ふるさと納税
今、総務省と地方自治体の間では、ふるさと納税をめぐる
バトルが繰り広げられています。

 

そんな中、ステルス戦闘機のように、土日に現れて姿を消し、
ふるさと納税の方法について裏メニューを提供する、
「闇ふるさと納税」というものまで登場しニュースになっています。

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闇ふるさと納税とは

朝日新聞デジタルjが報じたところによると、闇ふるさと納税を
やっているのは、「種子島宇宙センター」で有名な、
鹿児島県南種子町だそうです。

 

県からの過剰な返礼品についての問い合わせに対しては、
すぐに中止するという一方で、
ふるさと納税額の5割を超える返礼品を続けていました。

 

しかも、電話で問い合わせた方に対しては、
サイトでは返礼品不要を選ぶように
「テクニカルアドバイス」をしていました。

僕は、この対応に感動すら覚えてしまったのですが、
ネットの反応は必ずしも良くないようです。

 

ネットの反応

このニュースだけでは、ふるさと納税をよくわかってないと
思われる方のコメントも多く、どちらかというと
自治体に対する批判が多いようです。

 

つまり、自治体がこんな不正なことをやってけしからんという
意見です。

 

しかし、僕は、ふるさと納税の発案から国会での決定までの
いきさつとか、どうして突然、総務省が監視するような
動きになったのかとか一応は、知っておいた方がいいと思います。

 

 

ふるさと納税について超簡単な説明

ふるさと納税とは地方創生策の一環として、
約10年前から始まっています。

 

納税とは言っていますが、実質上は寄付であり、
その寄付した金額にたいして、所得税、地方税を
控除してもらえます。

 

 

最終的な持ち出しが2000円でできる寄付金(ふるさと納税)
の上限額については、収入によって違いがあります。

 

 

年収500万で5万円ぐらいと覚えておいてください。
(扶養家族などで異なります。また年収があがれば
累進的に金額もあがります。)

 

 

この場合、確定申告で4万8千円もどるわけですが、
ふるさと納税をした方のメリットはそれだけでは
ありません。

 

 

いろいろな地方の名産品とかギフトカードなどを
返礼品として貰えます。

 

 

整理すると、納税者にとっては、本来、
所得税とか地方税で払ったり、
払わなければならない
お金(約5万円)を免除してくれる上に、
返礼品まで貰えるわけです。

 

 

これは、やらない理由があるとすれば、
そもそも所得税を払っていないとか、
面倒くさいとかぐらいしか考えられません。

 

 

ふるさと納税については、簡単にお金の計算をしたり、
返礼品の比較をしたりする便利なサイトがありますので、
ご興味があれば、そちらをご覧ください。

 

ふるさと納税をめぐってのバトル

しかし、このふるさと納税については、
恩恵を受けないばかりか被害にあっている
行政もあるわけです。

 

 

それは、東京など大都会の行政です。

 

 

本来、地方税として納付してもらえるハズだったお金が、
ふるさと納税を利用されることによって、
大きく減額してしまうからです。

 

 

しかも、ふるさと納税をして税収が少なくなったからと言って、
行政サービスで区別などできません。

 

 

つまり、お金を地方に払っているくせに、行政サービスを
一人前に受けるのが気にくわないわけです。

 

 

ふるさと納税の返礼品が、オーバーヒートしているのは問題
かもしれませんが、この問題の背景には、簡単に言えば、
地方と都市部での税金の奪い合いという実態があります。

 

 

現在、総務省は寄付金の3割目安、返礼品はその地方で出来たもの、
という2つの制限をかけています。

 

 

しかし、総務省には強制力がありません。

 

 

このため、これまでは、過剰と思われる自治体名を
公表するまでしか出来ませんでした。

 

 

しかし、これは返礼品のリターンを期待する人の
良い参考資料になっただけかもしれません。

 

 

現在、総務省には、逆らっている自治体に対しては、
ふるさと納税の制度対象からはずすという処置を
とれるよう国会に提議する動きがあります。

 

まとめ

ふるさと納税という制度は、僕は非常にいいものと
思っています。

 

これまでの動きから考えると大都会の行政が
一方的に被害者になっていますが、これも
ちょっと違うんじゃないかなと思っています。

 

 

もし返礼品がないというのであれば、作ればいいわけだし、
ギフトカードでも構わないのではないでしょうか。

 

それに、そもそも生粋の東京という人はもともと
少ないわけで、東京は日本の首都として、
地方出身者の恩恵を十分に受けてきているのです。

 

 

また、僕はふるさと納税によって
小さな行政単位までの違いが
出ているのがいいと思っています。

 

 

平日しか勤務しない、残業もしないというイメージの
公務員が土日に電話対応したり、地方の産業により興味を
もったりするきっかけになるというメリットは
ものすごく大きいと思います。

 

 

なので、今回の件で、あまりブレーキをかけない方が
いいという意見です。

 

 

このふるさと納税を納税者(国民)からの税金という
決まったパイの奪い合いでしかないという
結果にはしないで欲しいと強く思っています。

 

参考記事:

ふるさと納税とは?仕組みや手続きを日本一わかりやすく解説しました【保存版】

土日に現れ、姿消す 「闇ふるさと納税」ネットで拡散:朝日新聞デジタル

 

20181102 by okkochaan