ダメ人間 どうしたらいいか

 

この記事は、自分をダメ人間だと思ったらどうしたらいいかということについて、僕の体験的な対処方法を書きます。

 

約1年ぶりに記事になるので、僕は、ブログ更新と言う意味ではあきらかなダメ人間です。

 

さて、記事を書く際に、僕は、同じテーマでどのようなものがあるかは必ず調べますが、一通り読んだ感想としては、僕の考えは主流ではないなということです。

 

まず、ダメ人間の定義からして全く違います。

 

僕は、自分で言うのもなんですが、自分をダメ人間と思った期間の長さだけには、自信があります。

 

つまり、筋金入りのダメ人間です。

 

ただ、結論ははっきりしているので、最初に書きます。

 

自分をダメ人間と思ったらどうしたらいいかについての答えは、そのままダメ人間と思ったままでいいということです。

 

それでは、以下の順番で書いていきますので、興味もったら読んでみてください。

ダメ人間とは

 

ダメ人間の定義

ダメ人間の定義はありません。

 

つまり、ダメ人間とは限りなく主観的な見方であるということです。

 

僕が日本人の多くの方が錯覚か混同していると思っていることは、他のみんなと同じでないことイコール、ダメ人間という見方です。

 

たとえば、「どうして自分は他の人と同じように、要領よくコミュニケーションをうまくとりながら生きられないんだろう」という悩みがあったとして、そうでない自分を責めて、ダメ人間だと思うようなことです。

 

この悩みの場合、コミュニケーションをうまくとりたいけれども出来ないことが悩みなのか、みんなと同じでないことが悩みなのか、今一つはっきりしていません。

 

なので、人と同じでないと安心できず、それでも同じにできない悩みは、この記事からは除外します。

 

それとコンプレックス系の悩みも、ダメ人間というのではなく、どうしようもないところがあるし、悩みも深かったりするので、ここでは触れません。

 

ここでは、自分をダメ人間だと思っていて、どうしたらよいかわからない、というケースのみを話題にします。

 

どのようなダメ人間を対象とするか

もう少し具体的に話します。

 

ここで扱うのは、

1.自分をダメ人間だと思っている

2.それをどうしたらよいかわからない

 

このケースに限って話します。

 

さらに具体的にいいます。

 

ダメ人間の解説記事には、時間にルーズだとか、約束を守らないとかをダメ人間としているものが多いのですが、この二つについても、上記の条件にはあてはまりません。

 

時間にルーズとか約束を守らないとかは、本人ではなく、他人がその人をみて、ダメ人間だと規定する場合がほとんどだと思うからです。

 

つまり、本人は、無自覚で、ダメ人間だとも、まして、どうしたらいいかなどと考えたりしないんじゃないでしょうか?

 

こうした方は、ビジネスの世界ではもちろんのこと、プライベートでもあてにならない人と思われて、疎遠になっていくことが予想されるし、通常は、そうして人にもまれて改善する場合がほとんどだと思います。

 

だんだんと、世の中を知るにつれ、時間を守らないことで、相手の貴重な時間を奪っていることもわかるようになるだろうし、約束にしても、できそうもない約束をしないなどして改善は容易です。

 

では、どのようなケースが、

1.自分をダメ人間だと思っている

2.それをどうしたらよいかわからない

に該当するでしょうか。

 

すこし考えてみましょう。

 

まず、自分をダメ人間だと思っている人は、かなり具体的に何がだめであるか自覚していると思います。

 

そして、そのダメな部分をなんとか無くしたくて努力もしたけれども、それでも改善がなく、そのうち、改善の気力もなくなり、どうしたらよいかわからないという状態になっています。

 

これは、例えば、酒・たばこをやめたいのに、やめられないとか、ギャンブルとかパチンコとかをやめたいし、家族や自分、自身になんどももうやらないとその時だけは本気で誓ったのに、またやってしまうというたぐいの悩みです。

 

自分のことを意志薄弱だと責め、あるいは、嘘つきだと責めて、もはや、自分で自分を信じるのをやめてしまったような状態です。

 

やめるのには、どうしたらよいかという事ですら、本気で言っているのではなく、言ってみただけであることを、本人が一番よく知っています。

 

そうです、そんな人間こそ、ここでのテーマにふさわしい人間です。

 

ダメ人間と思ったらどうしたらいいか

 

こうした負のループに陥った状態は、想像できると思いますが、脱出するのは、簡単ではないように思います。

 

彼(もしくは彼女)の頭の中では、常に以下のような会話がかわされています。

ダメ人間をやめたいの?
 
ダメ人間でいいじゃない
 
それって、ダメ人間じゃないじゃない

では、順次どういうことか見ていきましょう。

 

ダメ人間の頭の中を再現するため、くだけた文章にしています。

 

ダメ人間をやめたいの?

