていますし、初めての方にこのマキタのクッキングストーブがお勧めであることは変わりません。

 

薪ストーブに関しては特に、実践あるのみだし、トライ&エラーで火の扱いもだんだん上手になっていく実感があります。

 

本当は、ハードルが高いのですが、室内で使える薪ストーブが理想です。しかし、それを実行するには、家の改築から考えたいので、そこまでできるかどうかはわかりません。

 

薪ストーブが欲しい方は、単純に炎を見ることが好きなかたもいらっしゃることと思います。僕も、薪が燃えていく様子を見ることは好きです。

 

しかし、僕は無駄なことは嫌いなので、高価な薪を購入してまで、薪ストーブにこだわるつもりはありません。

 

家の庭で生じる雑木の処理ができればいいので、雑木がなくなれば、薪ストーブもお休みしようと思っています。ただ、雑木も現在のペースではなくなりそうもないのですが。

 

これをお読みになった方も、環境が許されるものであれば、ぜひ薪ストーブにトライなさることをお勧めいたします。

 

なお、前回の記事は以下からお読みいただけます。

 

薪ストーブを庭で使う楽しさと近隣トラブルを起こさないための注意点

 

2022.11.2 by okkochaan