ここでは、チャバネゴキブリ対策を手軽に楽しく安全にやる方法について、僕が現在実行しているものを紹介します。
先日、こんなツイートをしたところ、いくつは返信とかご意見をいただきました。
同じような悩みを持っている方がたくさんいらっしゃるのと、それぞれの工夫と興味がわかり、こんな記事もそれなりに少しは意味があるのかなと思っています。
チャバネゴキブリという小型で茶色くて足が速いゴキブリを洗剤を薄めてスプレーして駆除している。ホウ酸も食べないし、風呂のコントローラーをかみ切ってダメにしてしまい困っていた。瞬間に動きをとめるまでは出来ないが、食器用の洗剤なら安心だし消毒にもなる。簡単なのでブログで紹介する予定。
— ブロガーおっこ (@bloggerokko2011) August 13, 2022
まずは結論から
台所用の洗剤をうすめた溶液でスプレーを作り、チャバネゴキブリが出現したらすぐ対策できる体制をつくりましょう。
市販の殺虫剤を購入するのもいいけど、自分でつくったもので、十分対策はできるし、費用もかからず、楽しみすらあります。
どのくらいの濃度が適当かは、まだ試行錯誤してはいるのですが、目安として、スプレーして、泡がしっかりでる状態が良いと思います。
普通の台所洗剤だと、だいたいですが、20~30倍ぐらいで良いと思います。
スプレーの使い方の実際
家の台所には、チャバネゴキブリのほかに、さらに小さな黒いアリみたいなゴキブリも出現します。
これらゴキブリを見かけたら、まずは、第一打を吹きかけることに集中します。
チャバネゴキブリの場合は、足も長くて動きは非常に速いです。
そのため、慣れないうちは逃げられてしまうこともあるでしょう。
まずはチャバネゴキブリにスプレーして、動きを封じることです。
ゴキブリの性質は、夜間に活動すること、危険を察知すると、ものすごいスピードで逃げようとすること、逃げるのが難しいと判断した場合は、じっとして様子見すること、などです。
退治できるかどうかは、第一打にかかっています。
もし、第一打で、第二打が打ちやすい広い場所に誘導できるか、そうでなくても第二打がかけられる場所にじっとしてくれれば、退治できます。
殺虫能力が高いものではないので、退治するには、数回スプレーする必要がある場合もあります。この回数は慣れてくると少なくなります。泡でつつみこんで、チャバネゴキブリの身体の油を洗剤が溶かしてくれれば、勝負あったとなります。
最後は白い腹をみせてひっくり返りますので、それが、確認目安です。
なお、小さなアリみたいなゴキブリは、一打から多くても三打で退治できます。
コバエや小さな蛾とか蚊とかもついでに退治してしまいましょう。
なお、洗剤は、普通の食器洗いのもので問題ないですが、僕はなんだかもったいない気もするので、100円程度で売っている安い食器洗い洗剤を使っています。
安い洗剤だと、手が荒れやすいため、普段の食器洗いには使っていませんが、それがこの場合、殺虫効果の強さとなります。
この洗剤は、この用途以外には、手袋の殺菌とか風呂洗いに使ったりもしますが、安いので重宝しています。
この方法の優れている点
この方法の優れている点は、費用がかからず手軽にできることです。
また、台所だと食品を置いたり、食器があったりで、市販の殺虫剤が使いずらいと思いますが、その点、この食器洗いの洗剤を薄めただけの溶液だと安心です。市販で人には無害な殺虫剤として売られている商品もあるようですが、感覚的には嫌だなと言う感じがどうしてもしてしまいます。(これはたぶん偏見ですが)
僕はもともとは、ブラックキャップという有名なゴキブリ退治の商品が好きで、たぶん、ブラックキャップで一般的にゴキブリとして認識されているクロゴキブリはいなくなりましたが、チャバネゴキブリにはこの方法がほとんど効かなかったので、このスプレー方式を使い始めました。
