派遣社員と正社員の違い

人材派遣のおもしろ話として、派遣社員と正社員の違いを取り上げてみます。

 

しかし、この話、まともに取り上げると、つまらない話にしかなりません。

 

もし、身分上の事や福利厚生、安定性などを比べたいのであれば、この記事を読む必要はありません。

 

それを書いている記事はWeb上に多数ありますので、そちらをご覧ください。

 

ここでは、なぜその話がつまらないかについて、また社会にはびこる偏見とか、自立し価値を創造することなどについて書きます。

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派遣社員と正社員の違いの話はなぜつまらないのか

派遣社員と正社員の違いの話に僕が興味をもてないのは、この話には、予定調和的に正社員の方が上であるという考えが潜んでいるからです。

 

多くの方は、職業に貴賤はないとか、人間の価値は社会的地位では決まらないとか教えられています。

 

しかし、日本には、いまだに部落問題も厳然として存在するし、ヘイト発言の何が悪いのかを全く理解していない人たちが存在します。

 

もし、あなたが派遣社員であって、そうした差別的な扱いを受けることに神経質になっているとしたら、気にしないことです。

 

それは、時間の無駄であるし、人間が偏見から自由になることは普通に考える以上に困難なことなので、偏見を正すなどと考えないほうがいいと思うからです。

 

派遣社員が正社員になりたい理由

派遣社員が正社員になりたい理由としては、収入、社会的地位、安定などの要素が考えられます。

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

収入: 一流企業に入りたい主な理由は、高い収入が得られるからです。

成長する企業はいつでも優秀な人材を求めていますが、それには高い給与を支払うことは必須条件です。

ところが、派遣社員の場合は、企業にとっては人件費ではなく、外注費になりますから、出来るだけ安くしようという力が働きます。

つまり、社員の給与は高い方に向かい、派遣社員の給与は抑えられるので、その格差は大きなものになりがちです。

派遣社員が正社員になりたい理由のひとつである収入は、おそらく一番の理由ではないでしょうか。

 

社会的地位:社会的地位は社会的信用と同じ意味があります。

例えば、クレジットカードを作るにしても、審査段階で、正社員と派遣社員とでは限度額などの差が生じるかもしれません。

同じ会社で同じような仕事をしていたとしても、正社員と派遣社員とでは、この部分で差がついてしまいます。

また、男性側に多いかもしれませんが、結婚する場合に相手のご両親に派遣社員であると言えないために、正社員になってからにしたいということもあるかもしれません。

 

安定:最近は、社員といえども、会社の倒産、吸収合併、事業部の閉鎖、リストラなど不安定な要素が多々あります。

またAIに置き換わる仕事も、たくさんあります。

むしろ、人間でなくてはダメと言い切れる仕事のほうがはるかに少ないだろうと思います。

AIより前は機械に奪われた仕事がありますが、身近なものでは、バスの車掌さんとか、駅の改札の切符切りの仕事などがあります。

しかし、それにもかかわらず、社員の場合は、むやみにクビに出来ないことから、期間が限定された派遣社員よりは安定します。

 

派遣社員への偏見

ここで、派遣社員が就業先で正社員になる場合を想定して、どのような偏見が働くかをみてみましょう。

 

正社員のなかには、滑稽なぐらい正社員であることにプライドを持っている人が一定数いると思えます。

 

そうした方々は、仕事も出来ない場合がほとんどで、ただステイタスとして正社員であることを有難がっており、企業にとってはお荷物でしかありません。

 

ですが、あなたが正社員になるのを、内心、快く思っていないのは、こうした人たちです。

 

(もちろん、表面はどこまでも「良い人」のふりをしています。

 

これまで、無意識に下に見ていたあなたが、同等あるいは上司になるかもしれないことに納得がいかないのでしょう。

 

もちろん、彼らにしても、全く根拠なくプライドを持っているわけではありません。

 

それまで、真面目に受験勉強をして大学に入り、就職でも競争者を蹴落として入社しているわけなので、入社してから全く功績がなかったとしても、本人は「資格がある」と考えているからです。

 

それが、派遣で、ちょっと来て、ちょっとばかりいい仕事をして評価されたとか、2~3年働いたという理由だけで「簡単に」正社員になれることが許せないのです。

 

僕のアドバイスとしては、社員になったからには、こうしたお荷物の方にも働いてもらうように上手く付き合うとか、反感を買わない程度に距離をもって付き合えばよいかと思います。

 

スキルワーカーになろう

常に革新的でイノベーター精神に富んでいる企業とか経営者は、「あなたしか出来ない仕事をしよう」ということを言っているかもしれません。

 

なにも、発明をしようということではありません。

 

何でもない仕事をするにしても、ひと手工夫があるのと何も考えず義務として仕方なくやっているのとでは、その場では同じ結果にしかみえなくても、仕事の質が全く違うので、いずれは大きな差になるということです。

 

AIとかブロックチェーンとかが日常的に当たり前になれば、何も考えず漫然と仕事をしている人はいらない人になります。

 

そうならないように、本当の意味でその組織で必要な人にならねばなりません。

 

それこそがスキルワーカーなのです。

 

究極の話

究極を言えば、スキルワーカーであれば、社員だろうが派遣社員だろうが、全く関係ありません。

 

派遣社員であるがゆえに、給与その他の条件が低くても、仕事にやりがいがあれば、少し様子を見てください。

 

もし、あなたの価値を認めて貰えないことがはっきりしたら、その会社を去ればよいだけの話です。

 

雇用形態にこだわる日本社会が、もしこのままタテ型社会で変わらないのであれば、それは社会が衰退することを意味します。

 

その時は、日本を去ればよいだけのことです。

 

あなたが真のスキルワーカーであれば、活躍できる場所は、必ずあるし、自分で仕事を始めてもいいわけですから。

 

*スキルワーカーを目指すあなたは、下記の記事も参考になるかもしれません。

仕事が速い人と思われるためのたった一つの習慣

人材派遣のおもしろ話(営業が絶対言ってはいけない言葉)【営業列伝 Sさん】

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

20180918 by okkochaan