あるスーパーで買い物をしてカートを返却しようと思ったら、駐車場のなかほどにカート置き場がありました。
そこにあった注意書きがおかしいと思ったので、改善案も加えて書いてみました。
お客様へお願い
いつもカートをご利用頂きありがとうございます。
放置カートは、事故の原因になります。
ご使用後のショッピングカートは、カート置き場に
ご返却をお願い申し上げます。
正直、どうやったらこんなコメントができるのか疑問を感じるレベルです。
しかも笑えるものならまだ救いがあるのですが、どうやら真面目だし、それなりにお金もかけていると思われるので、ますますわかりません。
おそらく物事への理解が中途半端なままでかっこずけようとしたことが原因と思われます。
みなさまはどう考えますか?
注意書きのおかしい点
場所の間違い
このカート置き場は、駐車場の真ん中付近にあり、客がカートを返しに行く負担を軽くするために設置されています。
そのことは素直に評価します。(ただそれほど利用されていない様子ですが、それは別な問題です)
しかし、これはカートを返しに来た人に対して言うべきことでしょうか?
つまり、すでにカートを返そうという意思をもってきているのですから、「ご使用後のショッピングカートは、カート置き場にご返却をお願い申し上げます。」は明らかに言うべき対象を間違えています。
それともカートを返却して、可能性としてあり得る事故を防いだという満足感を返した人に与えるのが目的なのでしょうか。
僕は目的をはき違えているように思うのですが、カートが事故につながるのを防ぎたいのであれば、ちゃんと返した客に対して、このような注意喚起ではなく感謝の言葉を述べるべきかと思いました。
注意喚起であれば、カートを取得する場所とか定期的な放送によるアナウンスを行うなどすべきかと思います。
なおこの店について言えば、カートを放置する方は非常に少ないように思えました。
文言の間違い
あくまで、このケース(駐車場のカート置き場)について書きますが、文言にも問題が多いです。
お客様へお願い ⇨ このタイトル時点で間違いは始まってます
いつもカートをご利用頂きありがとうございます。⇨ ここはご来店への感謝を述べれば十分です。カートは当然のサービスともいえるので、カート利用に対してなぜありがとうというのでしょうか。
放置カートは、事故の原因になります。⇨ 文脈がおかしいために「あ、そう」としか思わなくなります。
ご使用後のショッピングカートは、カート置き場に
ご返却をお願い申し上げます。⇨ 過剰な敬語がみられます。
使用後のショッピングカートは、カート置き場に
返却をお願いいたします。
で良いと思います。
結局、この文言は上から目線であり、読み手は何か強制されているとか管理されているという意識をもってしまいます。
ここが最大の問題と言えます。
改善案
自分でも書きながら口うるさい嫌なやつになりたくないなという気持ちもあります。
気にならないならそれでいいのですが、気になってしまったのでしかたがないです。
単なる口うるさい人間から脱却するには、改善案を出すしかないですね!
さて、ここでもう一度、想像して欲しいのです。
あなたは忙しい時間の間をぬって買い物にきました。
ここまでは、すべてがスムーズに進んでいるように思っています。
買い物を手でもっていくかカートで運ぶかはいつも悩むのですが、今日は近くにカート置き場があるのを確認していたので、カートでいきました。
朝はやいためか、カート置き場は空だったので、一番奥までカートを置きました。
そして、ふと目の前をみると以下の掲示がありました。
あなたは、なんだか急にしらけた気持ちになってしまいました。
以上がくどいですが、今回のできごとです。
それでは、僕の改善案を書きます。
ご来店ありがとうございました!
ご希望にそったお買い物はできましたか?
私どもの足りない点については、なんでも
おっしゃってくださいね。また放置カートは、事故の危険があるので、
お客様の協力に感謝します。またのご来店を心からお待ちしております。
以上、ぐたぐたと書いてしまいすみません。
でも、これからは日常のちょっとしたことも書いていこうと思っています。
20190727 by okkochaan