人材派遣の営業に向いてる人とか向いていない人とかは存在するのか

ここでは、人材派遣の営業に向いてる人とか向いていない人とかは存在するのかについて語りたいと思います。

 

 

これをお読みになっている人は、就職先として人材業界を検討なさっているのかもしれません。

 

 

その場合、気になるのは業界の将来性とか給料、仕事内容とか業界的なブラック度、そして向き不向きについてだと思います。

 

 

この記事では、上記のうち、向き不向きについてフォーカスして書いています。

 

 

結論から言えば、人材派遣の営業に向いている人も向いていない人も存在しないというのが僕の意見です。

 

 

なぜ、そうした議論が不毛であるのか、これを読めばクリアーになるのではないかと考えています。

 

 

ここでは、わかりやすくするために、具体的な話を二つ書こうと思います。

 

 

その話から向き不向きではないことや仕事内容とかを理解していただければと思います。

 

 

これは、長い間、人材業界にいて様々なタイプの営業や経営者に接してきた経験からの結論です。

 

 

少なくとも、「人と話すのが好き」とか「人のお世話をするのが好き」とかいったきれいごとだけで、向き不向きの結論をだすのは無意味なことと考えています。

 

 

コンサルタントはやりたいけど営業はやりたくない

 

ごくたまにですが、人材コンサルタントはやりたいけど営業は希望しないといって入社してくる方がいます。

 

 

これは、しっかりと確認しないで採用した側にも問題ありと思っています。

 

 

僕の経験からみると、この認識で入社した方は、例外なく辞めていきます。

 

 

何が問題か。

 

 

一言でいうと、考えが甘いのです。

 

 

おそらくその方のイメージとしても、コンサルタントはきれいな仕事で、営業は泥臭くて大変な仕事と考えています。

 

 

求職者の希望や職歴・スキルをいろいろと聞いて、現在紹介できる最適と思われる仕事を提案・紹介していく仕事とでも考えているのだと思います。

 

 

そして、人と話すのも好きだし、向いているのではないかとか考えています。

 

 

求職者の希望通りの仕事が見つかり、人を求めている企業からも感謝され、「いい人」になれると思っています。

 

 

しかし、これは2つの点で大きな間違いを犯しています。

 

 

1点目は、初めから上から目線で、求職者を下に見ていることがミエミエであることです。

 

 

そして対面している求職者を多数の求職者のうちの一人としてしかみることができません。

 

 

求職についての相談であっても、そのような態度では、誰も心を開いて話をしたりしません。

 

 

心を開いて話してくれないということは、求職者の本当のニーズ・希望には決してたどり着けないし、想像もできないということです。

 

 

求職者の心がわからないということは、絶対に良い仕事はできないことになります。

 

 

2点目は、その程度のコンサルであれば、グーグルの検索だけでも、より有益な情報を得られるということです。

 

 

また温かみのある対応が人間が対面で行わなければ出来ないと考えているとしたら大きな間違いです。

 

 

おそらく10年以内には、AIが簡単に温かい対応においても超えてしまいます。

 

 

つまり、その程度の仕事では、コンサルタントとしての仕事の価値がゼロということです。

 

 

たった一人のスタッフのために働けるか

初めに、人材派遣の営業に向いてる人とか向いていない人とかは存在しないと言い切っているので、矛盾するかもしれません。

 

 

僕は、たった一人のスタッフのために働けるかどうかというのがすべてだと思っています。

 

 

それができる人が向いている人で、できない人は向いていません。

 

 

この点、僕の同僚にはすばらしい人がたくさんいました。

 

 

たとえば、仕事が見つからなくて困っているスタッフに、必ず〇〇さんに合う仕事を探すから1週間だけ待ってくれと言い、事実、その通りに実行する営業がいました。

 

 

彼は、考えられるすべてのリソースを使い、また自分でも飛び込み営業などで、朝から晩までそのスタッフのために営業をし、実際にそのスタッフに仕事を紹介し派遣したのです。

 

 

今では、信じられないことかもしれませんが、こんな営業は本当にいたのです。

 

 

そのため、スタッフの彼に対する信頼は絶大で、決して彼にマイナスになるようなことをしないように、一生懸命働いてくれたそうです。

 

 

今は、派遣会社も分業していたりして、そこまでやる営業は少なくなっていると思います。

 

 

しかし、人材ビジネスで最も重要な点は、ここにしかありません。

 

 

反対に駄目な営業がどうするかというと、そのスタッフには適当に対応する一方で、もっと良いスタッフがいるに違いないと考えるのです。

 

 

自分はあなたのためだけに働いているわけではなく、たくさんのスタッフが仕事を待っているとかいう抽象論に逃げます。

 

 

もちろん、スタッフがわがままで、言いたいことばかり言っていたりすることも普通にあります。

 

 

そうしたスタッフの欠点を注意するのが必要な時もあります。

 

 

本人に自覚がない場合は注意してあげるべきですが、スタッフが欠点を実はわかっていて単に甘えているだけの場合もあります。

 

 

大事なことは、スタッフと同じ地点に立って考えたり感じたりするだけでなく、スタッフの真意を正確に把握するということなのです。

 

 

すべてを飲み込んで、何も言わずに仕事を提供するという営業もいて、僕はどちらかというとそのタイプでした。

 

 

いずれにしても、たった一人のスタッフの要望も満たせないで、良いビジネスなど絶対にできないことは肝に銘じておくべきことです。

 

 

逆にこれさえできれば、仕事もお金も後からついてくると思って間違いありません。

 

 

以上、人材派遣の営業に向いてる人とか向いていない人との別れ目は、たった一人のスタッフのために仕事ができるかという話でした。

 

 

お読みになった結果、人材業界に入りたいと思うのもいいですし、辞めようと思うのもいいと思っています。

 

 

20190210 by okkochaan