種まきから1カ月程度のしゅんぎく

この記事では、初心者でも簡単にできる野菜作り厳選1点【これより簡単なものはないです!】というタイトル通り本当に初めて野菜を作る方がまず失敗しない野菜を紹介したいと思います。

 

最近高くなった野菜ですが、実益をかねて自分で少しでも作ってみたいと思う方は読んでみてください。

 

特に、野菜を作ってみたいと漠然と思いながらも一歩が踏み出せずにいる方に読んで欲しいかなと思っています。

 

せっかく野菜を作ってみたいと思ったわけですから、失敗したってかまわないので、とにかくやってみるということが大事だと思うからです。

 

やる前にあれこれ考えて初めの一歩が踏み出せないなんて時間の無駄でしかありません。

 

なので、そんな方に、手がかからず、しかも年中無休で収穫でき、病気にもならず、ほとんど水さえやればいいぐらいのレベルでちゃんと収穫できる野菜を紹介したいと思います。

僕が最も簡単だと思う野菜はしゅんぎくです

はい、僕の答えはしゅんぎく(春菊)です。

 

人によっては好みがわかれる野菜かもしれませんが、パクチーみたいに強烈なわけでもなく、天ぷらやおひたし、なべものなどに最適な野菜です。

 

僕は、しゅんぎくの天ぷらが好きで、サラリーマンのころに立ち食いそば屋などで見かけると必ず食べていました。

 

僕がしゅんぎくが一番簡単だと考える理由は、失敗しずらいということにつきます。これは、ほとんど、どうやったら失敗するの?と言うレベルです!

 

とはいえ、実は僕はだいぶ前ですが種をまいただけでほったらかしにして失敗したことがあります。気がついたら、何本か育って春菊だから当然ですが、菊の花が咲いていました。(けっこうかわいくてきれいでした!)

 

最低限のことは必要ですが、それは何を育てるにしても当然やるべきことだけです。

 

つまり、土をよく耕すとか、日当たり水はけを良くするとか、腐葉土や石灰、肥料を適度にあげるとか、草取りをするとか、土が乾燥しないように水やりをするとかぐらいです。

 

これもベランダ栽培だとスーパーなどで安く売っている野菜用の土を使えば、あとは日当たりと水やりさえ注意すれば問題ありません。

 

種の能書きを見ると、関東地方で種のまきどきが、3月下旬から11月中旬と書かれていました。つまり、12月から2月までの3か月以外はいつでもOKなので、冬の3カ月だけ種まきをしなければいいだけです。

 

また寒さにも強く、雪や霜があっても、日当たりが良ければ冬も問題なく越せます。(これは意外とすごいことなんです)

 

僕の好きな三国志の孔明は、吉川英治さんの三国志によれば、軍を駐屯させたときに、まっさきに野菜の種をまいたとあり、その名前を諸葛菜(しょかつさい)だと書いてあります。

 

これはカブに似た野菜で、やはり暑さ寒さに強く生育が早いものらしいです。ただし、これは事実ではないという説もありますが、孔明は横山三国志のような神のような人というより、どこから見ても普通の人という印象だったという話もあり、合理的で用意周到、細かな点まで目が届く人であったことは間違いないと思います。

 

ながながと孔明の話を出したのは、僕が、このしゅんぎくを孔明が知っていたら、やはり重宝するに違いないと考えるからです。

 

とにかく強くて生育も良く、当然ながら、ビタミンやミネラルが豊富で医者いらずとまでいわれている神のような野菜がしゅんぎくなのです。

 

僕が観察したところでは、しゅんぎくの強さは雑草レベルの強さといっていいと思います。

 

これこそしゅんぎくが最も簡単な野菜と考える理由です。

 

僕流しゅんぎくの育て方

 

育て方と言うほどたいそうなものではないですが、初心者の方向けに書いていますので、小うるさいことは一切書きません。

 

まず地植えの場合は、土をよく耕してください。石ころや根っこなど意外とたくさんありますから、これらは丁寧に取り除きます。

 

それが終わったら、石灰をまいて、できれば、1週間ぐらいはそのままにしておきます。

 

それからたい肥や肥料をまぜて、できるだけ土がさらさらになるようにします。

 

これらはほとんどの野菜作りで共通しているやり方ですが、特にしゅんぎくの利用法として間引いたしゅんぎくから利用する予定なので、土をやわらかくしておけば、抜きやすいし、生育もよくなるので、とても大事な作業なのです。

 

なお、野菜作り用の土を使ったプランター栽培だと、すべての作業は不要になりますので、とても簡単です。

 

土が整ったら、しゅんぎくの種をばらまきします。

 

なるべく平均的になるようにやってみてください。初めは量がわからないと思いますが、あまりまき過ぎないようにするといいかもしれません。販売されているしゅんぎくの種はたくさんはいっていますので、家庭用だと何回かにわけて使うつもりでやったほうがいいです。(とてもコスパはいい野菜ですね)

 

種をまいて2~3週間もして、本葉が出始めたら、気分次第でいいので天ぷらやおひたしを作りたいと思ったら、間引いて利用していきます。

 

間引き苗ですが、しゅんぎくの芯が残っているのが気になる方とかしゅんぎくの味がイマイチだと感じているかたは、ぜひ間引き苗で天ぷらとか作ってみて欲しいです。とてもやわらかくておいしいからです。

 

しゅんぎくは病気にもなりにくいし、香味野菜なので、虫もつきづらいです。しゅんぎくをいつでも採取できる状態にしておくと、こんな便利な野菜はないという実感がひしひしと得られるに違いありません。

 

また病気ではないですが、あまり直射日光が強いと葉先が茶色に変色したりします。まあ気にならなければ、その部分だけ取り除けばすむことですが。

 

どの程度、しゅんぎくを食べるかによって、種をまく量もだんだんとわかってくると思います。たぶん、始めは少しだけつくってみるのもありだと思います。

 

作りすぎると、しゅんぎくの花を楽しむことになりかねません。(笑)

 

力まずにやるのもコツ

野菜作りだけではありませんが、何事も力を入れすぎたり、完璧を目指したりするとうまくいきません。

 

始めてやる場合は失敗してもともとという気持ちでやってみてください。

 

自分で野菜を作ってみて、僕が思うのは、やっぱりプロってすごいなということです。トマトとか僕はなんどやってもうまくいきません。

 

でも、へたくそだから楽しんでやればいいと思っています。

 

20230306 by okkochaan