
ヤフーニュースによりますと、小室哲哉さんの不倫疑惑報道をした文春砲のツイッターが炎上し、不買運動まで発展しかねない様子です。
下記が問題のツイートですが、4300を超えるコメントで炎上しており、その大多数が文春の今回の報道に批判的な内容になっています。
カリスマ音楽プロデューサー・小室哲哉による裏切りの密会劇。妻・KEIKOのリハビリを献身的にサポートする美談の裏で、妻不在の自宅に招き入れる美女の正体とは。週刊文春デジタルでは1月18日より《密会編》と《告白編》を公開する。https://t.co/xoyPh5m7d9pic.twitter.com/ew70XU2hIk
— 文春砲(文春くん公式) (@bunshunho2386) 2018年1月17日
【まずはコメントをざっくりとピックアップ】
<な〜にが文春砲だ、あんたらみたいなのをマスゴミって言うんだよ。強い者にはダンマリ。相手が人気商売なら叩く。悔しかったら安倍晋三批判してみろ!文春砲を安倍晋三に向けてみろ!>
<人の人生潰して楽しいんですか?>
<どんな内容にでもちゃんと話す人には容赦なく、態度に誠意も感じず笑いやネタに変えたり、何か強い物に守られてる人は追求もせず、それって弱い者イジメと言うのじゃないんですか?子供の世界でもイジメは良くないと学ぶのに、大人になったら正当化ですか??>
<文芸春秋社は昔から他人のある事無き事を書き連ね落とし入れてきた。 プライドだけ高く、卑怯で卑劣な愚者の吹き溜まりである。 この社の者どもは死後に地獄へと堕ち、神の裁きを受けるであろう。 必ずや、悪鬼に喰われ、久遠の滅を受ける。 呪われし者どもに近付くな。この者どもは穢れの者である>
<新谷編集長になってからの文春は確かに方向性が恣意的すぎるわな。
詩織さんの事は一行も報じず弱い立場の人を攻撃する下衆な記事ばかり。
文藝春秋にお仕事もらっているライターは忖度して文春批判に尻込みだしね。>
<もう読みません。20年以上読者でしたけど…許せないよ。 ひどい政治家、いるでしょ。内閣府中心に。 正義はどうした。 弱い人たちをいじめるなよ。 小室さんと読者に謝れ。 そして、潔く去れ。>
<人の不幸を金に変えるビジネス。今回は限度を超えている。モラルのない週刊誌を潰すには、広告主に文春から撤退させるしかない。そのためには週刊誌を買わないことから始めて、広告主にとって宣伝効果のない週刊誌にすることが必須。 この動きを日本全体に広めるしかない。>
<小室哲哉と言う大きな財産を殺した悪魔 その名は週間外道(旧週間文春) 弱きに強く 強きに弱い それが週間外道(旧週間文春) 週間外道(旧週間文春)の編集部は皆弱いものいじめが大好きな妖怪の巣窟に違いない。>
いやー、これは結構本気で怒ってますね。
もちろん、反対意見もあって、そもそもそうした記事を喜んで読む読者がいて週刊誌も売れるから記事にしていたというのが文春側の理屈だろうし、それを支持する人もいます。
僕は、支持はしませんし、そもそも他人の不倫にさほど興味がないので週刊誌を買いもしませんが、少なくともビジネスとして成り立っている現実があるのは確かだろうし、今回の批判は、端的にいって、「小室哲哉さんという地雷を踏んじゃったね」といったところです。
【週刊誌の将来】
僕のようにネットでほとんどの情報をとり、調べ物をしたり集中した勉強をしたりするときは図書館を利用するものにとっては、週刊誌の出版側からすれば、いい客ではないと思います。
しかし、ネットが普及しているとはいっても、いまだに週刊誌のような紙媒体の読者は多いと思います。
情報はネット社会では一気に拡散してしまいますが、そのエッセンスのようなものは有料のサイトにするとか週刊誌で読まないと得られないとしなければ、週刊誌は全く売れないわけで、こうした生き残りのための方策の一環として「不倫」という、ネタに困ることがないテーマに目を付けたのは理解できます。
ですが、今回の小室さんについては、結果から言えば、完全に小室さんの勝利に終わりました。
小室さんがどのくらい意図的に記者会見を行ったのかはわかりませんが、あの会見はまさに、シーザー暗殺後に理詰めで語ったブルータスの「不倫は不貞行為で病気の妻を裏切るものだ」に対し、アントニーの「引退、介護の疲れと弱気から誰かを頼りたくなった。もはや肉体的には男性でもない。」が勝った構図と似ています。
しかも小室さんは、文春を全く責めておらず逆に背中を押してくれたことに感謝していると言っているのです。
僕は、あの会見でこのセリフを聞いたときに「勝負あったな」と思いました。
あれだけの作詞と作曲の才能がある小室さんですから、人間の心や行動にも通じています。
文春はあまりにも不用心に近づいたのではないでしょうか。
それに不貞行為という法律で罰せられる行為をしていれば、必ず一般大衆の賛同を得るだろうという見通しも甘かったと思います。
第一、このところの不倫報道で、そろそろ飽きがきていたのではないでしょうか。
【文春の今後に期待すること】
僕が今、個人的にですが、文春に期待することははっきりしています。
真っ先にやるべきことは、購買する人たちの購買行動などのマーケティングをしっかり行うことです。
スキャンダルを追いかけるのは、ある程度の読者を獲得するために必要であることは理解できますが、その購買層の実態とか5年後10年後の媒体の変化予測をより厳しくやるべきだと思います。
個人的には、今、日本のジャーナリズムがやろうとしていない、政権に対するチェックとか政治家の不倫以外のたとえば、不正献金など犯罪にかかる行為をあばくことをやって欲しいです。
文春はずっと結果的には政権によりそった運営をしてきていて、ちょっと頭のよい意見を言ってみたりして信頼を得ようというような路線ではないかと僕にはみえます。
これは安全ですが、つまらないし、国民受けもしないと思います。
いずれにしても、今回の不倫疑惑報道で小室さんは「おかげで引退の決意ができた」とおっしゃっているわけですし、文春は「おかげで編集方針の根本的な見直し」ができるわけですから、感謝するのは文春側かもしれないなと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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20180125 by okkochaan