Photo by Joshua Rawson-Harris on Unsplash

こんな疑問がふとわきました。

 

こんな物価高の時代だけれども、世の中に食料品の高騰をどこ吹く風と気にしていない幸福な人はどのくらいいるのだろうか?

 

この記事では、食料品の値上げ対策について、僕がふだん考え実行していることを話します。よくある10の対策とか僕はあまり意味を感じないので、あくまで主観的かつ実際的な方法の紹介になります。

 

ただ、そうは言っても、食料品の値上げなどに全く無縁の人は確実にいるので、ふと冒頭でそんなことをつぶやいてしまいました。

 

その理由は、僕の理想は僕自身もできればそちら側の無縁な人になりたいと思っているからかもしれません。

 

かつて僕はこんな記事を書きました。

金持ちと貧乏人の違いをスーパーでの買物から考えてみた

 

この記事では、スーパーで安さを追求する人たちの悲しさを、金持ち父さん貧乏と父さんとの比較をしつつ書いたつもりです。

 

しかし、実際に食料品を購入している僕としては、この価格上昇はマジかよーという思いが強いし、値段なんて見ないで買うという理想からどんどん遠のいているように感じざるを得ません。

 

では、参考になるかどうかわかりませんが、僕が普段こころがけていることなど書いてみます。

 

目次から興味あるところだけでもクリックして読んでいただけると嬉しいです。

 

食料品の特殊性

 

現在の物価高のうちで、多くの人がもっとも負担に感じているものは食料品のようです。

 

「Yahoo!ニュース みんなの意見」をみると物価高を感じる対象として、「食料品」と回答している人が60.5%もおり、2位の「電気・ガス」の24.7%を大きく引き離しています。(2023年1月23日時点)

 

これは2023年の1月末までが投票日で、今後多少変わる可能性はあるのかもしれませんが傾向ははっきりしていると思います。

相次ぐ値上げ、あなたの生活に最も影響が大きいのは?

 

多くのものの中で、食料品は特殊な位置を占めています。

 

それは、当たり前ですが、食わないと生きていけないという事情によります。自炊であれ外食であれ、食料品は必需品なのです。

 

避けられない問題であることが、食料品の物価における特殊性と言えると思います。

 

食料品との付き合い方は、生き方の問題といっても過言ではないと思います。

 

普段から定型的な食生活をする

 

食料品に限らず、コストを削減するには、「定型化」することが、もっとも効果的な方法のひとつだと僕は考えています。

 

勉強にしても仕事にしても定型化し、かつ習慣化することこそその効果をもっとも発揮するはずです。

 

たとえば僕のこのブログですが、実は成果である読者数だとかがなかなか増えません。もちろん面白いとかテーマとか、ブログの質にかかることが大事であることは当然ですが、それ以前にそもそも量をこなすことが重要になります。

 

まずは量の問題があり、ある程度の量の堆積のあとにはじめて質が問題にされるべきでしょう。

 

そして、量をこなすために他の人の協力を得ないで自分一人でやるとすれば、どうすればいいでしょうか。

 

もっとも楽な方法とは、当たり前の習慣にすることだと思います。

 

歯を磨くように、いや、そうではなく、ご飯を食べるように習慣化することなのではないでしょうか。

 

そしてそのご飯を安く栄養に問題なく効率的に食べるには、メニューを定型的にすることが一番だと思っています。

 

たとえば、日曜日と水曜日はカレーの日と決めたとします。すると材料のこと、ストックできる材料かどうかの判断、まとめ買い、作るのに要する時間、出来具合などあらゆる面で事前に何を準備しておけばいいかはっきりするので、無駄なく効率的に動くことが期待できます。

 

僕の場合は朝食は、八つ切りのパン2枚をトーストし、そこにマーガリンをぬってハムとレタスをはさみマヨネーズをかけたものを食べると決まっています。それに紅茶とシリアルがつきます。

 

昼はご飯と納豆を基本とし、そこにタンパク質と野菜がとれるようなおかずをつけます。

 

夜はあまりもので少なく簡単にすませます。

 

こう考えると、僕の場合、メニューを考えなければならないのは昼だけとなります。

 

昼のおかずですが、だいたい以下のようなものになります。

 

鶏肉をポン酢で煮込んだもの

キムチ鍋

カレーライス

天ぷら

焼き魚

 

毎日のことなので、いちいち考えないで済むようにメインメニューは栄養バランスと効率と費用を考えて3から5ぐらい決めておき、それを順番にこなしつつ、季節や材料によって少しずつ変えていけばいいのです。

 

冷凍食品を活用する

最近の冷凍食品は技術の発展によって、以前に比べると非常においしく質が高くなりました。

 

それと同時に、安価な値段を実現していると思います。

 

従って、これを使わない手はありません。

 

冷凍食品は僕の知るところでは業務スーパーが一番よさそうに思います。もし近くにあれば一度のぞいてみることをお勧めします。

 

食材を大事にする

食べ残しをしないことは当然ですが、そのためには料理を作りすぎず、かつおいしく作ることが大事です。

 

またフードロスが何トンだとか話題になりますが、そこに食材のロスがどのくらい含まれているのか疑問を感じています。

 

例えば、大根の皮を捨てていないでしょうか。おでんをつくる時に皮があると味がしみないために皮をむきますが、そのまま捨てるのはちょっともったいないです。

 

