ときどき、無性におこげが食べたくなることありませんか?
そう思って調べてみたら、おこげは普通の炊飯器で簡単にできるんですね。
おこげって、要は鍋の性能が悪くて焦げてしまっただけでしょって子供のころ思ったことを覚えていますが、生意気で考えが浅い子供だったなと今では思います。
僕は決して健康オタクではないので、ウンチクを語る資格はないですが、おこげには、単に味わいの良さだけでなく栄養素としての意味もあるらしいです。
いや、そんなことはどうでも良くて、ともかく無性におこげが食べたい、どこか岩手あたりの古民家に行って、川魚の塩焼きや山菜といっしょに古い土釜で炊いたおこげつきのご飯が食べたいとか夢みたいなことを思っています。
すると亡くなった母が登場し、事実は、母は料理が超下手で、そんな味わいのあるおこげなど作れず、単に炊飯器の性能が悪いためにおこげが偶然できたというのが事実に近い気がしますが、おこげの独特の匂いの記憶までよみがえってきました。
そういえば、母は耳かきがとても上手で、小さい頃は膝枕で耳かきをしてくれました。ひところ耳かきサロンがはやっていましたが、僕と同じくどうしようもないオヤジが世の中にはたくさんいるのです。
おこげと耳かき、一見、全く違うことのようですが、僕は無条件で耳かきの上手な女性に魅かれるし、なぜかおこげの匂いから耳かきを連想してしまいます。
もう、あんな無条件に守られている感覚を味わうことはないのかなと思うと、すごくさびしくなります。
おこげ、膝枕での耳かき、無限に思えた時間、いろいろなことが頭をよぎり、コロナが落ち着いたら、それに近いところを探して旅にでたいと思います。
でも、僕はめんどくさがりだし、第一、お金も時間もないから、そんなことはしないだろうから、コロナのせいにしているだけかもしれません。
せめて、おこげを簡単に人為的に作ってみたいと思って、おこげを普通の炊飯器で簡単に作る方法を調べてみたら、あまりにも簡単すぎる、「コロンブスの卵」みたいな方法がわかったので、早速試してみたいと思っています。
その、あまりにも簡単な方法は、炊飯器でご飯が炊けたら、再度、炊飯器のスイッチを入れて、3分~5分置けばいいだけだったのです!
これは、猿の惑星のラストシーンで埋もれた自由の女神像がでてくる、猿の惑星は実は未来の地球だったわかったのと同じレベルのショックを僕に与えました。
考えてみたら当たり前なことのようにも思え、自分の馬鹿さ加減にあきれました。
ということで、もしおこげが食べたくなったら、ぜひこの方法を試してみてください。
また本格的に、ちゃんとしたおこげのご飯をつくりたいと思ったら、以下の記事が、すごく丁寧に説明してあり、参考になりました。
恥ずかしながら、僕はお米をといで水に長く浸してはいけないと思っていたのですが、その単純な間違いも教えてくれました。
それと、今回、白米でおこげを作ることを想定して書いていますが、良く考えてみると、そもそも、その白米の質は問題だし、避けてはいけないと思っています。
よくお米の良しあしはご飯が冷めたときにわかるといいます。
またおこげ好きならば、まず間違いなく、そのいとこみたいな焼きおにぎりが好きですよね。
どこかで書いたような気がするのですが、僕は、焼きおにぎりで家族間に深刻なトラブルが起こったことがあります。
焼きおにぎりはあまったご飯で作ることが多いと思いますが、焼きおにぎりに限らず、良いお米は冷えてもおいしいものです。
それにしても、あの醤油の焦げた香ばしい匂いとか、たまりませんね。
昔、頻繁にキャンプをしていたことがあるのですが、ご飯があまったら必ず残り火で焼きおにぎりを作って食べていました。
ご飯を飯盒で炊くと、結構な確率でおこげができるのですが、そのおいしかったこと。本当にお米だけで幸せと感じました。
で、その焼きおにぎりが原因のトラブルですが、こんな状況を想像してみてください。
あなたが小腹がすいて台所に行ってみたら、テーブルの上に焼きおにぎりが二個お皿にのっていて、ざるでちゃんと虫よけもされているものを発見したら、あなたはそれを食べないでいられるでしょうか?
僕は、それを食べてしまった姉を責める気にはどうしてもならないのですが、その焼きおにぎりは、妻が僕のために作っておいてくれたものだったのです。
結局、それが原因で深刻なトラブルになったのです。
なので、もしもよくわからない焼きおにぎりがあったら、しっかり確認してから食べることを、僕は、本気で強くお勧めします。
また戻ります。
おこげと焼きおにぎりとくると、米の質が問題であるという話をしかけていました。
もちろん、安いブレンド米でも、僕は、おいしくいただくことが出来ますし、少しだけ砂糖を入れて炊くと、お米が光ってすばらしいお米にみえるという裏技もあります。
でも、正直言って、米と言うのは、本当はどこでどう作られているのか、謎が多いと思っています。
ある農家で、まったく違う県の名前が入った米袋に入れて出荷しているのを、そう遠くない昔に目撃したこともあります。
そうなると、少なくとも身元の確かな米を食べたいときには、いったいどうすればいいのでしょうか。
これは信頼の問題しか頼るところがないので、信頼できるお米屋さんで買うことしかないと思います。
幸いなことに、僕の場合は、親戚の農家で作っている米を買っているので、実はこの問題はほぼありません。
たまに浮気して、他の米も食べてみたくなったり、安さにつられて買ってしまったりしますが、いつも親戚の農家の米に戻っています。
実際に田んぼも見ているし、子供のころからずっと変わらない味であり、米の評価としても、一級品です。
なので、スーパーで買うことが普通になっている方は、ぜひ一度、通販でお米屋や雑穀を購入することを検討なさるとよいと思います。
僕がお勧めするお米屋さんについては、以下の記事で紹介していますので、興味あればご覧ください。
国産のお米や雑穀の優良店を探してみた【主食を真剣に考えてみよう】
もし、自分の毎日食べているお米に自信があれば、自分の健康にも活力にも大きく影響するだろうと僕は思っています。
お米を買うには、まずは、信頼できるお米屋を見つけてみましょう。
昔は、どの町でも必ずお米屋さんがありましたが、今は違います。
主食でありながら、こうした不安定な状態でお米を購入することを一度は疑ってみてください。
そして、おいしいお米で作ったおこげは、さらにおいしいに違いありません。
20210716 by okkochaan