転職の相談方法が知りたくて、検索してみても、
出てくるのは転職エージェントへ誘導する記事ばかりと思えてしまい、
思い切って相談する気が起きないことがあるかもしれません。
いろんな情報は入ってくるのですが、
どこかに「自分では無理だ」という
気持ちが起きてしまいます。
それというのも、
今の職場がブラック企業であったり、
精神的な疲労から、うつ病になりかけたり
しているためです。
この問題はどのようにして乗り越えたらいいのでしょうか。
放っておくと重症になるケース
アメリカの古い映画ですが、
「カッコーの巣の上で」という
有名な映画があります。
ざくっとあらすじを書くと、こんな話です。
ジャック・ニコルソン演じる主人公は、
刑務所の強制労働を逃れるために、
精神病をよそおって入院してくる。
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自由を求める彼は、
婦長の決めた病院のルールに
ことごとく反抗する。
⇩
初めは彼の言動を相手にしなかった
患者たちも、
だんだん彼のパワーに引きずられ、
ついてくるようになる。
⇩
婦長は彼を外出できなくする。
⇩
ある夜、彼は女友達を連れ込んで、
患者たちと乱痴気パーティーをする。
⇩
彼が可愛がっていたビリーが
女と付き合ったことがないこと、
その女友達を好いていることを知る。
⇩
彼は、女友達に頼み、
ビリーは彼女と一緒に
部屋に消える。
⇩
翌朝、婦長から厳しく叱責されたビリーは、
母親に報告すると告げられるが、
それは、ビリーが最も恐れていたことであった。
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ビリーは自殺する。
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怒った彼は、婦長を絞め殺そうとする。
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彼は、ロボトミー(前頭葉白質を切除する手術)
をされる。
⇩
手術後戻った彼は、話すことも、
考えることもできない人間になってしまう。
⇩
患者であるチーフは身を守るために、
話せないフリをしていたのだが、
もどった彼の変わり果てた姿をみて、
彼の為に、静かに彼の首を絞める。
⇩
チーフは自由の身になり、
森のなかに走っていくシーンで終わる。
ながながとすみません。
ただ、これには理由があって、
僕は、特にブラック企業に勤めていて、
転職したいのに抜け出せない状況に
おちいった状況は、まさに
この映画の通りだと思うのです。
おとなしく能力の高いあなたは、
おそらく会社では、
この映画の主人公のような
動きはしていないと思います。
あなたは、この映画の救いである、
チーフにならなければならない、
今は、話せないフリをしていても、
時が来たら、
抜け出さなければならないのです。
ビリーにも主人公にもなってはいけません。
転職を決意する
あなたは、
深夜ひとりで誰にも邪魔をされない環境で、
自分がこの病院(会社)から脱出(転職)
することを決意しなければなりません。
この決意ができないばかりに、
手遅れになり、過労死したり、
自殺したりしてしまうのです。
ある領域を超えてしまうと、
正常な判断ができなくなり、
なにひとつ行動ができなくなります。
そして、こんなことも信じてしまったりします。
<信じちゃいけない転職アドバイス>
・石の上にも3年だから辞めるな
・お前はどこの会社でも通じない
・世間より月給高いほうだよ
・転職しすぎると履歴書に傷が付く
・残業代をもらえるだけ幸せだと思え
・お前なんか雇ってくれないぞ
・転職すればするほど月給下がるぞ
・俺が1番お前のことを考えてる— とっとこランサー@伝える人 (@Tottokolancer) 2018年12月14日
またこんな状況にもなります。
転職したいけど面接苦手だったり、書類準備する気力すら無くて、とにかく今現在そのコストを支払えないから転職しない事のデメリットを受け続けてる人間は一定数いて、彼ら向けに「超楽な転職サービス」は需要あると思ってる。
— 麦倉くん (@mugitya38) 2018年12月17日
これが、一番恐ろしいことなのです。
また、考えると言っても、
堂々巡りの考えをしていても
何もすすみません。
マインドマップを書いてみるとか、
ブログを書いてみるとか、
実際に手を動かして、
自分の考えを形にしてみましょう。
そこは、絶対に手を抜かず、
なんとか力を振り絞って
やりとげましょう。
そして、結論が転職であれば、
そこからは迷いなく行動するのみです。
転職を相談する
転職を決意したあなたは、
自分の思考プロセスの記録が自信となり、
それをベースに3人の相手に相談してみましょう。
この3人は、知らない人がいいと思います。
同僚は、どんなに信頼できると思っている人でも、
転職の意向が会社にもれる可能性があります。
ブラック企業ならこれは当然、
危険な行為となります。
それに、
あなたの転職への決意はすでに決まっているので、
よけいな雑音を生むだけです。
同様に、家族にもだまって進めた方がベターだと思います。
家族は心配してくれると思いますが、
状況を把握はできないし、
余計な心配をさせるだけだからです。
そうなると、転職エージェントとか
職安とかになると思います。
あなたは、一気に相談先の候補を
ピックアップし、その中から、
3つの相談先を決めてください。
僕は3つがベストと思いますが、
その理由は、たくさん相談すれば
良いというものではないし、
1つだけでも駄目だと思うからです。
なるべく早く、3人の違う相手と相談し、
聞くべき質問をあらかじめピックアップし、
ぶつけてみます。
そこから3人の共通する意見を吸い上げます。
例えば、以下のような質問内容になるかと思います。
・自分の転職理由は次の就職先に受け入れられるものなのか。
・自分の希望職種への転職は可能なのか。
・自分の適職として他にどのようなものがあるのか。
・自分の希望待遇に合致する求人はどの程度あるのか。
なお、これらの問いにあまり対応されなかった場合は、
補欠の相談候補を格上げし、合計3人と相談するようにします。
また、僕が推奨しているツイッターを使った転職活動も
候補として取り入れてみてください。
twitterでの転職を戦略的に狙って行こう(現状と具体的戦略)
ツイッターは、不特定多数の方からアドバイスを
いただける可能性が高いです。
(そういえば、電通の高橋まつりさんも、
うつ病になって、以前のバイト先の先輩から
ツイッターを勧められ発信していましたが、
脱出しようとしなかったのが残念です。)
この場合、ツイッターを3人のうちの1人とカウントします。
また、ブログを書くことで、精神的な落ち着きとか、
自分を見直すことができますので、
いいことばかりです。
あなたが、自分に正直になり、
本当にあなたが望んでいることが
実現されることを願っています。
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20181220 by okkochaan