ブラックキャップなどですと、小さなお子さんがいたり、ペットがいたりすると誤って食べてしまう危険があり、使えないということもあります。
食器洗い用の洗剤だと、その点はかなり安全ですし、殺菌効果もあるので、ステンレスのシンクもきれいになったりします。
放置すると恐ろしいチャバネゴキブリ
余談ですが、僕がチャバネゴキブリでどのような被害にあったか話します。
ツイートにもあります通り、ある日、お風呂のコントロールパネルの電源が突然入らなくなりました。
業者の方に来てもらって調べたところ、なんと、原因はチャバネゴキブリだったのです。
チャバネゴキブリは、小さな穴があれば、簡単にそこから侵入する能力をもっています。
コントローラーは壁に貼り付けてあったのですが、そのコントローラーの小さな穴から侵入し、中の配線をかみ切って、基盤を使えなくしてしまいました。
このコントローラーは、通電しているのと閉塞しているために中は暖かいので、チャバネゴキブリの巣になっており、そこに卵を産み、繁殖していました。
このコントローラー事件から、僕は本気になり、始めは水攻めとかハエ叩きで退治するとかしていたのです。初めは毒餌をしかけましたが、全く食べず効果がなかったからです。
水攻めは、チャバネゴキブリをシンク(流し台)に落とし、排水溝から流してしまう作戦でした。
この方法でも退治はできましたが、手間がかかるし、洗い残した食器などに触れられるのも嫌でした。
その時、昔、クロゴキブリに洗剤の原液をかけたら一発で退治できたことを思い出し、このスプレーを考えました。
なので、ツイートして、同じ方法で退治している方が多くいらっしゃることを知ったのはうれしい驚きでした。
今後の課題
この方法がクロゴキブリにどの程度有効なのか試したいのですが、幸いなことに、家にはあの大型のクロゴキブリはいなくなってしまいました。
クロゴキブリにもこの方法は有効だと思うのですが、殺虫剤の宣伝にあるように、瞬間凍結させるような神経系の効果はありません。
おそらく濃度を上げることによって対抗できると思っていますが、なにせ、クロゴキブリは非常にパワフルですからどうなるかわかりません。
ちなみに、もしクロゴキブリが人間と同じ体の大きさだとすると、その走るスピードは、新幹線と同じぐらいだということです。
そう考えると、ゴキブリというのは、優れた生物と言えると思います。
害虫駆除ではなく猛獣狩りと妄想
僕は、年齢もあり、割と夜中に頻繁にトイレに行ったりします。
その時、ちょっとお茶を飲んだりしますが、そこで昼間は見かけないチャバネゴキブリが活動しているところに出くわすわけです。
窓の外では、ヤモリが白い腹を見せて、小さな白い蛾を捕食しています。ヤモリの動きは非常に俊敏ですが、獲物の蛾も不規則な飛び方をしているので、何度もトライして仕留めています。なかなか見ることは少ない光景なので、動画を撮ろうとしてますが、まだできていません。
このヤモリが蛾を捕食する様子はとても面白いので、僕が、ある方の前でその様子を真似してみせたら、ものすごく受けましたのでやってみるとさらに面白いです。
両手でヤモリのすばやい足の動きをまねて、相手に近づきながら、「シュシュシュシュ、パクッ!」と声を出します。
すると、「きゃーこわーい」となるかもしれませんが、相手を選んで行ってください。
話がちょっとそれましたが、何が言いたいかというと、このチャバネゴキブリ退治、結構楽しくなってきます。
妄想の世界ですが、ここが、アフリカの草原で、僕はジープに乗って猛獣狩りをしているという錯覚に陥ることすらあるのです。
なので、この頃、このスプレーの効果で、チャバネゴキブリをほとんど見かけなくなり、なんだかちょっと寂しい気持ちにすらなっています。
ゴキブリとはいえ、命ある存在です。人間のわがままのために、退治するわけですから、供養も必要なのかなと思ったりします。
ちなみに、高野山にはシロアリ供養の立派な碑があります。
20220829 by okkochaan