成功法則を教えてくれる本に出会いたいと思ったことはありませんか?

 

お金持ちになりたい、サラーリマンとして出世したい、夫婦関係を円満にしたい、などなど人間の欲望と悩みはつきません。

 

そして、問題解決のために、人と話したり本を読んだりセミナーに参加したりしている方も多いのではないでしょうか。

 

こうした悩みを一気に解決する可能性が高い本として、僕が超おすすめな本をご紹介します。

 

この本は、あなたのこれまでの人生観や価値観を根底から変えてしまい、あなたを「そうだったのか!」と覚醒させてくれる本であると思います。

 

 

この本の概要

書名: 残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する
原題: BARKING UP THE WRONG TREE
著者: エリック・バーカー (Eric Barker)
監訳者:橘玲
訳者: 竹中てる実
発行所:株式会社 飛鳥新社

おすすめ度: ★★★★★ ぜひ読んで欲しい

この本は、アメリカの最重要ブロガーの一人である、エリック・バーガーが、書籍と同名のブログ、“”BARKING UP THE WRONG TREE“”の記事をベースに書籍化したものです。

 

バーガーのブログは、日本のブロガーの常識からすると考えられないぐらい地味なものです。(バーガーのブログについては、最後に紹介します)

 

つまり、派手な写真や図もなければ、読みやすくするために文章を短くしたり、改行を多くしたりという操作はほとんどなされていません。

 

ブログと同様に、この本にも一切の図や写真もなく350ページに文字がつまっています。

 

それにもかかわらず、文章は非常に読みやすく、僕はあまりの面白さに一気に読んでしまいました。

 

もしこれが、セミナーでの講演であったら、熱心にメモをとる必要があると思いましたが、幸いなことに本であるので、一度で理解できなくても、何度も読み直す価値がある本でもあるのです。

 

この邦訳タイトルの”残酷すぎる成功法則”は、かなりの意訳なので、出版社のこの本を広めたいという願いからのキャッチーなものにしたのだと思います。

 

原題のBARKING UP THE WRONG TREEとは、そのままの意味で、間違った方向への努力が無駄であることを示唆しています。

 

副題の”9割まちがえる「その常識」を科学する”という表現が、この本の本質をとらえています。

 

ここでは、なんとか興味をもっていただきたいので、各章のタイトルと印象的な記事タイトルのピックアップだけを紹介します。

 

問題を投げかける形のタイトルばかりなので、さくっと眺めて、どのくらい答えられるか考えてみてください。

 

どうにも答えが気になるようであれば、この本を読むしか解決策はないと思います。

 

序章 なぜ、「成功する人の条件」を誰もが勘違いしているのか

 

第1章 成功するにはエリートコースを目指すべき?
なぜ高校の首席は億万長者になれないのか
国を救った「危険人物」
偉大なリーダーの意外な条件
普通の暮らしができない天才ピアニスト
あなたの欠点が世界を変える
裕福な人は規則を守るか

 

第2章「いい人」は成功できない?
「最も不幸せな国」の人の特徴とは?
海賊のマーケティング戦略と福利厚生
ギャンブルで「理論的に」勝つたった一つの方法
エビデンスからわかる最強の対人ルール

第3章 勝者は決して諦めず、切り替えの早い者は勝てないのか? 
「やり抜く力」は本当に必要?
徹底比較! 楽観主義VS悲観主義
弁護士がうつ病になりやすい理由
「履歴書向きの美徳」と「追悼文向きの美徳」
どんな成功法則よりも役に立つ!「面白いゲームの四つの条件」
「時は金なり」は間違っている
「理想の結婚相手」を見つける理論
引き寄せの法則が脳におよぼす悪影響と現実を本当に変える方法

 

第4章 なぜ「ネットワーキング」はうまくいかないのか
徹底検証!「人づき合いの良い人間」は得をするか損をするか
「内気な人ならでは」のとびきりの強み
人間の脳は仕事とプライベートをはっきり区別できない
「面白い人」になる方法
「説明する」のは「戦争を仕掛けている」のと同じ

第5章「できる」と自信を持つのには効果がある?
容姿が良い人が成功しやすい本当の理由
自信があるフリはどこまで効果があるか
無能な者より自信過剰な者が危険をもたらす
「自信がない」にも二大メリットがある

 

第6章 仕事バカ・・・・・・それとも、ワーク・ライフ・バランス?
アインシュタインが妻に突きつけた「契約」
仕事の大成功と家庭円満は両立しない
「世界のエリート」は幸せじゃない
人生の破滅へ一直線の「崩壊戦略」を避ける方法
ストレスを消す特効薬は「コントロール感」

-「残酷すぎる成功法則」から引用-

 

エリック・バーカーとつながろう

僕は人生でこの本に出会えたことに感謝しています。

 

何度も読みたいなと思っていたら、なんと、この本にエリックのブログの紹介がありました。

https://www.bakadesuyo.com/

 

ん?

 

こ、このURLは・・・

 

エリックは日本語ができるのでしょうか??

 

なんと、URLが「バカですよドットコム」なのですが、この理由はよくわかりません。

 

読者登録をしてみたら、下記のメールがきました。

 

Thanks for joining the Barking Up The Wrong Tree weekly update!

Hi! I’m Eric, the guy behind the blog.

I wanted to say hello and send you links to a few of the blog’s most popular posts:

 

(中略:いくつかの記事紹介と“”BARKING UP THE WRONG TREE“”の紹介)

 

Can you do me a small favor?

Reply to this email right now and tell me if there’s anything you’re curious about or anything I can help you with.

And if nothing comes to mind, just reply and say hello. I like getting to know the people who read my blog. 🙂

Thanks!
Eric

 

「ハロー」だけでもいいので、返事をくれといっています。

 

これは日本のブロガーで、ほとんど見たことがないフレンドリーさです。

 

さっそくメールを出してみようと思っています。

 

この残酷すぎる成功法則に興味をもたれたら、ぜひ購入を検討してみてください。

 

それぞれの状況(年齢や社会的地位)を超えて、面白く読める内容であることは間違いないです。

 

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する [ エリック・バーカー ]

 

ブロガーとして得たもの

僕が、この本を読んでの副産物的に得たものがあります。

 

それは、僕のブログについての「常識」も根底から変わってしまったことです。

 

というのは、エリックのブログは、表面的な日本のブログの常識からいうと、作り方が下手なブログなのです。

 

それは、記事の内容ではなく、体裁だったり読みやすさだったりです。

 

文化的な違いはあるとは思います。

 

ツイッターでもアメリカ人は本名でアカウントを作ることが多く、生き方とか信念だとかをつぶやいている人は本当に多いです。

 

僕もブロガーの端くれなので、読者にとって面白いかどうかが重要であることは変わりませんが、いつも読者目線だけでは駄目で、もっと勉強し、より発信力を強め、読者にとって本当に役立つ記事を書く必要を強く感じました。

 

「残酷すぎる成功法則」は、科学的なエビデンスを必ず書いていますので、当然ながら膨大な数の参考文献があり、この本の最後に一覧になっています。

 

この勤勉さは本当に見習わなければと思いました。

 

僕にとってのこの本は、僕のこれまでのブログの常識を変えてしまったことが最大なポイントかもしれません。

 

20190301 by okkochaan