ダメ人間、大いにけっこうなことじゃない。

家族は少し困るかもしれないけど、他人に迷惑をかけてるわけじゃないし、自業自得なんだから、とやかく言う人もいないわ。

それって、すごく普通のことよ。平凡すぎて退屈な話よ。

ダメ人間って、みんなが思ってくれれば、安心してつきあってくれるし、自分よりダメな人間がいるんだとおもって、優越感に浸ることだってできるわけよ。

つまり、わたしは、ダメ人間であることで、ちょっぴりだけど、人様のためになっているんだわ。

わたしは、幸せなピエロなのよー。

 

ダメ人間でいいじゃない

だから、ダメ人間でいいじゃない。

なんで、どうしたらいいか、なんて考えるのよ。

えっ?あなたはもっと偉いはずだですって?

とんでもないわ、人間はなりたい存在になるものなのよ。

いま、あなたはダメ人間だからどうこうじゃない。

あなたは、ダメ人間として生きることを選択したのよ。

それも、その選択は毎日更新されて今日にいたっているんだわ。

えっ?昔は優等生だったですって?

だからなに?

いまあなたがダメ人間であることと、過去に優等生だったことは、全く矛盾していないわ。

えっ?本当は、他にやりたいことがあるですって?

それは嘘よ。そんなものがあったら、ダメ人間じゃないじゃない。

ありもしないものを想像して、幻想をもっているだけだし、そうよ、人間は幻想で生きているというのも、普通のことだわ。

えっ?毎日、やらなくちゃと思っていることがあるですって?

だったら、なんで、毎日、そんな暇つぶししていられるの?

あなたには、本当は、やらなくちゃならないことなんてないのよ。

ただ、なんとなく、ちょっと残っているプライドがそう言わせているだけなの。

もしくは、本当にそんなやりたいことがあるんだったら、毎日、逃げ回っているだけなのよ。

そのうち、逃げることだけが習慣になって、なんとも思わなくなり、忘れていくんだわ。

向上心をもてだとか、金持ちにならなくちゃならないとか、本当はそんなこと信じてなんかいないでしょ。

そうよ、ダメ人間でいいじゃない。

 

それって、ダメ人間じゃないじゃない

あん、でも、どうしてもダメ人間じゃなくて、ダメじゃない人間になりたいのね。

そうね、あなたなりに人に言えない辛さがあるのもなんとなくわかったわ。なんとなくだけど。

だったら簡単よ。しかも今よりずっと精神的に楽になる方法があるわ。

人間って、紆余曲折はあっても、少しでも、昨日よりは今日、今日よりは明日といった風に、進んでいる感じがあれば安心できるものだわ。

つまり、積み上げができるようなもの、何か目的とか目指すものが少しずつでもはっきりしてくるようなことをやっていると、安心できるのよ。

あなたの今の悩みは無意味な我慢大会に参加してしまった悩みなのよ。

例えば、受験勉強をしなければならないのに、勉強がちょっとだけつらくて、勉強しないで、遊びまわっている人の心境なんだわ。

その状態がある程度つづいてきて、別に誰も何もいわないし、ま、いいかと言う気持ちと、勉強しなくちゃという気持ちがないまぜになってしまい、今さら勉強することも、なんだか敷居が高くなってしまったのよ。

この対処法は結構簡単なのよ。以下の結論を読んでみてね。

 

ダメ人間はどうしたらいいか(結論)

自分を特別視しない

人間は、他人になれない。

 

このことが、どうしても自分を特別視してしまう原因だと思います。

 

だから、自分にはいつか自分にしかできないことだとか、自分にあったやり方とかを見出すことができるはずだと信じたりしています。

 

しかし、仮にここに10人、そう思っている人がいて、他の人からみたらみんな似たような人にしか見えなかったりした場合、おそらく事実は、その他の人の眼が正しいわけです。

 

そうなると、これは、とても滑稽なことではないでしょうか。

 

まずは、自分を特別な存在であると考えないことです。

 

身体が、おおむね同じような身長、体重であるのと同じように、考えることだって同じようなことなのです。

 

これに早く気づいた人こそ以下の習慣の確立の重要性がわかると思います。

習慣の確立

なにか自分でもできることを見つけたら、それを習慣化しましょう。

 

例えば、ギターをうまく弾けるようになりたいと思ったなら、毎朝1時間はみっちり練習するとか決め、習慣化するのです。

 

歯磨きですら面倒で習慣化できない人もいると思いますが、多少やる気がない日でも、習慣として、必ず練習する。

 

そうしていくうちに、ギターもおのずと弾けるようになり、欲も生まれ、少しずつ変わっていくのです。

 

もしあなたが、パチンコ依存症であったとして、パチンコが打ちたいなら無理にやめないで、続ければいいのです。

 

ただし、ギターの練習も必ず続けます。

 

これを継続さえすれば、いずれは、パチンコにさほど興味をもてなくなり、パチンコ店から足が遠のくようになります。

 

つまり、気づいたら、あなたはダメ人間でなくなっています。

 

習慣の力、これを信じて、すべてをゆだねましょう。

 

3カ月も続ければ、あなたは全くこれまでと別なフィールドに立っていることに気づくと思います。

 

これが、わたしの考える、ダメ人間はどうしたらいいかということについての対処法です。

 

20220221 by okkochaan