大根の皮はそのまま細くきって炒めることで簡単にきんぴらができます。

 

こうしたことは、けっこうたくさんあるので、捨てる前にちょっと考えてみるクセをつけるといいかもしれません。

 

なお、僕は生ゴミは資源と考えて庭の土質改善にすべて使っているので、全く無駄がないと思っています。

 

自分で簡単に作れる野菜は作ってみる

 

もしわずかでも庭があったりベランダがあったりしたら、簡単に作れる野菜は自分で作りましょう。

 

近頃の野菜の高騰は全く信じられないレベルなので、自分で作れる野菜をつくることは十分に意味があると思います。

 

野菜作りはやるかやらないかだけです。決してハードルは高くないし、お金をさしてかからないので、考える前にやってみましょう。

 

これまでは、野菜作りはおばあちゃんの趣味として独占されていた感がありますが、いまや生活防衛の重要な手段のひとつなのです。

 

あの三国志の諸葛亮孔明は軍を駐屯させると、すぐに野菜の種をまかせたのです。それが、諸葛菜として名前が残っています。ただしこれには異論もありますが信じた方がロマンチックなのでここでは話題にしません。諸葛菜を重宝したのは、生育が早く、かつ強い野菜なので栽培も簡単だからだろうし、合理的な考え方をする孔明ならやりそうに思っています。

 

ちなみに、僕が今もっともお勧めできるのは春菊の栽培ですが、これは諸葛菜の上をいくと思っています。まあ諸葛菜がカブのようなアブラナ科の植物のようなので、僕としては、春菊の方が好きだということもあるのですが、これについては別の記事にする予定です。

 

カップ麺よりインスタント

 

カップ麺はいまや家で簡単にたべるラーメン、うどん、そばの主流になりましたが、僕はむしろインスタントラーメンを食べるようにしています。

 

その理由はコスト面と味のためです。カップ麺よりインスタントラーメンのほうがコストも味もずっと上だと思っています。

 

麺はやはりゆでないとおいしくないと思っているし、その点でカップ麺はインスタントをいまだに超えていないと考えています。

 

また準備に要する時間のこともあります。お湯をわかしてから3分を標準とすると、僕は、お湯をそそいで3分間じっと待つことに耐えられません。

 

それなら、

鍋に水をいれて火にかける

キャベツを手でちぎって鍋にいれる

沸騰したらインスタントラーメンを入れる

どんぶりを用意しスープを入れる

沸騰して3分したらどんぶりに入れる

 

ここまでほとんど所要時間に差はないと思います。

 

細かいことを言えば、どんぶりを洗うのが面倒ということもあるかもしれませんが、それならば、食べた後のカップ麺のいれものを燃えないゴミとして処理するのだって面倒だし放置すると嫌なにおいだってしてくると思います。

 

したがって、コストも味もインスタントラーメンのほうが上ということになるのです。

 

なお、こんなことも過去に書いているので気が向けば読んでください。

インスタントラーメンをキャベツを茹でて食す男っぽいレシピ

たんぱく源として納豆・たまごを主体にする

僕は納豆信者なので、記事もいくつか書きましたが、納豆とは神様がくれた食べ物だと思っているのです。

 

食の優等生だし納豆菌は最強なのです。

 

これに同じく食の優等生であるたまごがあれば、基本の食事はこれで十分です。

 

たまごといえば、あのかぐや姫が探すことを命じた不老不死の薬にもっとも近いのがたまごだそうです。

 

納豆とたまごを主食にくわえて当たり前にたべるようにしましょう。

 

これにより肉の消費をすこし抑えることができるので節約に直結するのです。

 

大根とキャベツは安い時に買っておく

 

大根とキャベツは生産状況などによって値段のアップダウンが激しい野菜です。

 

つまり安い時は非常に安いのです。

 

その上、日持ちがいいので、常時あるようにしておくといいと思います。

 

どちらも大きな野菜ではありますが、なるべくならカットしたものではなく、まるまるひとつ買うことをお勧めします。

 

キャベツは芯をくりぬけば長期保存ができ、使い勝手もよくなります。いためたり、そこにたまごをくわえれば立派なおかずになります。スープにしてもいいし、千切りもいいし、なんでも使えます。

 

大根は味噌汁、薄く切ってサラダ、大根おろしになめ茸(けっこう安いです)を加えて食べるとか、これまたなんでも使える食材といえます。

 

スーパーに行ったら大根とキャベツは必ずチェックし、安い時にかっておきましょう。

 

買い物に要する時間は短くする

 

買い物が楽しい方は、それ自体が目的になっているので、無理して時間を短くする必要はないと思いますが、そうでなければ、買い物に要する時間はできるだけ短くするべきです。

 

そのためには、あらかじめ何を買うのかを決めることです。

 

これまで僕の書いてきたポイントなどを参考にしたり、これまでの食生活を見直してルーチン化を進めることにより、無駄をできるだけ排除しましょう。

 

迷ったら買うのか買わないのかまで、どちらでもいいので決めておくとさらにいいと思います。

 

またコストを気にするあまり値引き商品を必要以上に追いかけて時間を無駄にすることもお勧めしません。

 

その時間をもっと有効に使って欲しいと思うからです。

 

以上、僕の少ない経験から思いついたことを書かせていただきました。

 

少しでも参考になれば幸いです。

 

20230125 by okkochaan