Originally posted 2018-06-29 12:15:19.

働き方関連法 サラリーマン

問題点が多い働き方改革関連法は参院本会議で可決されました。

 

おりしも、サッカーワールドカップでの決勝トーナメントが決まり、
日本中が応援に心を奪われ、「愛国心」の高揚があるなかで、
粛々と強行採決がなされたのです。

 

僕は、つくづく今、サラリーマンでなくて良かったと思っています。

 

でも、現役のサラリーマンは、そうはいきません。

 

この機会に、これまでの生き方を見直してみてはいかがでしょうか。

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働き方改革関連法の問題点のおさらい

この法律は、冷静に見れば見るほど恐ろしい法律だと思いますが、
ここでは、高度プロフェッショナル制度(略して高プロ)に
焦点を絞ってみます。

 

また、この法律は、一方で耳に心良い響きの制度も入っています。

 

同一労働同一賃金は、なんども言われてきましたが、この大きな
法律の成立で少しは変わるかもしれません。

 

残業時間に上限を設け、罰則規定を設けることも、
これまでさんざん無視され続けてきた労基法からみれば
大きな変化には違いありません。

 

ですが、同一労働同一賃金は、何をもって同一労働とするのか、
その判断基準は明確に規定されなければならないでしょう。

 

僕の経験では、「社員と同じかそれ以上の仕事を
しているのに賃金格差があるのはおかしい」とは
よく言われましたが、ほとんどの場合は、
仕事の内容が異なっていたし、隣の芝生状態で、
「社員が楽そうにしている」との見方から
発している場合がほとんどでした。

 

日本企業は「人ありきで仕事がある」という
設定の仕方をしているので、
同一労働同一賃金の制度はなじまない面があります。

 

欧米のように、仕事のロールが明確に規定されて
いなければ基準がつくりづらいのです。

 

僕は欧米型が良いと言っているわけではありませんが、
この文化的違いを考慮しなければ、法律があっても
何も変わらない可能性は高いと思います。

 

残業時間の問題は過労死の問題があるからより深刻です。

 

過労死認定の裁判所の規準も変わるだろうし、
関係あるかどうかわかりませんが、昨日も過労による
労災認定をしなかった企業を妥当とする判決も
出ています。

 

高プロ制度のもとでは、そもそも残業という考え方が
ないわけですから、これまで以上に身も心も
仕事に打ち込む以外に道はないかのようです。

 

働き方関連法からサラリーマンの生き方への提言

基本的に僕がいつも思っていることは、
行政とか政治家とかが、あまりにも労働の
実態について無知ではないかということです。

 

これは、派遣法の審議の際にも思ったし、
国民にとって重要なファクターの一つである
労働について、この国の政治家の無理解を
随所随所で感じてきました。

 

そもそも非正規雇用を増やす政策をずっとしてきて、
不公平がでたから同一労働同一賃金とすることだけでも、
何も考えていないことを露呈していないでしょうか。

 

人材派遣の場合も、輸入品を企業にとっていいとこどりを
したものなので、高プロの今後を見るためには、
参考になるかもしれません。

 

人材派遣の場合は、高度に専門的な職業のみを
派遣適用の対象業務としたのですが、
最後は、特例法がある港湾関係などをのぞいて、
原則、なんでもありになりました。

 

高プロ制度の重要な点は、多くの人にとって
雲の上のような1075万円以上の年収の人ばかりが
対象ではないことです。

 

対面の火事と思っていたら、こちらも関係していた
ということになりかねません。

 

その危険性については、以下の記事が参考になるので、
ご一読いただければと思います。

 

高プロはそもそも年収を1075万円などと規定していないし、
仮にそうだとしても理論上、年収375万円までが
対象になるということが書かれています。

高プロ制度は地獄の入り口 ~ High-pro systm is the gate to hell~

 

長くなりましたが、こうした法律の状況を踏まえて、
これからのサラリーマンの生き方はどうあるべきかを
考えてみたいと思います。

 

働き方関連法成立からサラリーマンが考える3つの選択

僕に考えられるのは以下の3つです。

 

1.今まで以上に滅私奉公をする

2.面従腹背(めんじゅうはいひ)で、やってる感だけだす。
(制度を逆手にとって、収入だけもらい、60%ぐらいの力で仕事をする)

3.高プロの対象から外してもらい出世は考えない

 

僕だったらという仮定で話すと、

2 → 3 → 1

 

の順で選ぶと思います。

 

ですが、残業をなぜやるかと考えたときに、
驚くほど出世のためと答えた方が多いことを
僕は知っています。

 

僕はその生き方は虚しい(虚しいとは何も
残らないという意味ですが)と心底思っています。

 

よくよく考えてみてください。

 

同じ会社の人たちを観察してみてください。

 

サラリーマンは上にいくほど収入に見合わない
仕事量とか責任とかプレッシャーとかがあると
思いませんか。

 

だったら、家庭もあり子供もいたりすれば
なおのこと、リスクを回避すべきです。

 

リスクを回避する最良の方法は出世しないことです。

 

そして、あなた自身の価値とかスキルとかを
よく見つめなおしてください。

 

すでにある分野でプロフェッショナルを極めていて、
他の企業とか海外にいっても仕事ができる状況なら
引き留めるのは会社のほうなので、遠慮する
必要はありません。

 

もし、何もないと思った方は、それはそれで
素晴らしいことではないでしょうか。

 

これから再度自分の好きなこととか能力とかを
振り返り、得意分野を創っていけばいいのです。

 

釣りバカ日記の浜ちゃんのように生きる、
これが正解のような気がしています。

 

20180629 by okkochaan