寒い季節になると、そこそこ湿度があっても風呂に入る前に服を脱ぐときにパチパチとなったりして、また静電気の季節が来たなと思います。
僕は、かつては静電気恐怖症と言ってもいいくらい、静電気を恐れていました。
でもここ数年間は、静電気の対策、特に原因となる体質改善を行うことで、静電気が起きても衣服を脱ぐときに軽くパチパチなる程度になりました。
静電気は帯電しやすい体質のためと考えている方も多いと思います。
僕もそう考えていましたが、ちょっとした工夫で静電気の嫌なバチッと音と火花と痛みが突然くるショックを味わわなくてすむようになります。
ここでは、静電気の原因と具体的な対策とか体質改善とかを僕自身が実践してきたことをベースに書きます。
もちろん静電気は個人差がかなりありますが、静電気という自然現象は一つですので共通する場合も多々あると思います。
参考になれば幸いです。
【僕が静電気恐怖症になったわけ】
子供のころは、静電気はおもちゃのようなもので、発泡スチロールの粒に帯電させて遊んだりしていました。
しかし、大人になってから、実際に静電気が痛かったり、火花さえ見えたりすることに気づき、僕は恐怖症になってしまいました。
当時は仕事のために鉄製の通信機器に触れざるを得ず、寒い朝など頻繁に静電気のショックを受けましたが、そこは仕事なのでなんとか乗り越えていました。
しかし、遅まきながら20代後半に自動車免許を取りに学校にいって自動車に乗るようになってから静電気がひどくなりました。
自動車学校なので、静電気が怖いとも言えず、手袋もできずで運転のことより乗り降りの時、特にドアの開閉の時が恐怖でした。
この車の静電気がひどかったのは、おそらく僕が自動車の運転で緊張してストレスを感じていたので、帯電しやすかったのだと思います。
本当にひどい時は、車からおりて地面に足をつけると足がパチッとくることすらあったのです。
それからドアノブの金属とかATMの画面をタッチするのも怖かったのです。
また人と手が触れることでパチッとくることも多くありました。
そのため、買い物をして小銭やレシートをお店の方が渡す時が恐怖で、パチッときた瞬間に落としてしまったこともあるし、恐怖のためにしたのトレイにおいてくれと頼んだこともあるほどです。
僕は自分が電気人間ででもあるかのように、自分の体質が特異なものだと考えるようになってしまいました。
しかし、大の大人の男が静電気が怖いとはなかなか恥ずかしくて言えませんので、人知れず悩んでいました。
しかし、その後、静電気の発生はほとんどの場合、先天的な体質ではなく、後天的な体質とか生活習慣とかが原因であることがわかりました。
【静電気の原因を簡単に説明します】
静電気は全く特別なものではなく、電位差があればそこに電気が流れるということにすぎません。
大きな目に見える静電気は、雷です。
ただ、静電気が冬になると発生しやすくなる理由もはっきりしています。
冬は湿度が低くなるために、伝導体である水分が不足して皮膚が乾燥してしまいます。
気温が低いので汗もかきにくくなるし、スポーツやサウナとかで汗をでやすくしていれば少しは発汗して電気が空中に放電していきますが、そうでないと、衣服も多く着ることから体は帯電しやすくなるのです。
また後天的な体質の問題もあります。
これは簡単に言えばメタボ体質の方は静電気がたまりやすいのです。
どういうことかというと、メタボ体質の方は血液がどろどろになりやすく、反対にサラサラの血液の方は血流からイオンが発生し静電気の発生を防いでくれるからです。
同じ理由からタバコもよくありません。
ただ体質改善はすぐにはできませんので、僕が、当面の応急処置としてパチッというあの嫌なショックを防いだ方法を書きます。
【僕の静電気対策】
根本的な解決にはメタボ体質の改善に尽きるのですが、ここではそれには触れません。
より具体的に、僕が自分で勝手に考えて行っていた方法ですが、結果的に静電気が発生しなくなりましたし、あとで調べると理にかなっていた方法です。
車の運転から静電気の恐怖が始まったので、僕はしばらくの間、運転用の手袋をして運転していました。
もちろん指先まで覆うタイプのもので、安い軍手を最も使ったと思います。
しかし手袋は静電気の衝撃を和らげはしますが、防ぐことはできませんでした。
ただ季節もあったとは思うのですが、運転に慣れるにしたがって静電気の発生が少なくなってきました。
そして、僕は手袋の代わりにハンカチを使うようになりました。
結果的にはこれが最も効果があり、会社のドアもハンカチで必ず触れるようにしていたのですが、これはハンカチ王子じゃないですが、女性になぜかうけていました。
本当はドアノブを素手でさわるのが怖いだけなのに、好感をもってみられたのです。
またハンカチですが、静電気防止の観点から理想を言えば、おしぼりがベストです。それも濡れた状態でのおしぼりです。
静電気は皮膚が乾燥していると対外に放電しずらいので、濡れたハンカチで手をふくだけでも効果は絶大なのです。
また、おしぼりがなければ、キッチン用の木綿の小さなタオルがいいです。
ハンカチに関しては、僕は今でも、おしぼりかキッチン用のタオルを使っています。
いろんな意味で、使い慣れると他のハンカチを使う気がしなくなりますし、安いし、いいことばかりです。
ハンカチは乾燥した状態であっても、手でふれることで電気をある程度は逃してくれるようで、こうしてハンカチを使い始めてから実はパチッと来たことがなく、何年もあの嫌な静電気を味わっていません。
また大きな金属(シャッターとか)に触れる時は、体全体をシャッターにもたれかけて電気を逃がしてから触れればパチッときません。
それと触れる時は手のひら全体で触れるようにし、指先だけとかでは触れないようにします。
恐怖からこれは逆になりがちですが、火花が飛びづらい形を考えると指先だけより手のひら全体のほうが火花になりませんよね。
空気が乾燥していたりする場合は水道で手を洗い、ついでにハンカチを少し濡らしておきます。
また水をよく飲むことで発汗を多少でもうながしたり、血液の水分を減らさないようにすることができます。
また、キーホルダーとかリストバンドのようなもので静電気を防ぐ商品がありますが、僕にはあまり効果がありませんでした。
【まとめ】
静電気を防ぐために重要なことは二つだけです。
・ タオル地のハンカチをいつも持っていること
・ 水分補給をこまめにとること
基本はこれだけで大丈夫です。
そして、血液をサラサラにすることとか禁煙をすることを考えてみてください。
20180110 by okkochaan